2021年04月18日

大会後の入国時陽性相次ぐ

◇空港検疫 レスリング国際大会後の入国時検査で陽性相次ぐ

日本レスリング協会は15日と17日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する入国時検査で国際大会に出場していた関係者4人が陽性だったと発表しました。

入国時検査で陽性となったのは、カザフスタンで行われた東京オリンピック・アジア予選に参加した選手団の選手・役員合計4人。14日に東京国際空港(羽田空港)から入国した2人と、16日に羽田空港から入国した2人だとしています(いずれもカザフスタン出国は羽田到着の前日)。

カザフスタンからの入国者の陽性は、これまでほとんど事例がありません。2月28日〜3月27日までの1か月間で入国者はわずか68人(全員入国時陰性)しかいません。そんな中で14日羽田着で3人、16日羽田着で1人が突然陽性となったため、団体感染が疑われていました。
今回の発表で、14日着の2人と16日着の1人はそれぞれ団体感染であることが判明しました。

いずれもカザフスタンの出国前に現地でのPCR検査が陰性であったことが発表されています。空港検疫の結果では15日着の3人のうち2人は有症状であることが明らかになっています。陰性確認からわずか72時間以内で発症したことになります。
昨年1月にCOVID-19の存在が判明して以降、日本国内では帰省などでどうしても長距離移動する前には14日間程度の外出自粛をして備えることを求める声もあります。選手団は今月11日まで競技しており、その後移動前自粛はせずにカザフスタンを出国しており、このような場合には、72時間前の検査程度では何も防げていないことが明白になっています。

今回、きちんと公表を行ったことで、大人数で移動をするとCOVID-19に罹患しやすくなることがはっきりと分かったほか、出国前検査の陰性にはあまり意味がないことがはっきりと証明されました。

さらに、今回の発表では、トルコ・イスタンブール経由で帰国していることも明らかにされました。
航空便の出発国が高感染かどうかは全く関係なく、各航空便とも様々な国から搭乗しに来るものであることが判明。出発国がたとえ低感染国だったとしても、国際線は搭乗中もリスクが高いことが明白になりました

選手団の一因ということで濃厚接触者も多そうですから、入国後14日間の外出・接触自粛がますます重要になっています。

日本人の選手団ですらこんな状態で、東京2020オリンピック・パラリンピックの水際対策は、本当に外国人選手団がきちんとした出発前自主隔離・到着後自主隔離等ができるのでしょうか、、、。
空港検疫が厳格なオーストラリアで行われたテニスの全豪オープンですら、相当対応が大変だったようですので、心配ですね。

アジア選手権から帰国の2人にも新型コロナ陽性反応…羽田空港での検査で判明(日本レスリング協会公式サイト)
https://www.japan-wrestling.jp/2021/04/18/170483/
アジア予選から帰国の2人に新型コロナ陽性反応…羽田空港での検査で判明(日本レスリング協会公式サイト)
https://www.japan-wrestling.jp/2021/04/16/170356/


STAY HOME NOW, FLY LATER

posted by johokotu at 20:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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