2020年07月26日

検疫結果分析7月3_高水準続く

◆空港検疫結果分析(週間別)7月3週目 罹患率若干下がるも高水準、引き続き0.6%超え

空港検疫 緊急事態宣言 状態!
外務省も全世界レベル2(不要不急の渡航は止めてください。)以上に指定中
入国の再検討をおススメします


4月3日に入国者に対するPCR検査の全員実施が始まって3か月半過ぎました。
7月3週目(7月17日〜7月23日)は、検査対象数(≒入国者数)9,388人中、感染者数64人、罹患率0.681%(推定値)で、感染者数、罹患率は若干下がりましたが、高水準のままとなっています。


■感染者数・罹患率ともに最悪
7月3週目は、1日平均1,341人が検査(≒入国)しました。7月に入ってから便数がかなり増加していますが、この一週間は、検査人数がかなり減っています。感染拡大の状況を見て再入国を諦めた人が多くなったということでしょうか。
陽性者も若干減って一週間で64人。罹患率も若干減って0.681%(推定値)となりました。
高水準であることは変わらず、空港検疫は、完全に「緊急事態宣言」状態です。

■パキスタン・女性・団体激減、千葉が急増
[空港別] 64人中羽田20人で増加傾向、中部も連続確認
 成田国際がダントツで多い状況は変わりません。便の増加に伴ってか、東京国際での確認がかなり増えてきています。
 中部国際はマニラ線週2便ですが、連続確認が続いています。
[男女別] 64人中男性44人と女性の2倍超え
 男性が急増し、女性の2倍を超えています。女性が減ったせいか団体感染も減少傾向です。
[年齢別] 10代以下はたった1人、20代に集中
 10歳未満と10代が合わせて1人のみと激減しています。
 代わりに20代に集中しています。
[渡航元](非公表を除いた)53人中フィリピン33人・パキスタン1人
 フィリピンからの入国者の感染確認が止まらない状況です。中部国際着の確認は全てマニラ便搭乗者です。
 5月下旬から増加してきたパキスタンが1人のみと激減しています。
 非公表となっている11人のうち、1人が米国(455例目・横須賀市発表)からの入国であることが判明しています。また、1人が米国(450例目?・福生市発表)と推定されています。
[居住地](非公表を除いた)54人中千葉23人・北海道や沖縄も確認
 関東地方が37人と急増が続いています。千葉県の激増が続いていますが、在住ではなく一時入国の滞在地の可能性が出ています。
 非公表となっている10人のうち、1人が東京都滞在(450例目?・福生市発表)と推定されています。
[その他] 有症状者が4人も確認
・イギリス、インドネシア、フィリピン、トルコからの入国者計4人もの有症状者が確認されています。完全に増加傾向です。
・米軍関係者の感染が3人確認されています。このうち1人(455例目)は結果待機中に、米軍専用車両で移動し横須賀市のホテルに入ったことで問題視されましたが、当該ホテルが市にも伝えられずに指定待機場所されていたことが判明しています。

■空港検疫での感染確認 週間別の傾向(検査対象人数が推定値)
4/03-4/09:検査対象10,010人(1,430人/日) 感染34人=罹患率0.339%
4/10-4/16:検査対象 7,375人(1,053人/日) 感染16人=罹患率0.216%
4/17-4/23:検査対象 4,480人( 640人/日) 感染 8人=罹患率0.178%
4/24-4/30:検査対象 4,744人( 677人/日) 感染13人=罹患率0.274%
5/01-5/07:検査対象 3,861人( 551人/日) 感染 5人=罹患率0.129%
5/08-5/14:検査対象 4,130人( 590人/日) 感染 5人=罹患率0.121%
5/15-5/21:検査対象 3,948人( 564人/日) 感染 3人=罹患率0.075%
5/22-5/28:検査対象 3,988人( 569人/日) 感染23人=罹患率0.576%
5/29-6/04:検査対象 5,869人( 838人/日) 感染20人=罹患率0.340%
6/05-6/11:検査対象 6,081人( 868人/日) 感染29人=罹患率0.476%
6/12-6/18:検査対象 6,788人( 969人/日) 感染41人=罹患率0.604%
6/19-6/25:検査対象 7,677人(1,096人/日) 感染30人=罹患率0.390%
6/26-7/02:検査対象 9,458人(1,351人/日) 感染20人=罹患率0.211%
7/03-7/09:検査対象10,800人(1,542人/日) 感染41人=罹患率0.379%
7/10-7/16:検査対象 9,702人(1,386人/日) 感染76人=罹患率0.783%
7/17-7/23:検査対象 9,388人(1,341人/日) 感染64人=罹患率0.681%
 [空港別] 成田36・羽田20・中部3・関空5
 [男女別] 男44・女20
 [年代別] 10代下1・20代25・30代13・40代14・50代9・60代2・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン33・インドネシア1・パキスタン1・インド4・
     イラン1・タジキスタン1・トルコ1・スウェーデン1・
     デンマーク1・英国1・カメルーン1・米国3・ペルー4・非公表11
 [居住地] 北海道2・群馬1・茨城1・埼玉2・千葉23・東京7・神奈川3・
     長野1・愛知3・三重4・京都1・大阪3・兵庫2・沖縄1・非公表10
 17日10、18日6、19日15、20日12、21日9、22日10、23日2=64


※検査対象数は、何月何日着が何人という発表ではなく、2日遅れで集計発表していると思われる数値しか公表されていません。毎日更新されているので、それほど大きくブレることはないと思いますが、確実に何月何日到着分の数値かは不明です。推定値に近い数値として捉えてください。


前週(7月第3週)の詳細 http://johokotu.seesaa.net/article/476375206.html
ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 02:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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