□新型コロナウイルス感染症の航空への影響 11月は国際線は便がさらに再開増加、国内線はやや再開へ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による中国武漢封鎖から11か月目、パンデミックから9か月目になる11月、国際線は運航便がさらに増加、国内線は再開される路線が若干出ます。
パンミック以降全世界で航空便の欠航が広がりましたが、欧米を中心に各国で航空便再開の動きが加速しています。日本も、国際線では運航便再開が拡大します。日本国内線は、再開される路線が若干出てくる予定です。
国際線は、11月は成田国際や東京国際発着便を中心に運航便数が拡大する予定です。
既に10月後半にも複数路線の再開が実現しており、ZIPAIRとPeach Aviation(APJ)も国際線の運航を開始しました。11月からは、ティーウェイ航空、香港航空、シンガポール航空、オーロラ、アエロフロート・ロシア航空などが就航路線を拡大します。
日本の航空会社は、日本航空(JAL)、ANAともに増便する路線が複数出る予定です。
ロシアやインドの運航便が再開されるのが目立ちます。
国内線は、10月は再び欠航する路線が数多くなりました。10月25日の冬ダイヤ以降で運休になった路線がかなりありましたが、なんとか残った路線は、一部路線の運航が再開されます。
エアアジア・ジャパンは10月下旬から全便運休となり、12月に会社自体がなくなります。
11月1日前後からの変更では、ANAが2路線、JALが3路線、フジドリームエアラインズ(FDA)が2路線、ジェットスター・ジャパン(JJP)が2路線を再開します。
曜日運航は、JALが4増1減、JJPが2増3減、APJが2増1減、FDAが1減、スカイマークが1増です。
国際線では入国者の感染確認が5月下旬から急増中で、入国制限が継続されています。しかし、制限の一部緩和措置が始まっており、国際的な人の往来を段階的に再開中です。10月下旬から、1日2千人を超え始めており、少しずつ利用者が増加していくものと考えられていますが、まだまだ低い利用意向は続いています。
国際線で稼げない分、内需で何とかしたいところですが、感染拡大で国内線は結局利用者が戻っていない状態。航空会社は何とか運航をつなげることが求められています。
2020年10月31日
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