2020年08月10日

比から入国千葉在住異常

◆フィリピンからの入国者の千葉県在住者 異常が明確

推定値が多いので、参考程度に捉えていただきたいですが、、、
フィリピン人や千葉県民への差別的な内容になっている可能性がありますが、敢えて投稿します


日本国内で唯一全員検査が実現している空港検疫で、7月に入ってからフィリピンからの入国者の新型コロナウイルス感染症感染が非常に目立っていましたが、千葉県在住者の多さが非常に異常であることが明らかになりました。

■半数が千葉在住者
7月に感染が確認された渡航元でフィリピンからの入国者は96人でした(非公表は不明)。
このうち、千葉県在住者は43人と半分近くを占める異常事態となっています。
8月は8日到着分まで21人確認されていますが、成田到着(非公表者除く10人)の全員が千葉県在住者という異様な状況です。

フィリピンからの入国者=フィリピン国籍者ではないですが、在留フィリピン人の都道府県別在住地を見ると、愛知、東京、神奈川、埼玉、千葉の順で、千葉は愛知の半分もいません。千葉県は国内全体の6.97%に過ぎません。
にもかかわらず、入国者の半数が千葉県在住とは異常過ぎます。

■男性が異常に多い
7月で見ると、フィリピンからの入国者は男74人:女22人で、7月の入国者全体の比率に近くなっています。ところが、千葉県在住者だけで見ると、男40人:女3人と男性比率が異常に跳ね上がっています。
8月に入ってからも、全国が男17人:女4人に対し、千葉は男9人:女1人と男性比率が高いですね。

在留フィリピン人は、全国が男85,724人・女197,074人、千葉が男5,200人・女14,531人です。女性の方が全国は約2.3倍、千葉は約2.8倍多い人数になっています。
千葉は男性比率が若干高い傾向になりますが、入国者の男女比とはかけ離れています。

ブラジル、パキスタン、米国とこれまで感染確認が急増した国々では、家族の行き来が多く、女性もそれなりに出ていた印象ですが、フィリピン、特に千葉県在住者の場合はそうではないです。男性が多いので、業務目的が多いと推定されます。

■世代は若者シフト
7月で見ると、フィリピンからの入国者の年代比率は、20代と30代が約3割、40代が約2割です。一方、千葉県在住者は20代が約4割で、より若者側の入国が多いと状況で、8月も似たような傾向が出ています。
在留フィリピン人の年代比率では、20代〜50代はそれぞれ約2割で30代が最多となっています。こんな時に渡航しているので10代以下や高齢者の行き来は少ないと思いますが、フィリピンから入国の千葉県在住者は20代が特に多い印象です。

ブラジル、パキスタン、米国とこれまで感染確認が急増した国々では、家族の行き来が多く、10代以下もそれなりに出ていた印象ですが、フィリピン、特に千葉県在住者の場合はそうではないです。20代の若い世代が多いので、業務目的が多いと推定されます。

■船員の通過上陸が多い?
ここまで千葉県だらけだと、入国の際の検疫への申告で、本当の在住地を書いているのかすら疑わしいです。しかし、日本人の配偶者などを除き、8月4日まで外国籍者の入国は米軍以外認められていませんでした。入国できる人は、日本に在住地がある人ばかりでしょうから、偽の在住地を書く必要もないはずです。
(若い世代の業務目的が多いと推定されていることから、特定の会社が千葉県に用意した集合住宅等に集中的に入国させたタコ部屋労働者とか、不法入国とか、日本の在留外国人問題の暗部が出てくるようなものではないですよね、、、。)

乗員上陸はデータが出ている4月と5月にそれぞれ3万人弱おり、航空会社の乗務員などの感染も疑われますが、男性ばかりですし、羽田、中部、関空、福岡着で同様の率ではないため、その可能性は低いと言わざるを得ません。
また、フィリピンの場合、米軍関係者の疑いもあります。実際に沖縄県在住者1人が米軍基地関係者であったことが分かっていますが、千葉県内に米軍基地関係者が集まるような場所はなく、その推定も否定されますね。

このほか、考えられる事例として、5月の入国実績は0人ですが、船員の通過上陸が考えられます。
7月24日の川崎市発表でインド国籍船員3人の陽性が確認されていますが、6月28日に成田空港から入国してすぐに船で海外へ出ようとしていたことが分かっています(結局日本入国時に感染確認のため数週間日本に滞在)。また、6月9日関空着の中国人16人が12日には船で出国(うち1人が入国時に陽性で日本残留)した事例もあります。いずれも通過上陸事例と思われます。
世界の船員のうち4人に1人はフィリピン人とも言われていますから、千葉県在住が多いのは、この事例の可能性が高いのかもしれません。6月以降の通過上陸許可数のデータ公表が待たれるところです。

このあたり、本当の在住地なのかホテル滞在先なのか、特定業界・企業関係者でないのかといったところも確認したいところですが、個人情報的になってしまうので、難しいのでしょう。報道機関の追っかけ報道に期待したいですね。


千葉県は空港検疫で陽性が出た人に関しては、一部の市発表がある場合を除いて、患者発生の発表をしていません。このため、陽性確認前に自宅に戻っているかどうかも全く不明ですし、ほとんどの千葉県民は空港検疫で千葉在住者が大量発生していることには気づいていないでしょう(一部の市は発表しているので、その人数だけだと思われています)。
千葉県民の想定外に千葉県の医療崩壊に繋がらないか、本当に心配な事例です。


なお、細かい国籍は発表されていないので推定でしかないですが、フィリピンからの入国者の感染確認が急増をはじめた6月下旬にフィリピン航空による運航が急増しています(ANAとJALはそれまでもマニラ便は飛んでいます)。
7月は感染確認された入国者のうち外国籍が79.0%を占めています(日本国籍は他国からの入国者も含めて全部で58人しかいませんから、フィリピンからの入国者のうち少なくとも38人は外国籍確定です)。
このため、6月下旬以降フィリピン国籍者の入国が増加しているものと推定されます。

■在留フィリピン人の居住都道府県(2019年12月現在)
 総 数:282,798人
 愛 知:39,339人、東 京:34,509人、神奈川:23,556人
 埼 玉:21,324人、千 葉:19,731人(6.97%)
 静 岡:17,604人、岐 阜:13,513人、茨 城: 9,976人
 大 阪: 9,319人、広 島: 8,140人


■在留フィリピン人の男女比(2019年12月現在)
 全 国:男85,724人:女197,074人 / 千 葉:男5,200人:女14,531人

■在留フィリピン人の年代比(2019年12月現在)
  00歳代 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳以上
全国05.91% 06.67% 20.32% 23.90% 22.50% 17.49% 02.95% 00.25% 00.03%
千葉05.90% 06.23% 15.82% 20.20% 23.39% 24.22% 03.89% 00.31% 00.03%


■フィリピンからの入国者の年代比
7月全国96人(うち千葉43人)
  00歳代 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳以上
全国01.04% 02.08% 31.25% 28.12% 21.87% 13.54% 01.04% 01.04% 0%
千葉0%   02.32% 37.20% 25.58% 20.93% 13.95% 0%   0%   0%
8月全国21人(うち千葉10人)
  00歳代 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳以上
全国0%   0%   19.04% 23.80% 28.57% 23.80% 04.76% 0%   0%
千葉0%   0%   30.00% 20.00% 20.00% 30.00% 0%   0%   0%


在留外国人統計(e-Stat公式サイト)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00250012&tstat=000001018034&cycle=1&year=20190&month=24101212&tclass1=000001060399
posted by johokotu at 16:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: