2021年01月27日

入国1位越南 米国率悪明らか

◇入国者数一位はベトナム、日本人多い米国は罹患率悪いのが明らか

厚生労働省(厚労省)は27日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査状況の1月2週目(1月10日〜1月16日)分の速報値を発表しました。

厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。
1月9日から全入国者が検査対象となったため、COVID-19パンデミック後初めて検査数≒入国者数となりました。複数回検査する人や14日以内に複数国滞在した人もいるので、厳密には=ではありませんし、乗員は対象外ですが、検査数が入国者数に限りなく近づきました。

今回発表は、一週間分に過ぎませんが、これまで確認することが出来なかった、行動歴別の入国者数がついに判明しています。
入国者数最多はベトナム、千人超えの国では米国が罹患率最悪でした。

最も入国が多かったのはベトナムからで4,784件。中国3,780件、米国2,919件、フィリピン1,524件、韓国1,223件、タイ498件、インド454件、台湾440件、ミャンマー435件、インドネシア373件と続いています。

ベトナムは、日本国籍者119件、外国籍者4,665件と外国籍者がほとんど。
中国は、日本国籍者544件、外国籍者3,236件と外国籍者が多くを占めています。
フィリピン、韓国、インド、ミャンマー、インドネシアは外国籍者が明らかに多いです。
タイと台湾は、日本国籍者と外国籍者が拮抗。
米国は、日本国籍者1,782件、外国籍者1,137件と日本国籍者が多くなっています。

検査数が千件を超えている五か国の罹患率は、ベトナム0.08%(陽性者数4人)、中国0.06%(2人)、米国0.38%(11人)、フィリピン0.13%(2人)、韓国0.08%(1人)で、圧倒的に米国が最悪です。千人未満の国は、タイ0%、インド0.22%(1人)、台湾0%、ミャンマー0%、インドネシア1.07%(4人)等となっています。

これまで分かっていたのは外国籍者の国籍別の入国者数のみ。日本人の多さで米国が例外的なだけで、だいたい外国籍者の国籍別の入国者数の順番に近い状態でした。

やはり、ベトナムや中国は感染は少なく、米国は感染多いといった感じでしょうか。
入国規制するなら、米国やインドネシアのように罹患率の高い国から規制するのが最も効果的ですが、米国相手じゃ何も手出しできないんでしょうね。

今回の情報提供は、危険な変異株発見と、緊急事態宣言に伴って、たまたま実現した期間限定ですが、ぜひ続けてほしいものです。

詳細の分析は後日別途で記事にします。

■水際対策(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kansenkakudaiboushi-iryouteikyou.html#h2_7
ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 19:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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