(お詫び)大変申し訳ありません。
あまりに差別的な発表・報道が多く、
さらに、これまでの問題放置を無視した報道が多すぎるので、
感情を抑えられませんでした。
心情を害する内容になっているかもしれませんので、
読み飛ばしてください。
あまりに差別的な発表・報道が多く、
さらに、これまでの問題放置を無視した報道が多すぎるので、
感情を抑えられませんでした。
心情を害する内容になっているかもしれませんので、
読み飛ばしてください。
東京2020オリンピックに出場するため19日に来日したウガンダ選手団9人のうち1人が、成田国際空港の入国時検査で陽性となったことが波紋を広げています。
泉佐野市が、同行選手団8人・泉佐野市職員1人が濃厚接触者認定されたことを発表。報道などが「”なぜか”」大騒ぎを始めています。
特定国の全員検査の始まった4月以降も、1月の全員検査開始後も、入国者は濃厚接触していても入国時検査が陰性なら皆こういう扱いなのですが、いまさら何を騒いでいるのでしょうか。
大騒ぎするなら、もっと前から大騒ぎしてください。
報道陣も一年以上も問題を放置してきたのに、
いまさらなぜ大騒ぎするのでしょうか。
問題だと大騒ぎしている状態は、昨年3月には判明している事象と同じです。
報道陣も一年以上も問題を放置してきたのに、
いまさらなぜ大騒ぎするのでしょうか。
問題だと大騒ぎしている状態は、昨年3月には判明している事象と同じです。
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■なぜか濃厚接触者の滞在地への移動を報道機関が大騒ぎ
今回大きな騒ぎになっているのは、19日に選手団9人のうち1人が成田で検査陽性となったのち、その他の8人は陰性だったため、貸し切りバスで泉佐野市まで移動してきた点です。
泉佐野保健所が22日に、選手団の8人と同行していた泉佐野市職員1人の合計9人が濃厚接触者認定したことを受け、報道が大騒ぎを始めています。
例えばTBSは、「政府の水際対策に「ザル」などと批判の声があがっています。」と報道。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4297132.html
朝日新聞は、「移動中の感染拡大や自治体への負担に懸念の声もあがる。」と報じています。大阪府職員の自府滞在者の追放願望は目を疑います。
https://www.asahi.com/articles/ASP6P6WF8P6PUTIL02V.html
東京新聞の記事だと、野党関係者が「濃厚接触者が疑われる選手は空港留め置きを」と主張したとしており、それで騒ぎになっているようですね。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/111914
いずれも、濃厚接触者が滞在先に移動できたことを問題視しています。
しかし、よく考えてみてください。
8人は濃厚接触者→「入国時検査で陰性」でした。
国内で「濃厚接触者は皆陰性でした。メデタシメデタシ。市中感染はありませんでした。」なんて発表は超頻繁にあります。それと何が違うのでしょう? しかも、今回の選手団8人は、その後毎日PCR検査を受けて陰性確認を続けています。
国内で濃厚接触者認定されて検査した人が自宅に帰れていませんか?かつ、その後毎日検査していますか?、そもそも外出自粛していますか?
彼らは皆自宅に帰れてますし、彼らはその後検査なんて一切せずに、外出しまくってますよ。
なぜ、今回の五輪選手団だけが問題視されるのかが謎です。
https://johokotu.seesaa.net/article/481510503.html
そして、報道関係者も、こんなこと19日に成田の到着ロビーで内閣官房の参事官が陽性を暴露した時点で分かりきっているのに、その時点で誰も指摘しなかったのはなぜなのでしょう。
しかも、到着コンコースでカメラで撮影・取材していた報道陣は、14日間の隔離生活に入ったのかも謎です。ここまで問題視するぐらいだから、取材した報道陣は皆14日間の隔離しているんですよね?
申し訳ないですが、いまさら何を言っているの?という状況です。
(ド素人の日本空港情報館でも20日には問題点として記事にしています)https://johokotu.seesaa.net/article/482088297.html
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■今回の対応はいつも通りですが、何か?
