新型コロナウイルスワクチンの接種が、国内の空港の従業員に対しても始まることになりました。
職域接種が始まったことから、キーワーカー(エッセンシャルワーカー)が多く働いているインフラ拠点である空港でも、従業員向けのワクチン接種が行われることになりました。
東京国際空港では、ターミナルを運営する日本空港ビルデングが21日から同社事務室でグループ職員へワクチン接種を行うことを表明。
成田国際空港も、7月5日から、空港内に勤務する従業員を対象に約16,000人分で実施するとしています。
新千歳空港では、8月下旬から、新千歳空港に勤務する空港職員等最大4,000人を対象に接種を行う準備を進めているとしています。
いずれの空港も重要なインフラであり、常に機能維持が求められています。また、多くの防疫ヒーローが、水際対策などで業務を進めています。
空港関係の業務はそんなエッセンシャルワークですが、仕事する際にはSTAY HOMEなど出来ず、不特定多数と接触するリスクの高い業務になっています。このため、いずれの空港も、感染リスクの高い、接客等を行う空港従業員などに優先的に接種していくとしています。
これらの業務を行う人がワクチンを接種することで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の鈍化に著しく寄与するとみられています。
海外では、空港を重要なインフラと位置づけ、検疫官など空港従業員を医療従事者に準じる貴重なエッセンシャルワーカーと認識。優先的にワクチン接種を進めてきた国もあります。
しかし、日本では、医療従事者を除くと、エッセンシャルワーカーよりも、高齢者の重症対策の方が先だとして、STAY HOMEできるのに高齢者優先で接種が進められてきました。
今回、どんな時でも機能を維持しなければならない空港従業員にワクチン接種が始まることで、少しは安心して空港に行けるようになります。もっとも、ワクチン接種でCOVID-19にかからなくなるわけではありません。パンデミックが収まるまでは、空港を訪れる際は、マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスに黙食・黙訪・黙乗などの対策行動は継続ですね。
キーワーカーが守られれば結局あなたも守られる
―全てのキーワーカーにありがとうの和を―
THANK YOU KEY WORKERS
―全てのキーワーカーにありがとうの和を―
THANK YOU KEY WORKERS
■日本空港ビルグループにおける新型コロナワクチン職域接種の開始について(日本空港ビルデング公式サイト)
https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/files/news_release/000011082.pdf
■成田空港従業員を対象に新型コロナワクチン職域接種を実施します!(成田国際空港公式サイト)
https://www.naa.jp/jp/docs/20210617-syokuikisessyu.pdf
■新千歳空港における新型コロナウイルスワクチンの職域接種について 〜空港職員を対象としたワクチン接種へ検討、準備を開始します〜(北海道エアポート公式サイト)
https://www.hokkaido-airports.co.jp/uploads/2021/06/210618_COVID19_Office-Vaccine_New-Chitose.pdf
■THANK YOU QUARANTINE HEROES 防疫ヒーローを応援しよう(2021年5月5日配信記事)
https://johokotu.seesaa.net/article/481312853.html
STAY HOME NOW, FLY LATER