◆空港検疫 居住地千葉県は滞在地として記載の可能性、6月中旬以降交代船員の一時滞在増加?
川崎市は24日、6月28日と7月7日に成田国際空港(成田空港)から入国した国外居住者(船員)3人が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に再感染したと発表しました。
再感染したのは、国外居住者(船員)3人。2人は6月28日、1人は7月7日に成田から入国し、空港検疫で陽性だったとしています。
3人は、7月15日までに入院先から退院していますが、20日に再陽性が発覚し、23日に再発と診断されたとしています。
各種報道では、さらに情報が出ており、3人はインド国籍で、20日の検査は、帰国するための再検査だったことが明らかになっています。
空港検疫での陽性者の詳細発表では、6月28日成田着では309例目と310例目、7月7日成田着では345例目が該当しています。
川崎市からは、居住地は国外と発表されていますが、空港検疫発表での居住地はいずれも千葉県在住者となっています。
報道によるとインド国籍の船員とのことで、空港検疫発表の千葉県というのは、居住地ではなく、日本での滞在地のことを指している可能性が非常に高い模様です。居住地については、これまでに外国名を出している人もいます。滞在地記載の場合、居住地ではないので、虚偽記載ともとれる状況になってしまっています。
現在、入国を許可されているのは、日本国籍者か、特別に滞在を許可されている外国籍者(日本人の配偶者など)ですが、日本発の船舶の交代要員が一時入国している事例が出ています。例えば、6月10日発表分の225例目(6月9日中国から入国・居住地非公表)は、中国人船員16人の1人であることが分かっており、陰性だった船員15人は、14日間の隔離はせずに、6月12日に国外へ出港しています。
今回の船員も同様のケースとみられ、元々14日間も日本に滞在する予定でなかった可能性が出ています。
6月中旬以降、千葉県在住者の感染確認が異常に増えていますが、これら船員による一時滞在者が増えている可能性が出てきています。
■新型コロナウイルス感染症患者の発生について(川崎市公式サイト)
http://www.city.kawasaki.jp/350/cmsfiles/contents/0000115/115886/0724.pdf
■神奈川 新たに28人の感染確認 県内計2186人 新型コロナ(NHK公式サイト)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200724/k10012531311000.html
2020年07月25日
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