東京国際空港(羽田空港)の第1ターミナル・第2ターミナルを運営する日本空港ビルデングと木下グループは8日、羽田空港第1ターミナル、第2ターミナルに「木下グループ 新型コロナPCR検査センター」を新設しました。
新設されたのは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査施設。第1ターミナル4階と第2ターミナル地下1階に新設されました。
施設では、唾液によるPCR検査のほか、鼻腔拭い液による抗原検査を提供。このうち抗原検査は約15分で結果が出て、検査結果書類もその場で発行するとしています。万一陽性の疑いとなった場合には、提携医療機関の紹介・搬送などの羽田空港店限定のサービスも提供されています。
検査証明所持は、国際線利用時はほぼ義務付けに近いですが、今のところ国内線利用の場合は、鉄道やバス利用の時と同様に所持の義務付けはありません。しかし、沖縄県が渡航前のPCR検査を推奨するなど、渡航前の検査を求める声があります。
羽田空港内では、国際線が発着する第3ターミナル1階の東邦大学羽田空港第3ターミナルクリニックが、海外渡航者向けの唾液PCR検査を提供していますが、国内線側には同様の施設がありませんでした。今回の新設で、空港検疫でもすり抜けが問題視されている抗原検査に限定されてはしまいますが、国内線利用時に容易に寄り道して検査できるようになりました。
空港内のCOVID-19検査施設は、元々入居しているクリニック等が展開するところばかりで、新設する場合も自治体が設置することがほとんどです。民間が新規に設置するのは非常に珍しい事例です。
日本空港ビルデングでは、3月26日に、自動販売機でのコロナウイルス簡易検査キット販売も始めるなど、COVID-19対策が進んでいます。
■羽田空港に 「木下グループ 新型コロナ PCR 検査センター」 が登場(日本空港ビルデング公式サイト)
https://tokyo-haneda.com/site_resource/whats_new/pdf/000010591.pdf
■羽田空港の自動販売機でコロナウイルス簡易検査キット発売!(日本空港ビルデング公式サイト)
https://tokyo-haneda.com/site_resource/whats_new/pdf/000010346.pdf
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