◆ビジネストラック 大韓民国との間も開始へ
外務省は6日、8日から大韓民国(韓国)との間でビジネストラック利用の手続きを開始すると発表しました。レジデンストラックも同日開始するとしています。
外務省が発表したのは、ビジネストラックの利用開始。8日から韓国の日本国大使館・総領事館でビジネストラック利用の手続を開始するとしています。
ビジネストラックの利用開始はシンガポールに次いで2か国目となります。詳細は外務省ホームページで掲載しています。
レジデンストラックも同日開始することになりました。
ビジネストラックは、例外的に入国を認める制度の一つ。主に短期出張者向けの制度で、活動計画書の提出等を条件に、入国後の外出自粛期間14日間も行動制限が一部緩和され、行動範囲を限定したビジネス活動が可能にするものです。
似たような制度で、技能実習生などのビジネス上必要な人材の往来を認めるレジデンストラックは、14日間の自宅等待機は維持されるもの。7月29日のベトナムとタイを皮切りに、9月8日から台湾、ラオス、カンボジア、ミャンマー、マレーシア、9月30日からシンガポールで既に始まっており、10月8日から韓国とブルネイで始まります。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、国際線の利用が激減しています。その一つの理由が入国後の外出自粛で、ビジネストラックの利用開始で、国際的な往来の増加が期待されています。空港検疫での検査体制を9月中に1日1万人程度の入国に対応できる体制を構築する予定ですが、現在は1日2千人程度しか検査しておらず、受け入れの余裕はある状況です。
韓国は7日現在、COVID-19の感染者は24,353人(人口に占める罹患率0.047%)、死亡者425人(同死亡率0.0008%)。日本と比べると罹患者、死亡者とも7割弱程度となっています(人口は約5,127万人/2016年)。
※日本:感染者86,543人(同罹患率0.068%)・死亡者1,605人(同死亡率0.0012%)、東京:感染者26,869人(同罹患率0.192%)・死亡者416人(同死亡率0.0029%)
■韓国との間の「ビジネストラック」及び「レジデンストラック」について(外務省公式サイト)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008821.html
2020年10月08日
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