日本政府観光局(JNTO)は19日、4月の訪日外客数、出国日本人数の推計値を発表しました。訪日外客数は10,900人、出国日本人数は35,900人でした。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響を受け、国際線の利用は極端に減少しています。
推計値の2019年同月比は、訪日外客数が99.6%減(2019年同月2,926,685人)、出国日本人数が97.8%減(2019年同月1,666,546人)でした。訪日外客は前月より約1千人強減少、出国日本人は約7千人増加しています。
前月は、訪日外客はギリギリ一万人台でした。
それでも、昨年4月よりは状況が良く、2020年同月比で見ると、訪日外客数が273.7%増(2019年同月2,917人)、出国日本人数が817.0%増(2020年同月3,915人)と急増しています。
減少したとは言え、それでも、在住以外の訪日外国人が一万人以上も入国していることが分かりました。
最も多いと推定される国は中国で3,300人(11月18,100人→12月18,400人→1月10,200人→2月1,700人→3月4,000人)。韓国から1,100人(11月・12月は2,800人→1月2,500人→2月900人→3月2,000人)、インドから600人(11月1,000人→12月1,600人→1月900人→2月600人→3月700人)と米国から600人(11月1,100人→12月1,300人→1月1,200人→2月400人→3月600人)が続いています。
訪日外客が保たれていたベトナムは3か月連続で超激減して300(11月14,700人→12月15,700人→1月20,000人→2月200人→3月200人)でした。
入国者数トップの米国は600人で入国者の多くは日本国籍者、外国籍者の多いフィリピンは200人でほとんどは再入国者と思われる結果となっています。
急激に感染者が増えたパキスタン、ネパールは外国籍者が多いですが、データがありません。
ほとんどの国が99%台の減少の中で、インドだけはなぜか未だに96.1%減で収まっています。
4月は、成田国際、東京国際、関西国際、中部国際、福岡の5空港で、細々と国際線の運航が続いていました。
■訪日外客数(2021 年 4 月推計値)(JNTO公式サイト)
https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/210519_monthly.pdf
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