2020年11月16日

広島_民間委託 提案概要発表

■広島空港 特定運営事業等、MTHSコンソーシアムの提案概要を発表

国土交通省(国交省)は16日、広島空港の運営委託に係る優先交渉権者の選定に関して、優先交渉権者(MTHSコンソーシアム)の客観的評価結果と提案概要、審査講評を公表しました。

今回の発表では、選定の第一次審査に、MEC・MC 空港運営を代表企業とするMEC・MC エアポートグループも参加していたことが明らかにされました。第二次審査には、このグループも参加はしましたが、提案はなされなかったようです。

MTHSコンソーシアムの提案概要によりますと、将来ビジョンは、「中四国の持続的成長を牽引し続ける圧倒的No.1ゲートウェイ」とする計画です。

路線数と旅客数は、提案時(2018年度)の12路線(国内5路線、国際7路線)・300万人(国内265万人、国際35万人)から、30年後に30路線(国内8路線、国際22路線)・586万人(国内350万人、国際236万人)まで増やすことを目指すとしています。
具体的な路線は国内線は新潟、小松、宮崎に言及。国際線は東アジアの地方都市や東南・南アジア路線の誘致を進めるとしており、デリー、ヘルシンキ、ホノルルなども誘致路線として挙げられました。

施設は、国内線と国際線を分断する吹抜部の屋内化による 「旅客動線の改善」と「到着エリアの内際一体化」を進めるとしています。
アクセス改善への取り組みも多く、広島市内方面バスの大幅増便、東広島駅へのバス路線新設による新幹線への接続強化、直行バス路線の拡充(9路線⇒17路線)が掲げられています。
バスについては、山陰や今治を含む高速バスの経由化を進めるとしています。
また、レンタカーステーションを新設することが盛り込まれました。

今後は、12月頃に運営権設定と実施契約の締結を行い、運営権設定と実施契約の締結を10月に行い、来年2月頃にビル施設等事業の委託を開始、来年7月1日から空港運営事業の開始を目指します。

広島空港特定運営事業等の優先交渉権者選定に係る客観的評価結果等の公表について(国交省公式サイト) https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku05_hh_000165.html
posted by johokotu at 20:00| 東京 ☀| Comment(0) | 広島空港 | 更新情報をチェックする
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