2020年09月30日

10月 国内線は縮小へ

□新型コロナウイルス感染症の航空への影響 10月は国際線は便がさらに増加、一方で国内線は縮小へ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による中国武漢封鎖から10か月目、パンデミックから8か月目になる10月、国際線は運航便がさらに増加する一方、国内線は運航縮小が広がります。

パンミック以降全世界で航空便の欠航が広がりましたが、欧米を中心に各国で航空便再開の動きが加速しています。日本も、国際線では運航便再開が拡大します。しかし、日本国内での感染拡大の影響で、国内線は運航縮小が広がります。

国際線は、10月は成田国際や東京国際発着便を中心に運航便数が拡大する予定です。
既に9月後半にも複数路線の再開が実現しており、10月から日本航空(JAL)とANA、アシアナ航空、ブリティッシュエアウェイズ、エアカナダ、ハワイアン航空などが就航路線を拡大します。
日本の航空会社は、JAL、ANAともに増便する路線も多くあります。また、Peach Aviationが冬ダイヤが始まる10月25日から国際線運航を再開する予定です。

国内線は、9月の白銀週間がパンデミック以降では初めて外出自粛要請のない連休となったため、観光需要が復活したとされています。しかし、昨年比半分行ったか行かなかったか程度の需要しか戻っておらず、その後再び利用減少が続いています。このため、10月は再び欠航する路線が数多くなっています。
エアアジア・ジャパンは9月23日から全路線全便欠航に逆戻り。ジェットスター・ジャパン(JJP)やソラシドエアも9下旬以降欠航路線が拡大しています。
10月1日前後からの変更では、ANAが1路線、JJPが4路線を新たに全便欠航。一部曜日全便欠航は、9月下旬以降、JALの7路線、JJPの1路線、フジドリームエアラインズの3路線が、新たに行われる予定です。
冬ダイヤ以降は、復調が見られない路線の運休も行われる予定で、既にANAが6路線、スカイマークが1路線、フジドリームエアラインズが1路線、アイベックスエアラインズが6路線、JJPが2路線を運休することが決まっています(JJPは未発表の路線もある模様)。


国際線では入国者の感染確認が5月下旬から急増中で、入国制限が継続されています。しかし、制限の一部緩和措置が始まっており、国際的な人の往来を段階的に再開中です。少しずつ利用者が増加していくものと考えられていますが、空港検疫の検査対象者はここ2か月増加しておらず、低い利用意向はまだまだ続いている様です。
国際線で稼げない分、内需で何とかしたいところですが、感染拡大で国内線は結局利用者が戻っていない状態。航空会社は何とか運航をつなげることが求められています。
posted by johokotu at 01:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: