厚生労働省(厚労省)は1月22日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。
空港検疫陽性確認が増加中!
(●●×××)
1月22日現在
罹 患 率 0.440%
無症状率 93.6%
国内の隠れ感染者数(推定値)20.5万人
(●●×××)
1月22日現在
罹 患 率 0.440%
無症状率 93.6%
国内の隠れ感染者数(推定値)20.5万人
(比較用)東京都:罹患率0.649%=感染90,659人、死亡率0.0054%=死亡761人/人口13,962,725人(2020年12月)←[激増直後・ピーク]
(比較用)ガンビア:罹患率0.173%=感染3,950人、死亡率0.0056%=死亡128人/人口約228万人(2018年)←(日本より低感染も上陸拒否国)※ロイター公式サイトが分かりやすいです https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/gambia/
※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。
■空港検疫 全員検査結果(1月20日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
12月31日発表分までは別にまとめています。
2020年04月04日〜10月04日:http://johokotu.seesaa.net/article/477969790.html
2020年04月04日〜10月31日:http://johokotu.seesaa.net/article/478493314.html
2020年04月04日〜11月30日:http://johokotu.seesaa.net/article/478872998.html
2020年04月04日〜12月31日:http://johokotu.seesaa.net/article/479429539.html
2020年04月04日〜2021年01月01日:対象403,600人、陽性1,821人/罹患率0.451%
2020年04月04日〜2021年01月02日:対象405,107人、陽性1,829人/罹患率0.451%
2020年04月04日〜2021年01月03日:対象406,499人、陽性1,843人/罹患率0.453%
2020年04月04日〜2021年01月04日:対象409,177人、陽性1,866人/罹患率0.456%
2020年04月04日〜2021年01月05日:対象411,667人、陽性1,884人/罹患率0.457%
2020年04月04日〜2021年01月06日:対象413,001人、陽性1,895人/罹患率0.458%
2020年04月04日〜2021年01月07日:対象414,715人、陽性1,902人/罹患率0.458%
2020年04月04日〜2021年01月08日:対象416,537人、陽性1,913人/罹患率0.459%
2020年04月04日〜2021年01月09日:対象418,237人、陽性1,920人/罹患率0.459%
2020年04月04日〜2021年01月10日:対象419,865人、陽性1,934人/罹患率0.460%
2020年04月04日〜2021年01月11日:対象423,463人、陽性1,945人/罹患率0.459%
2020年04月04日〜2021年01月12日:対象427,244人、陽性1,958人/罹患率0.458%
2020年04月04日〜2021年01月13日:対象429,683人、陽性1,964人/罹患率0.457%
2020年04月04日〜2021年01月14日:対象432,379人、陽性1,971人/罹患率0.455%
2020年04月04日〜2021年01月15日:対象434,762人、陽性1,976人/罹患率0.454%
2020年04月04日〜2021年01月16日:対象437,905人、陽性1,987人/罹患率0.453%
2020年04月04日〜2021年01月17日:対象441,610人、陽性1,999人/罹患率0.452%
2020年04月04日〜2021年01月18日:対象445,048人、陽性2,007人/罹患率0.450%
2020年04月04日〜2021年01月19日:対象449,477人、陽性2,018人/罹患率0.448%
2020年04月04日〜2021年01月20日:対象453,952人、陽性2,035人/罹患率0.448%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年01月21日:対象458,877人、陽性2,036人/罹患率0.443%
2020年04月04日〜2021年01月22日:対象463,953人、陽性2,044人/罹患率0.440%
1月22日時点での罹患率をそのまま日本の人口(12月の推計人口1億2571万人)に当てはめると、感染者の推定人数は約55.3万人になります。
国内のPCR検査陽性者は1月22日0時現在で348,897人ですから、隠れ感染者はあと約20.5万人もいると推定されます。日本国内の感染者爆増に伴い、どんどんドンドン隠れ感染者推定数が減っています。
検査人数は5,076人でした。上陸拒否国の全員検査が始まった昨年4月3日以来、過去最多の検査数で、初めて5千人を突破しました。
4日連続で四千人を突破しています。
感染者は8人増加。罹患率は一気に低下しました。
検査数は増えているのにだいぶ陽性者数が抑えられてきました。入国規制強化は、搭乗時にごまかそうとする人に対する抑止力になっている感じでしょうか。それなら良い傾向なのですが。
※9日から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。
■新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年1月22日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16251.html
■空港検疫検査 到着日別詳細結果(1月21日到着分までが反映と推定)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
10月2日着分までの半年分の内容(4月3日着〜10月2日着までの感染状況)と12月31日までは別にまとめています。
2020年04月03日〜10月02日:http://johokotu.seesaa.net/article/477969790.html
2020年04月03日〜10月31日:http://johokotu.seesaa.net/article/478493314.html
2020年04月03日〜11月30日:http://johokotu.seesaa.net/article/478872998.html
2020年04月03日〜12月31日:http://johokotu.seesaa.net/article/479429539.html
