□新型コロナウイルス感染症の航空への影響 2月は感染拡大で再減便も発生、国内線は全便欠航多発
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による中国武漢封鎖から1年1か月、パンデミックから12か月目になる2月は、国内の感染拡大に伴い、再減便が発生します。
パンデミック以降全世界で航空便の欠航が広がっています。
国際線は、2月は成田国際(成田)や東京国際を中心に運航便数が拡大する一方で、再減便となる路線がいくつか出てきます。
2月からは、増便は、日本航空(JAL)とANAの路線再開がメイン。一方、ANAとZIPAIRは、再び長期欠航になる路線がみられます。1月下旬からLOTポーランド航空が日本路線の運航を取り止めたほか、ベトナム航空も2月下旬から再びの欠航に入ります。
再び外国籍者の新規入国が拒否され、検疫体制が厳しくなったことに伴って、利用者が急減中。運航を取り止める航空会社が他にも出てくるかもしれない状況です。
国内線は、緊急事態宣言で利用者が激減。国際線以上に欠航が拡大しています。
既に1月中旬からANAが23路線、スカイマークが7路線、Peach Aviationが9路線、ジェットスター・ジャパンが8路線、1月下旬からフジドリームエアラインズが7路線の大規模欠航を再び開始しています。
JALグループは2月1日から一気に19路線を含み1月下旬から25路線を長期欠航しています。
減便も相次いでいて、一日1往復を辛うじて残すだけという路線が多発しています。
空港の全路線が欠航になる所も再び発生。
紋別、大館能代、石見の各空港は既に運航便のない曜日が出ており、1月30日から能登、2月2日から百里(茨城)、2月3日から松本の各空港で全路線全便欠航が再び始まる予定です。
国際線では4月3日以降継続されてきた入国制限が11月1日に初めて9か国で解禁。一気に入国者が増えてきていましたが、まだ前年比1割まで戻っていない状態です。そんな中で、変異株の騒動もあり、再び入国制限が強まったことで、利用者が再び激減しています。
国際線で稼げない分、内需で何とかしたいところですが、国内も感染拡大が全く止まらず、国内線も結局再び利用者が激減。国内も国際もどうにもならない状況です。
航空路線は公共交通機関。何とか運航をつなげることが求められています。
2021年01月31日
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