2021年01月10日

空港検疫1/9_全検いきなり非拒否国

◇空港検疫 全員検査開始でいきなり非上陸拒否国(スリランカ)から2人陽性 1月9日発表分

厚生労働省(厚労省)は1月9日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、4月3日0時から症状の有無や濃厚接触の有無に関係なく、一部の国からの入国者を除いた全員検査を実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。


空港検疫陽性確認が爆発的増加の緊急事態宣言状態!
(×××)
1月9日現在
罹 患 率 0.459%
←過去最悪に並ぶ!
無症状率 94.0%

国内の隠れ感染者数(推定値)30.5万人

(比較用)日 本:罹患率0.217%=感染273,154人、死亡率0.0031%=死亡3,932人/人口約1億2571万人(2020年12月)←[激増中・ピーク(単なる風邪とやらで月間2,000人も死亡するペース)]
(比較用)スリランカ:罹患率0.222%=感染46,780人、死亡率0.0010%=死亡222人/人口約2,103万人(2016年)←[ピーク(日本よりもやや感染高いが低死亡の国)]※ロイター公式サイトが分かりやすいです https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/sri-lanka/


※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。


空港検疫 全員検査結果(1月7日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
12月31日発表分までは別にまとめています。

2020年04月04日〜10月04日:http://johokotu.seesaa.net/article/477969790.html
2020年04月04日〜10月31日:http://johokotu.seesaa.net/article/478493314.html
2020年04月04日〜11月30日:http://johokotu.seesaa.net/article/478872998.html
2020年04月04日〜12月31日:http://johokotu.seesaa.net/article/479429539.html
2020年04月04日〜2021年01月01日:対象403,600人、陽性1,821人/罹患率0.451%
2020年04月04日〜2021年01月02日:対象405,107人、陽性1,829人/罹患率0.451%
2020年04月04日〜2021年01月03日:対象406,499人、陽性1,843人/罹患率0.453%
2020年04月04日〜2021年01月04日:対象409,177人、陽性1,866人/罹患率0.456%
2020年04月04日〜2021年01月05日:対象411,667人、陽性1,884人/罹患率0.457%
2020年04月04日〜2021年01月06日:対象413,001人、陽性1,895人/罹患率0.458%
2020年04月04日〜2021年01月07日:対象414,715人、陽性1,902人/罹患率0.458%
2020年04月04日〜2021年01月08日:対象416,537人、陽性1,913人/罹患率0.459%

2020年04月04日〜2021年01月09日:対象418,237人、陽性1,920人/罹患率0.459%

1月8日時点での罹患率をそのまま日本の人口(12月の推計人口1億2571万人)に当てはめると、感染者の推定人数は約57.7万人になります。
国内のPCR検査陽性者は1月8日0時現在で271,155人ですから、隠れ感染者はあと約30.5万人もいると推定されます。

検査人数は、4日連続で二千人を切りました。
感染者は7人増加。罹患率は横ばいです。
空港検疫緊急事態宣言状態が続いています。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年1月9日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15964.html











空港検疫検査 到着日別詳細結果(1月8日到着分までが反映と推定)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
10月2日着分までの半年分の内容(4月3日着〜10月2日着までの感染状況)と12月31日までは別にまとめています。

2020年04月03日〜10月02日:http://johokotu.seesaa.net/article/477969790.html
2020年04月03日〜10月31日:http://johokotu.seesaa.net/article/478493314.html
2020年04月03日〜11月30日:http://johokotu.seesaa.net/article/478872998.html
2020年04月03日〜12月31日:http://johokotu.seesaa.net/article/479429539.html
2021年
01月01日:症状 有0 無16=陽性16人 1892・1893・1894・1895・1896・1897・1898・1899・1900・1901・1902・1903・1904・1905・1906・1907
01月02日:症状 有1 無22=陽性23人 1908・1909・1910・1911・1912・1913・1914・1915・1916・1917・1918・1919・1920・1921・1922・1923・1924・1925・1926・1927・1928・1929・1959
01月03日:症状 有3 無16=陽性19人 1930・1931・1932・1933・1934・1935・1936・1937・1938・1939・1940・1941・1942・1943・1944・1945・1946・1947・1969
01月04日:症状 有1 無8=陽性9人 1948・1949・1950・1951・1952・1953・1954・1955・1978
01月05日:症状 有0 無9=陽性9人 1956・1957・1960・1961・1962・1963・1964・1965・1966
01月06日:症状 有0 無10=陽性10人 1967・1968・1970・1971・1972・1973・1974・1975・1976・1977
01月07日:症状 有0 無6=陽性6人 1979・1980・1981・1982・1983・1984

01月08日:症状 有2 無9=陽性11人 1985・1986・1987・1988・1989・1990・1991・1992・1993・1994・1995
 [空港別] 成田6・羽田3・関空1・福岡1
 [男女別] 男6・女5
 [年代別] 10代下2・20代2・30代5・40代1・50代0・60代1・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン1・ミャンマー1・ネパール1・パキスタン1・ロシア2・ルーマニア1・米国3・メキシコ1
 [居住地] 北海道1・千葉1・東京2・神奈川4・大阪2・福岡1

01月09日:症状 有0 無3=陽性3人 1996・1997・1998
 [空港別] 成田3
 [男女別] 男2・女1
 [年代別] 10代下1・20代0・30代2・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア1・スリランカ2
 [居住地] 千葉1・神奈川1・静岡1


合計14人の陽性確認が発表されました。有症状者が2人出ています。
4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は、1月9日までの282日間で1,918人となりました。
1,918人のうち有症状は2人増えて114人です。無症状は1,804人で、無症状率は94.0%です。
9日0時から入国者全員が検査対象となりましたが、速報に近い9日到着分が既に計上されています。混乱なく検査急増に対応できていそうです。

本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
8日成田着米国から入国の神奈川県在住者(女)、8日成田着米国から入国の神奈川県在住者(男)、9日成田着インドネシアから入国の静岡県在住者(女)の3人がそれぞれ10歳未満で、それぞれ同行者がいる団体感染すり抜けが懸念されます。

検査結果が陰性だろうが陽性だろうが14日間ホテル住まいが確定の北海道在住者が確認されました。

有症状者は2人です。
8日成田着パキスタンから入国の北海道在住者(30代男)が咳症状です。
8日羽田着メキシコから入国の東京都在住者(30代女)が発熱、倦怠感、鼻閉、味覚嗅覚障害症状です。
パキスタン、メキシコ→羽田ともに直行便の運航はなく、経由便で半日程度の時間がかかっていると思われ、機上発症と推定されます。


スリランカは上陸拒否国ではありませんので検査なしで入国できていましたが、9日から全員検査が始まりましたので、検査対象となった模様です。特定国の全員検査が始まった昨年4月3日以来初確認ですが、いきなり陽性者2人確認、しかも在住地が別々なので団体とも考えにくい2人確認とは異常です。

本日発表分は、ここのところ陽性確認が急増しているのに警戒されていない米国から3人、南アジアから4人(ネパール、パキスタン、スリランカ2人)、インドネシアから1人、空港検疫での罹患率の高いロシアから2人陽性者が出ています。

1月8日に到着した人は1月22日が入国から14日目。14日間、出掛けたり、(空港への送迎も含め)日本国内在住者に会ったりしないよう充分ご注意いただきたいですね。

新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15965.html
ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: