2020年08月27日

3国際空港_7月6.6万人出入国

■民営3国際空港 7月運用状況を発表、出入国6万6千人

成田国際空港(成田)、中部国際空港(中部/セントレア)と、関西国際空港(関空)を運営する関西エアポートの民営3国際空港は、27日までに7月の運用状況(速報値)を発表しました。国際線旅客便の出入国者は66,509人となりました。

いずれの空港も、旅客便の発着回数・旅客数が大幅に減っている一方、貨物便の発着回数は増えている状況だとしています。

旅客便だけで確認すると、
成田は、発着回数は国際線2,438回(前年同月比15%)、国内線1,982回(同41%)、旅客数は国際線98,619人(同3%/うち通過客41,830人)、国内線193,048人(同28%)でした。
中部は、発着回数は国際線16回(前年同月比 0%)、国内線2,774回(同51%)、旅客数は国際線1,000人(同 0%/うち通過客0人)、国内線168,926人(同29%)でした。
関空は、発着回数は国際線327回(前年同月比3%)、国内線2,256回(同54%)、旅客数は国際線9,718人(同0.4%/うち通過客998人)、国内線192,688人(同31%)でした。

3空港とも6月よりも旅客数が増加しています。出入国者数は1万7千人程度増えています。
中部はフィリピン航空によるマニラ便のみの再開ですが、日本人は1割100人しかいない異様な状況です。フィリピン便は日本航空とANAは成田便などを運航継続しており、ここまで危機になると、皆自国の航空会社を選ぶということでしょう。

国際線旅客数は、中部国際は前年同月比は出ず、関空は前年同月比を整数で表すことができない状態。成田も前年同月比3%と、どこも壊滅的な状況は続いています。
国内線はだいたい、運航回数が昨年の半分、旅客数は昨年比3割どまりといった状況でした。

対象国からの入国者の全員検査も行われています。
7月中国際線旅客便は、成田、中部、関空と、東京国際(羽田)、福岡のみで確認されています。
成田は通過客が4.2万人弱おり、3空港合わせた出入国者数は66,509人でした。出入国者数の半数が入国だとすると、3万3千人ほどの入国があったとみられます。PCR検査を受けた人数は明確になっており、羽田、福岡もあわせて7月は43,878人でしたから、対象外の国からの入国が結構多いとみられる結果となっています。

※7月に国際線旅客便が運航された空港のうち、羽田は2か月遅れでの発表、福岡は発表をしていないため、今月末時点でわかる数値は上記のもののみとなっています。空港検疫の結果と細かく比較するにはもう1か月の時間が必要そうです。

空港の運用状況(成田国際空港公式サイト)
https://www.naa.jp/jp/airport/unyou.html
中部国際空港実績一覧[2020年度](中部国際空港公式サイト)
https://www.centrair.jp/assets/doc/corporate/media-center/result/2020results_JP.pdf
関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港 2020年7月利用状況(関西エアポート公式サイト)
http://www.kansai-airports.co.jp/news/2020/2823/J_TrafficReport_July2020.pdf
posted by johokotu at 19:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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