□WAJ 事業廃止で12月5日をもって全路線廃止へ
エアアジア・ジャパン(WAJ)は5日、国土交通省に対し、12月5日をもって全路線廃止する旨の届出を行ったと発表しました。事業を廃止するとしています。
12月5日をもって廃止されるのは、新千歳-中部国際(中部)線、仙台-中部線、中部-福岡線の国内線3路線と、中部-台北桃園線の国際線1路線。
WAJは廃止理由を「新型コロナウィルスの終息時期の見通しが不透明な状況において事業を継続することは極めて困難」としています。
今夏ダイヤでは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で長期欠航が相次いでいます。国際線は3月20日から全便欠航中。国内線も4月9日〜7月31日と8月31日〜9月11日、9月23日以降全便欠航しています。
10月24日までの全便運休が決定済みですが、「その後も本年12月5日まで運休の見通し」としています。
エアアジアグループの日本撤退は二度目となります。
同グループは、ANAとの共同事業のエアアジア・ジャパンとして、平成24年8月に初就航したものの、平成25年10月で運航を終了し、日本からいったん撤退しています。
新生WAJは、平成26年7月に楽天などの出資を受けて日本再上陸を果たし、平成27年10月に航空事業許可を取得していましたが、就航が何度も延期され、平成29年10月に就航したばかりでした。
COVID-19の影響で事業廃止となるのは、国内の定期便運航会社では初めてとなります。
■エアアジア・ジャパン:事業廃止のお知らせ(WAJ公式サイト)
https://newsroom.airasia.com/news/public-announcement-by-aaj
2020年10月05日
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