2020年10月13日

海外渡航者用検査運用開始

◆新型コロナウイルス感染症 海外渡航者向け検査センター運用開始

経済産業省(経産省)は8日13時から、海外渡航者新型コロナウイルス検査センター(TeCOT)を本格稼働したと発表しました。これにより、海外渡航者が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査を受けることが可能な医療機関を検索、予約できるようになりました。

当面は、日本から出国するビジネス目的の渡航者に限り利用できるもので、国籍に関係なく、日本人・在留外国人ともに検査ができるとしています。

8日時点で全国の305機関が登録されています。
空港にあるクリニックも登録があり、成田国際空港の日本医科大学成田国際空港クリニックでPCR検査(鼻咽頭・唾液とも、リアルタイム方式)、東京国際空港の東邦大学羽田空港第3ターミナルクリニックでPCR検査(唾液のみ、リアルタイム方式)が提供されています。

また、上記TeCOTに登録している藤田学園の3病院では、12日から、中部国際空港(セントレア)内で搭乗当日に陰性証明書を受け取れるサービスが始まりました。
検査は藤田医科大学病院(豊明市)、藤田医科大学ばんたね病院(名古屋市中川区)、藤田医科大学岡崎医療センター(岡崎市)のいずれかで行い、証明書の受け取りはそれぞれの病院か、セントレア内の藤田医科大学中部国際空港診療所でも受け取れるものになっています。

海外渡航者向けの新型コロナウイルスの検査センターについては、政府が9月中に成田、羽田、関西国際空港の3空港にPCRセンターを開設するという報道が、7月頃頻繁に流れていました。
しかし、この3空港に専用センターは設置されず、街中の私立病院を活用する方式でしか始められなかったようです。2か月経っても施設3個すら造れないとは、流石にスピード感無さすぎ。しかも、仲間外れだったセントレアは、上記の通り県も協力して独自に便利なサービスを展開しています。入国者の感染が全員検査開始以降初めて増加し始めた6月頃、まずはじめに感染確認が急増したのが中部地方でしたから、危機感が違う印象です。ただ、セントレアは、成田、羽田、関空より断然就航数が少なくて、今はまだ効果薄いです。なんだかチグハグです。

海外渡航者新型コロナウイルス検査センター(TeCOT)の海外渡航者向けの利用を開始します(経産省公式サイト)
https://www.meti.go.jp/press/2020/10/20201006005/20201006005.html
中部国際空港で陰性証明書を受け取れる 「海外渡航者向けPCR検査」を10月12日より開始します(藤田医科大学公式サイト)
https://www.fujita-hu.ac.jp/news/j93sdv0000007lry.html
posted by johokotu at 19:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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