2021年
01月01日:症状 有0 無16=陽性16人 1892・1893・1894・1895・1896・1897・1898・1899・1900・1901・1902・1903・1904・1905・1906・1907
01月02日:症状 有1 無22=陽性23人 1908・1909・1910・1911・1912・1913・1914・1915・1916・1917・1918・1919・1920・1921・1922・1923・1924・1925・1926・1927・1928・1929・1959
01月03日:症状 有3 無16=陽性19人 1930・1931・1932・1933・1934・1935・1936・1937・1938・1939・1940・1941・1942・1943・1944・1945・1946・1947・1969
01月04日:症状 有1 無8=陽性9人 1948・1949・1950・1951・1952・1953・1954・1955・1978
01月05日:症状 有0 無9=陽性9人 1956・1957・1960・1961・1962・1963・1964・1965・1966
01月06日:症状 有0 無10=陽性10人 1967・1968・1970・1971・1972・1973・1974・1975・1976・1977
01月07日:症状 有0 無6=陽性6人 1979・1980・1981・1982・1983・1984
01月08日:症状 有2 無11=陽性13人 1985・1986・1987・1988・1989・1990・1991・1992・1993・1994・1995・2029・2030
01月09日:症状 有0 無11=陽性11人 1996・1997・1998・1999・2000・2001・2002・2003・2004・2005・2007
01月10日:症状 有3 無12=陽性15人 2008・2009・2010・2011・2012・2013・2014・2015・2016・2017・2018・2019・2020・2021・2036
01月11日:症状 有1 無5=陽性6人 2022・2023・2024・2025・2026・2042
01月12日:症状 有0 無8=陽性8人 2027・2028・2031・2032・2033・2034・2040・2041
01月13日:症状 有1 無2=陽性3人 2035・2037・2038
01月14日:症状 有2 無5=陽性7人 2039・2043・2044・2045・2046・2047・2048
01月15日:症状 有1 無12=陽性13人 2049・2050・2051・2052・2053・2054・2055・2056・2057・2058・2059・2060・2061
01月16日:症状 有0 無10=陽性10人 2062・2063・2064・2065・2066・2067・2068・2069・2070・2071
01月17日:症状 有0 無9=陽性9人 2072・2073・2074・2075・2076・2077・2078・2081・2082
01月18日:症状 有2 無6=陽性8人 2079・2080・2083・2084・2085・2086・2087・2098
[空港別] 成田5・羽田3
[男女別] 男6・女2
[年代別] 10代下2・20代3・30代2・40代0・50代0・60代1・70代0・80代上0
[渡航元] ベトナム1・米国6・メキシコ1
[居住地] 東京2・神奈川1・大阪1・非公表4
01月19日:症状 有1 無2=陽性3人 2088・2089・2090
[空港別] 成田2・羽田1
[男女別] 男2・女1
[年代別] 10代下0・20代1・30代2・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] インド1・南アフリカ1・米国1
[居住地] 青森1・東京1・大阪1
01月20日:症状 有0 無7=陽性7人 2091・2092・2093・2094・2095・2096・2097
[空港別] 成田4・羽田2・関空1
[男女別] 男5・女2
[年代別] 10代下0・20代1・30代2・40代3・50代1・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] ベトナム1・スリランカ1・フランス1・ナイジェリア1・エチオピア1・米国2
[居住地] 福島1・東京1・神奈川3・愛知1・非公表1
01月21日:症状 有3 無0=陽性3人 2099・2100・2101
[空港別] 成田3
[男女別] 男3・女0
[年代別] 10代下0・20代0・30代1・40代1・50代1・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] UAE1・ガンビア1・米国1
[居住地] 秋田1・東京1・大阪1
01月22日:症状 有0 無2=陽性2人 2102・2103
[空港別] 成田2
[男女別] 男1・女1
[年代別] 10代下0・20代0・30代1・40代1・50代0・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] ネパール1・ナイジェリア1
[居住地] 埼玉1・愛知1
合計5人の陽性確認が発表されました。有症状者が3人も出ています。
4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は、1月22日までの295日間で2,025人になりました。
2,025人のうち有症状は3人増えて128人です。無症状は1,897人で、無症状率は93.6%です。ここのところ有症状者が急増しており、無症状率がジリジリ悪化しています。
本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
本日発表分は、団体感染が疑われる事例はありませんでした。
有症状者は3人です。
21日成田着米国から入国の東京都在住者(40代男)が発熱症状です。
21日成田着アラブ首長国連邦(UAE)から入国の秋田県在住者(50代男)が咳嗽症状です。
21日成田着ガンビアから入国の大阪府在住者(30代男)が咳嗽症状です。
米国、UAEはそれぞれ半日程度、ガンビアからは乗り継ぎ含め半日以上の飛行時間です。機内で発症したものと思われます。UAEは空港検疫での変異株陽性確認が複数人出ている国です。
本日発表分は、世界最悪の感染国ながら全く警戒されていない米国、変異株警戒国であるUAEとナイジェリア、直行便就航ごとに陽性者が出ている印象の南アジア(ネパール)から各1人陽性者が出ています。
入国者の絶対数が少ないアフリカ大陸からの入国者の陽性が不気味に増え続けていますね。
海港検疫から1人陽性者が出ています。19日発表分10人と同じ18日神戸港着なので、同一船舶の乗員の可能性が高いですね。
■新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港・海港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16255.html