2020年12月26日

変異株7人 1人はパイロット

◇空港検疫 変異株確認は空港検査で5人・市中で2人 二次感染起こしたのはパイロット

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ウイルスの変異株で騒ぎになっている英国からの入国がクローズアップされています。空港検疫で陽性となった人のうち5人、市中に入り込んだ1人とその濃厚接触者1人のウイルスが変異株であることが確認されました。

厚生労働省は25日に空港検疫で陽性だった5人のウイルスが変異株であったことを発表。26日には市中に入り込んだ1人とその濃厚接触者1人のウイルスが変異株だったことを発表しました。

空港検疫で英国からの入国者の陽性が確認された事例は今月下旬になって急増中で、18日以降12人となっています。

25日発表の5人は羽田着2人、関空着3人です。
該当者を確認すると、18日着の10代男性は合致するデータがなく、行動歴・在住地非公表者と推定されます。ということは、英国からの入国者の陽性は、18日以降に13人以上が存在するということになります。
また、関空着3人は団体感染の可能性が非常に高くなりました。年代からすると家族感染でしょうか。

羽田 12/18 10代男 無症状 ⇒ 合致者なし=No1720(行動歴/在住地非公表者)と推定
羽田 12/20 60代男 倦怠感 ⇒ No1765が合致
関空 12/21 40代男 無症状 ⇒ No1782が合致
関空 12/21 40代女 無症状 ⇒ No1783が合致
関空 12/21 10才未満男 無症状 ⇒ No1784が合致

さらに、26日発表の市中確認2人のうち1人は30代男性で、16日に英国から帰国。21日に発症し医療機関受診しています。もう1人はこの男性の濃厚接触者の20代女性で、23日に発症しています。
報道によりますと、30代男性はパイロットで、英国からの入国なのに、乗務員の特例で空港での検査が行われていなかったことが判明。そのうえで帰国後14日以内に他の人と濃厚接触し、国内二次感染を起こしたトンデモ事例であることが分かりました。

海外からの入国者は14日間の自主隔離を求められていますが、医療業界を除けば最もCOVID-19と対峙している業界の一つに身を置く人でもここまで意識が低いとは驚愕です。
なお、いまのところ社員が感染したと情報を提供している航空会社はありません。
パイロットのCOVID-19感染は、既に3月に、日本貨物航空で同一便に搭乗した複数人が感染した事例があります。

クローズアップされたおかげで、通常は公表されない情報が続々発表され、感染状況が良く分かるようになったのは、不幸中の幸いと言えるかもしれません。

入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。変異株かどうかも関係ありません。
14日間の自主隔離をしっかり行いませんか。


新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生について 12/25(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15791.html
新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生について 12/26(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15796.html

コロナ変異ウイルス 検疫以外国内初確認 英からの帰国者と家族(NHK公式サイト)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201226/k10012786211000.html

THANK YOU KEY WORKERS
#Light It Blue
ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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