□新型コロナウイルス感染症の航空への影響 12月は年末年始の復便が多数
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による中国武漢封鎖から12か月目、パンデミックから10か月目になる12月、国際線は運航便がさらに増加、国内線は再開される路線が若干出ます。
パンミック以降全世界で航空便の欠航が広がりましたが、欧米を中心に各国で航空便再開の動きが加速しています。日本も、国際線では運航便再開が拡大します。日本国内線は、再開される路線が若干出てくる予定です。
国際線は、12月は成田国際(成田)や東京国際、福岡発着便を中心に運航便数が拡大する予定です。
12月からは、スターラックス航空が新規就航するほか、韓国各社、シンガポール航空などアジア路線の拡大が目立つほか、エールフランス、ハワイアン航空などが就航路線を拡大します。韓国路線はこれまで制限されてきた成田、関西国際以外への就航が順次認められたため、就航路線が急増しています。
日本の航空会社も、日本航空(JAL)、ANA、ZIPAIRで増便する路線が複数出る予定です。
年末年始期間だけの復便路線も数路線見られます。
国内線は、欠航路線が固定されてきました。
12月1日前後からの変更では、ANAが3路線を再開。曜日運航から毎日運航への変更は、JALが4路線、Peach Aviationとスカイマークが1路線で行われます。
年末年始の復便が非常に多く、全便欠航している路線のうち、ANAは21路線中14路線、フジドリームエアラインズは3路線中1路線、ソラシドエアとジェットスター・ジャパンはそれぞれ全1路線が12月25日前後から運航されます。
国際線では4月3日以降継続されてきた入国制限が11月1日に初めて9か国で解禁。一気に入国者が増えてきていますが、まだ前年比1割まで戻ってはいません。
国際線で稼げない分、内需で何とかしたいところですが、感染拡大で国内線は結局利用者が戻っていない状態。航空会社は何とか運航をつなげることが求められています。
2020年11月30日
この記事へのコメント
コメントを書く