泉佐野市は23日、19日成田国際空港着ウガンダから入国した東京2020オリンピック選手団の1人が新型コロナウイルス陽性だったと発表しました。空港検疫では陰性判定されたいわゆるすり抜け事例です。
新たに陽性となったのは、20代男性です。
同市のリリースで、ウガンダ選手団のうちの1人で泉佐野市滞在中であることが大公開されています。
これまでの陽性者で、ここまで情報が大公開された事例は、ほとんど前例がありません。
泉佐野市では、今後は、どういう目的で入国した、本当の居住地はどの国の人で、日々の検査結果がどうなるのかを、外人、日本人問わず、発表していくことになったものと思われます。また、濃厚接触者のPCR検査を毎日実施するとも発表。今後、すべての発症者、濃厚接触者に対し、非常に詳細の情報公開に加え、毎日検査のモニタリングをすると思われます。
これらの情報公開や検査は、予防行動に大きく寄与するとみられますが、実践できている地方公共団体は皆無に近く、泉佐野市が非常に素晴らしい市であることが判明しました。
今回陽性となった1人を含む選手団は全部で9人ですが、成田着時の検査で、同行者1名が陽性判定されています。成田到着後は、公共交通を使わずに泉佐野市まで移動しており、陽性が出たために14日間の自主隔離を続けていました。このため、同行者以外への感染は今のところ判明していないようです。
入国後14日間隔離の重要性が改めて判明した事例になっています。
成田や滞在ホテルなどで取材した報道機関の人々、ホテル従業員、貸し切りバス運転手、成田でケアした航空会社スタッフ、機内にいた人々など、非常に多くの接触者がいると思いますが、それらの人々が隔離をしているのかまでは、情報が出ませんでした。
五輪選手団は、差別的に大々的に発表したので、これらの人の詳細情報も開示されるものと思われますが、成田の人などそもそも泉佐野保健所管内にいない人は多く、把握は困難そう。積極的に、「取材していたのは我が社の社員。濃厚接触者に当たるかの確認も済んでおり、念のため14日間の自主隔離中。毎日検査の結果陰性続けてます。」位いう報道機関や「我が社の便で陽性者が出たので、搭乗者全員に保健所行くよう連絡済み」という航空会社等があれば、保健所の仕事も楽になるんでしょうけど、期待するだけ無駄でしょうね。(ちなみに中国では、利用便から陽性者が出た場合、ペナルティとして一定期間乗り入れが制限されるので、航空会社もピリピリしてます)
実は、空港検疫で陰性だったのに、日本国内に入国後数日経って陽性となるすり抜け事例は、昨年から後を絶ちません。
実は、昨年12月以降、一部の国からの入国の際には強制隔離となっていますが、強制隔離中陽性となる事例も後を絶ちません。
今回の事例を契機に、入国時の隔離の重要性が再認識されると良いですね。
なお、6月1日に成田に到着したオーストラリア選手団(ソフトボール)は4日後の6月5日には練習を開始。6月20日に東京国際に到着したデンマーク選手団(ボート)は翌6月21日には歓迎セレモニーに出席するなど、東京五輪参加者は14日間自主隔離をする人は皆無ですね。
空港検疫でのすり抜けは必ず発生します。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。
入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
いいかげん、14日間の自主隔離をしっかり行いませんか。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。
入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
いいかげん、14日間の自主隔離をしっかり行いませんか。
■ウガンダ共和国オリンピック選手団の泉佐野市(ホストタウン)における陽性者発生について(泉佐野市公式サイト)
http://www.city.izumisano.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/35/PR20210623.pdf
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