2020年07月30日

3国際空港_6月4.9万人出入国

■民営3国際空港 6月運用状況を発表、国際線旅客便は中部も加わり出入国4万9千人強

成田国際空港(成田)、中部国際空港(中部)と、関西国際空港(関空)を運営する関西エアポートの民営3国際空港は、30日までに6月の運用状況(速報値)を発表しました。国際線旅客便の出入国者は4万9千人強となりました。

いずれの空港も、旅客便の発着回数・旅客数が大幅に減っている一方で、貨物便の発着回数は増えている状況だとしています。

旅客便だけで確認すると、
成田は、発着回数は国際線2,304回(前年同月比15%)、国内線680回(同16%)、旅客数は国際線76,888人(同3%/うち通過客34,254人)、国内線65,371人(同11%)でした。
中部は、発着回数は国際線7回(前年同月比 0%)、国内線1,665回(同32%)、旅客数は国際線500人(同 0%/うち通過客0人)、国内線88,613人(同16%)でした。
関空は、発着回数は国際線279回(前年同月比2%)、国内線957回(同25%)、旅客数は国際線6,432人(同0.3%/うち通過客536人)、国内線74,251人(同13%)でした。

3空港とも過去最低の月間旅客数を更新した5月よりも増加しています。
中部で国際線旅客便が再開され、旅客数が記録されました。全員が外国人旅客です。中部はフィリピン航空によるマニラ便のみの再開ですが、日本人が1人もいないのは異様です。フィリピン便は日本航空とANAは成田便などを運航継続しており、ここまで危機になると、皆自国の航空会社を選ぶということでしょうか。

国際線旅客数は、中部国際は前年同月比は出ず、関空は前年同月比を整数で表すことができない状態。成田も前年同月比3%と、どこも壊滅的な状況でした。

対象国からの入国者の全員検査も行われています。
6月中国際線旅客便は、成田、中部、関空と、東京国際(羽田)、福岡のみで確認されています。
成田は通過客が3.4万人おり、3空港合わせた出入国者数は49,030人でした。出入国者数の半数が入国だとすると、2万5千人ほどの入国があったとみられます。PCR検査を受けた人数は明確になっており、羽田、福岡もあわせて6月は30,250人でしたから、対象外の国からの入国が結構多いとみられる結果となっています。

※6月に国際線旅客便が運航された空港のうち、羽田は2か月遅れでの発表、福岡は発表をしていないため、今月末時点でわかる数値は上記のもののみとなっています。空港検疫の結果と細かく比較するにはもう1か月の時間が必要そうです。

空港の運用状況(成田国際空港公式サイト)
https://www.naa.jp/jp/airport/unyou.html
中部国際空港実績一覧[2020年度](中部国際空港公式サイト)
https://www.centrair.jp/assets/doc/corporate/media-center/result/2020results_JP.pdf
関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港 2020年6月利用状況(関西エアポート公式サイト)
http://www.kansai-airports.co.jp/news/2020/2817/J_TrafficReport_June2020.pdf
posted by johokotu at 23:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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