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引き続き不要不急の空港訪問を控えよう
引き続き不要不急の空港訪問を控えよう
国内で出ていたダラダラ緊急事態宣言が全て解除になりましたが、まだまだ感染は多いままです。
空港検疫での高感染状況や、緊急事態宣言に伴った航空利用激減を一年以上見てきた情報交通ホットライン日本空港情報館では、引き続き不要不急の空港訪問自粛の呼びかけを続けることにしました。
日本空港情報館では、
・ワクチン接種率 全人口の25%
・各都道府県の七日平均の一日あたりの感染者数 二桁人数以下
・各都道府県の七日平均の一日あたりの死者数 一桁人数以下
・空港検疫での七日平均の一日あたりの入国者数に対する罹患率 0.05%以下
以上をひとつの目安に、引き続き不要不急の空港訪問自粛の呼びかけを続けます。
空港訪問自粛は、人が減ってリスクが減るはずの20時以降だけ外食禁止といった不思議な内容ではなく、
・まず訪問しないを基準とし、
・万一訪問する場合は、公共交通を利用しない、少人数、他の人が少ない時間帯(=深夜や航空未発着時間帯)、マスク着用、黙る(黙乗、黙歩、黙用、黙食、黙買等)
を呼びかけます。
また、入国者関係者に対して、
・入国後14日間の完全外出自粛(公共交通利用自粛等含む)
・入国後14日間の家族等含め接触自粛
・入国時の家族等含めお迎え自粛
・そもそも入国の延期検討
なども呼びかけを続けます。
空港の話題をずっと取り上げてきた身からすると、緊急事態宣言中の航空利用の激減を目の当たりにし、非常に心を痛めています。このため、すぐにでも利用を促進したいのですが、結局感染が下火にならないと航空利用が維持できないことが分かりました。接触減が最も有効であることも昨年五月に証明されていますので、それをうまく活用し、とにかく早く感染を抑えたいです。
さらに、入国者によるウイルス密輸と、密輸後の二次感染があとを絶ちません。特に国際線就航空港に行くのはとにかくリスキーであることをもっと認識して欲しいです。
一方で、地方空港周辺では、感染が下火のところもありますから、そういったところは少しでも多くの人に空港を利用してもらい、少しでも売上げに貢献して欲しいです。
そんな様々な思いが重なり合い、出た結論が上のような訪問自粛呼びかけ継続になりました。
ただ、自粛を呼びかけるにしても、感染リスクは、地域や時間帯、そもそも訪問者の行動により様々です。一律で絶対禁止!などとする必要はないと考えています。不要不急の空港訪問自粛宣言は続けますが、リスクを最小限に出来るのならば、自粛を強要するものではないと思います。
例えば、同じ東京でも、東京国際空港(羽田空港)のある大田区と、神津島空港がある神津島村では感染状況が全く違います。羽田周辺は出歩くだけでかなりリスキーですが、神津島空港なら感染リスクはグッと低くなります。
つまり、全ての空港について、一律に訪問自粛を呼びかけるのはナンセンスです。
例えば、紋別空港は、一日一往復しかありません。
発着時間帯を避ければ、ほぼ他人と接触することはありません。
似たような空港は、紋別以外にも、北は利尻から始まり、大館能代や能登、北大東、南は下地島まで沢山あります。羽田空港や関西国際空港ですら深夜なら発着がなく、ほぼ他人と接触せずに済みます。
つまり、同じ空港ですら、全ての時間帯について、一律に訪問自粛を呼びかけるのはナンセンスです。
例えば、広島空港は、周囲の公園なら、場所を選べば、密にならないで撮影に興じることが出来ます。
似たような空港は、広島以外にも、北は稚内から、庄内や松本、岡山、高知、佐賀、南は喜界まで沢山あります。
つまり、同じ空港ですら、全ての空港施設について、一律に訪問自粛を呼びかけるのはナンセンスです。
例えば、羽田空港も、国内線の2ターミナルは、低感染の地方からの利用者が多いのですから、都内で最もリスクの低い公共施設と言っても過言ではありません(普段使いの多い東京駅はそうはいかない)。
一方で、国際線の第3ターミナルは、未だに国内より高い罹患率で推移しており、都内で最もリスクの高い公共施設と言っても過言ではありません。
国内線2ターミナルは利用推進したい一方、第3ターミナルは利用自粛を強く呼びかけたいといった具合です。
似たような空港は、国際線が発着を続ける5空港全てに言え、福岡などは明確に国内と国際を分けられます。
つまり、同じ空港ですら、全てのターミナルについて、一律に訪問自粛を呼びかけるのはナンセンスです。
このあたり、それぞれの空港や場所の特性に合わせた対策をしっかり考えて訪問できれば、他人とほとんど接触せずに、空港を利用することができるはずです。
そもそも、マスクしなくても注意すらされない鉄道の利用は、空港よりよっぽどリスキーなのに、何故かなんとなく暗黙で許容されています。
それなのに、比較的厳格なマスク着用(鼻まで隠す、不織布)が求められる飛行機でのGO TO移動だけは後ろ指を指されるのはおかしな話です。
そもそも、公園や道路でマスクもせずに、ゼイゼイ息はきながら走ったり、奇声を上げながらはしゃいだりするのは、空港よりよっぽどリスキーなのに、何故かなんとなく暗黙で許容されています。
それなのに、きっちりマスクして飛沫も飛ばさず黙って利用するのに、空港へGO TOするのだけは後ろ指を指されるのはおかしな話です。
そもそも、家の近くのスーパーに家族総出で買い物に行く、対策もろくにしていない地元の飲食店に20時までに食べに行くのは、空港よりよっぽどリスキーなのに、何故かなんとなく暗黙で許容されています。
それなのに、買い物や孤食しに空港にお出掛け的に行くのだけは後ろ指を指されるのはおかしな話です。
ワクチン接種が絶対ではないですが、中東や欧州などの例を見れば、軽減には確実に寄与するはずで、感染状況とワクチン接種状況を見ながら、上手に利用していきたいものです。
そして、上手に利用できるなら、地元の方が、それぞれで地元の空港で、自販機でジュース買うだけでも良いから、空港に貢献していただければ、嬉しいですね。(持ち帰り弁当やってる空港も多いです)
日本の場合、未だにろくにワクチン接種も進んでいませんから、緊急事態宣言が全域で解除されたとは言え、感染状況はまだまだ悪いままです。
いつまでやるんだよと、少しイラつきモードの方もいらっしゃるとは思いますが、まだ暫くは、不要不急の空港訪問自粛、入国者の自主隔離徹底とそれを迎える国内の人のお迎え自粛を呼びかけていきたいと思います。
昨年10月の旅行記のように、よく考えれば上手に訪問は出来るはず。
その辺りをうまくしながらSTAY HOMEと空港応援を続けたいですね。
ちなみに、羽田空港の旅客ターミナルビルでは、緊急事態宣言解除後も、引き続き、「不要不急の来館」自粛が求められています。
■羽田空港内での一部施設、店舗の運用変更について(羽田空港旅客ターミナル公式サイト)
https://tokyo-haneda.com/information/2021/detail_00205.html
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