■東京国際空港(羽田空港) JR東日本羽田空港アクセス線事業許可
国土交通省(国交省)は20日、東日本旅客鉄道(JR東日本)から出ていた羽田空港アクセス線(仮称)の第一種鉄道事業許可申請を同日付けで許可したと発表しました。
同線の整備区間は、東京貨物ターミナル〜羽田空港新駅(仮称)間の約5.0キロで、1駅(羽田空港新駅(仮称))を設ける予定です。
事業費は3,000億円で、令和11年度開業予定としています。
計画では、新駅は国内線ターミナル地区への設置を予定。東京貨物ターミナルから北側の大汐線を通じて、東京駅方面とを結ぶ予定としており、1日72便、1時間当たり4便運行する計画です。第3ターミナル地区には乗り入れない予定です。
現在、羽田空港には、京浜急行電鉄空港線と東京モノレール羽田線が乗り入れており、3社目の乗り入れとなります。欧州などでは、多くのメイン空港に国鉄などの長距離列車が乗り入れており、ドイツなどでは航空と鉄道が輸送で連携しています。日本国内でも成田国際や関西国際、中部国際では比較的長距離の列車が乗り入れていますが、羽田はこれまで実現していませんでした。完成すれば、欧州並みの利便性向上が期待されます。
■東日本旅客鉄道株式会社「羽田空港アクセス線」の鉄道事業許可 〜羽田空港への新たなアクセスルートにより、利用者利便性が向上します〜(国交省公式サイト)
https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo04_hh_000098.html
2021年01月21日
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