◆空港検疫 空港から遠く離れた横須賀市のホテルが指定待機場所であると判明
19日に東京国際(羽田)着で米国から入国した米軍関係者が、空港検疫のPCR検査結果判明前に横須賀市の民間宿泊施設に移動していた問題で、横須賀市は22日、当該施設が日本政府の許容の下で、PCR検査の結果判明前の待機場所として使用されていたと発表しました。
空港検疫でのPCR検査結果判明前は、 自宅、空港内スペース、検疫所が指定した施設等に滞在する必要があり、自分で手配した不特定多数の人が利用する宿泊施設に滞在することができません。
横須賀市は22日、当該民間宿泊施設が、「日本政府の許容の下で、PCR検査の結果判明前の待機場所として使用されていた」と発表。問題が起こるまで、国から市には、指定していることの情報提供はなかったとしています。横須賀市は、不特定多数が利用する施設に陽性者が滞在する恐れがある点を問題視しています。
横須賀市までは、一番近い羽田空港からでも1時間かかります。空港のある東京都内でもない同市の施設が待機場所になっていることが判明したことで、入国者が長距離移動する可能性があることが浮き彫りになりました(武漢チャーターの人たちも千葉や埼玉の施設でしたが、、、)。
なお、検疫所が指定した施設等は、通常は検疫が借り上げて検疫が運営しているため、通常は検疫が用意した専用車両で移動することになっています。今回の米軍関係者は、なぜか米軍専用車両で移動しています。このため、当該施設は、自宅と同様の扱いなのか、検疫管理施設なのか、微妙な施設のように見えます。仮に米軍に対して特別に弾力運用しているのだとすると、全国の米軍基地周辺でも同様の施設がある可能性があり、大きな問題になる可能性が出てきています。
■新型コロナウイルスに関する横須賀市長メッセージ(横須賀市公式サイト)
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/0520/sityou_message.html
■空港検疫 罹患率ジリジリ上昇0.38%突破、19日着も二桁感染 7月20日発表分(7月21日配信記事)
http://johokotu.seesaa.net/article/476427501.html
2020年07月23日
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