2020年12月05日

空港検疫_非公表滞在国11月2・3

■空港検疫 非公表者の滞在国地域を確認

厚生労働省公式サイトで、週間別の滞在国・地域ごとの検査実績が公表されるようになりました。
空港検疫の日ごとの発表では行動歴が非公表とされる事例が多数出ていますが、今回公表が始まった週間実績では、全入国者の人数、陽性人数が非公表無しに発表されています。
比較することで非公表者の滞在国地域の推定を試みました。


今回は11/8-11/21の2週間分です。
10/4-11/7の情報は既に分析しています。
http://johokotu.seesaa.net/article/478617705.html


結果は、週間でまとまっている「滞在国・地域ごとの検査実績(速報値)」と「日ごとの詳細発表分」で差が出てしまい、きっちりとした推定までは至りませんでしたが、非公表にしている国や国籍の傾向が見えてきました

まず11月2週目と3週目の2週連続で超過が出た国は、米国、バングラデシュ、インドの3か国。これらの国は、非公表にする人が多い国と言えそうです。
いずれも5人超過していたのが米国。感染者総数も多いですが、非公表にする人が多いようです。この国は日本国籍・外国籍がだいたい半々の国です。
インド、バングラデシュとも2人と1人超過。両国とも外国籍者確定です。

2週目のみはネパールと台湾が4人、トルコ、レバノンが1人。
3週目のみはフィリピンが2人、マレーシア、パキスタン、ウクライナ、ブルガリア、ルーマニアが1人です。
台湾、東欧3か国(ウクライナ、ブルガリア、ルーマニア)は日本国籍者確定、フィリピン、マレーシア、パキスタン、ネパール、トルコ、レバノンは外国籍者確定です。

毎週データは更新されているようですので、今後も注視してきます。

11/8-11/14
 (A)滞在国・地域ごとの検査実績発表:89人
 (B)日ごとの発表:85人中非公表14人(2か国滞在1人)

 (誤差が出ている国)
 インドネシア(A)1人超過(日本籍0・外国籍25)
 米 国 (A)5人超過(日本籍11・外国籍7)
 ネパール(A)4人超過(日本籍0・外国籍9)
 バングラデシュ(A)1人超過(日本籍0・外国籍4)
 インド (A)1人超過(日本籍0・外国籍3)
 トルコ (A)1人超過(日本籍0・外国籍3)
 レバノン(A)1人超過(日本籍0・外国籍1)
 台 湾 (A)4人超過(日本籍4・外国籍0)


11/15-11/21
 (A)滞在国・地域ごとの検査実績発表:79人
 (B)日ごとの発表:77人中非公表14人

 (誤差が出ている国)
 米 国 (A)5人超過(日本籍11・外国籍13)
 フィリピン(A)2人超過(日本籍0・外国籍6)
 インド (A)2人超過(日本籍0・外国籍6)
 パキスタン(A)1人超過(日本籍0・外国籍3)
 バングラデシュ(A)2人超過(日本籍0・外国籍3)
 ウクライナ(A)1人超過(日本籍1・外国籍0)
 マレーシア(A)1人超過(日本籍0・外国籍1)
 ブルガリア(A)1人超過(日本籍1・外国籍0)
 ルーマニア(A)1人超過(日本籍1・外国籍0)


水際対策(厚生労働省公式サイト/検疫所における滞在国・地域別の検査検体数等についてとしてPDFとXLSXファイルで提供)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kansenkakudaiboushi-iryouteikyou.html#h2_7
ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 20:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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