しかし、これは実は、五輪関係者の特別な措置ではなく、水際対策でごくごく当たり前に行われている入国方法です。
例えば、今年5月19日に神奈川県で確認された変異株L452R感染者は、入国時に同行者が陽性だったのに、国内の知人宅で発症しています。濃厚接触者がフリーパスで入国できることは普通に起こっています。
https://johokotu.seesaa.net/article/481582783.html
例えば、昨年12月9日に新潟市で確認された陽性者は、入国までに搭乗した飛行機の前後席の利用者が空港検疫で陽性になっているのに新潟市まで移動しています。濃厚接触者がフリーパスで入国できることは普通に起こっています。
https://johokotu.seesaa.net/article/478959740.html
例えば、昨年9月3日に奈良市で確認された陽性者も、上記と同様に、入国までに搭乗した飛行機の前後席の利用者が空港検疫で陽性になっている事例です。濃厚接触者がフリーパスで入国できることは普通に起こっています。
https://johokotu.seesaa.net/article/477213515.html
例えば、昨年8月12日に三重県で確認された陽性者は、家族が入国時検査で陽性になっていましたが、本人は入国時検査は陰性だったため、自宅まで帰宅できています。家族ですらです。濃厚接触者がフリーパスで入国できることは普通に起こっています。
https://johokotu.seesaa.net/article/476858144.html
例えば、昨年7月15日に三重県で確認された陽性者は、一緒に入国した子供が入国時検査では陽性でしたが、本人は入国時検査は陰性で、親族宅についてから念のため検査をしたら陽性になった事例です。濃厚接触者がフリーパスで入国できることは普通に起こっています。
https://johokotu.seesaa.net/article/476257981.html
みーんな仲良く、入国時検査で同行者が陽性でも、本人が陰性なら、普通に入国しているんです。
なぜ五輪選手団の入国の時だけがたたかれるのか、非常に疑問です。
実は、昨年夏までは、この入国時検査の検査結果も待たずに入国が出来ていました。
それに比べればまだましな対応な状況です。
https://johokotu.seesaa.net/article/475413521.html
https://johokotu.seesaa.net/article/475846019.html
そして、既に昨年3月には、同じ飛行機内で濃厚接触したことの連絡が遅かったせいで、クラスターも発生しています。
この事象に一般ピープルが気づけたのは昨年11月になってからですが、同じ飛行機に乗っていれば、前後左右2列以外も濃厚接触になり得ることは分かっています。しかし、これを取り上げた報道機関は、発生した3月前後はもちろん、11月に調査結果が公表された時もほとんどありませんでした。
https://johokotu.seesaa.net/article/478495235.html
https://johokotu.seesaa.net/article/478570058.html
同じ機内にいた人がヤバいと言う事実は、全員検査も始まっていない昨年3月には判明していることです。それを今更指摘するのですから、あきれるしかありません。
国内ではもっと条件の悪い電車内では感染拡大した事例はほとんどないと信じ込んでいる人が多いですから、何とも思わない人が多いのでしょうね。
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■今回の発表は差別的対応
ウガンダ選手団の人々は、入国時の誓約事項に何ら違反していません。しかもまだ陽性確定していない方々です。
元々は入国翌日から外出しようとたくらんでいたようですが、結果的に、14日間隔離状態になりました。このため、通常の入国者と同じ状況になっています。
にもかかわらず、ウガンダ選手団と特定して発表されてしまいました。
これまで人権保護目的で、このような詳細発表を拒んできて、そのせいで、機内クラスター発生などが生じてきているのに、何も問題行動していないのに、今回は、個人情報駄々洩れで、人権侵害するという非常におぞましい事態になっています。
穿った見方をしてしまうと、黒人差別と言われかねない事態です。
今回ここまで詳細な情報を出したのなら、他の入国者のすり抜け事例についても、きちんと情報を出して、隔離の徹底や周辺住民への注意喚起すべき話です。
今回ここまで詳細な情報を出したのなら、他の入国者のすり抜けしたうえで、誓約事項に違反して家族含めて他人と接触した事例の個人情報をきちんと出し、在留資格保持者を強制送還すべき話です。
そうしないと非常に差別的対応となってしまいます。
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■14日間隔離の重要性が改めて露呈
情報交通ホットライン日本空港情報館ブログでは、ずっと記事にし続けていますが、極論すると、空港で検査をする必要はありません。14日間、誰とも接触しなければ、理論上は、国内にウイルスは密輸されませんから。
検査に金と時間と場所を使うぐらいなら、14日間強制隔離ホテルを1室でも多く確保した方が有用です。
新型コロナウイルス感染症には誰もが罹る可能性があります。陽性になってしまうのは仕方のないことです。
よく考えてみると、濃厚接触したかしなかったかは入国者に関しては極論関係ありません。そこを論点にしてはダメです。敢えてそこを論点にするのなら、連絡が遅くなったことによる機内クラスター事例も起きているのだから、同じ飛行機の搭乗者に連絡が行かない体制を問題視する方が先でしょう。
入国者全員が、誰とも接触しなけりゃ、海外からの持ち込みウイルスは国内に拡散しないのだから、そこをまず抑えこむことが最も重要です。
そして、自県民(自県滞在者)の陽性者は、自県が責任もって看てあげられませんか。なぜ大阪府民(大阪府滞在者)を成田空港のある千葉県が面倒見なければいけないのですか?
泉佐野市に移動するのは何の問題もないはずです。むしろ成田に留め置く方が大問題です。千葉の医療資源を食いつぶすのですか?
国内でも濃厚接触者でも陰性なら行動制限は一切してないんですから、動いても問題ないはずですよね。
14日間の隔離について、もっと議論が活発になることを願っています。
防ごう、空港検疫すり抜けによるウイルス密輸
防ごう、入国14日以内の接触によるウイルス拡散
防ごう、空港へのお迎えによるウイルス拝受
防ごう、海外から動くことによるウイルス蔓延
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■ウガンダ共和国オリンピック選手団の成田国際空港検疫所での陽性者発生に関わる濃厚接触者について(泉佐野市公式サイト)
http://www.city.izumisano.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/35/PR20210622-2.pdf
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