新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による中国武漢封鎖から1年3か月、パンデミックから1年1か月になる4月は、国内では緊急事態宣言解除に伴って復便が多数予定されています。
パンデミック以降全世界で航空便の欠航が広がっています。
国際線は、4月は成田国際(成田)や東京国際(羽田)を中心に運航便数が少しずつですが拡大します。
3月28日から始まった夏ダイヤで、オーストリア航空、ベトナム航空が日本路線を再開。タイ国際航空が羽田に再就航します。米系はやや路線を増やし、デルタ航空は中部国際に再就航する予定です。
ただ、再び外国籍者の新規入国が拒否され、検疫体制が厳しくなったことに伴って、利用者が急減中。新規再開は鈍化した状態が続いています。
国内線は、緊急事態宣言が解除されたことで一気に復便しています。
夏ダイヤとなった3月28日にはフジドリームエアラインズが全路線を再開しています。
4月1日以降の欠航路線は、日本航空(JAL)の2路線とANAの17路線のみとなります。夏ダイヤになったのを契機に便数を実態に合わせたせいもありますが、減便による特定曜日運航が残るのは、ANAとJALグループ、Peach Aviation、ジェットスター・ジャパンの4社のみに。大型連休には一時的に再開する路線も多数出てくる予定です。
紋別は運航便のない曜日の発生が継続しますが、4月1日から大館能代、能登、石見の各空港は毎日運航が再開される予定です。
国際線では昨年4月3日以降継続されてきた入国制限が昨年11月1日に初めて9か国で解禁。一気に入国者が増えてきていましたが、まだ前年比1割まで戻っていない状態です。そんな中で、変異株の騒動もあり、再び入国制限が強まったことで、利用者が再び激減しています。
国際線で稼げない分、内需で何とかしたいところですが、国内も(感染状況ではなく)緊急事態宣言の発令状況で利用者の増減が激しくなっています。
航空路線は公共交通機関。何とか運航をつなげることが求められています。
STAY HOME NOW, FLY LATER