東京2020オリンピック開幕まであと20日を切り、聖火リレーも終盤戦。6日には日本最初の飛行場で聖火リレーが行われ、空を飛んだ聖火が点灯しました。
6日は聖火リレーが埼玉県内に入りました。公道でのリレーが中止されるところもある中、埼玉県では、川口市とさいたま市以外では公道で開催されています。6日のコース最終地は所沢で、セレブレーションは「ニッポンが誇る日本最初の航空発祥の地」と紹介された所沢航空記念公園の所沢航空発祥記念館前で行われました。
ギリシャのオリンピアから空を飛んで運ばれてきた聖火が、日本最初の飛行場でも灯りました。
所沢の聖火リレーは、ルート全体が日本最初の飛行場跡地で行われました。ルート上では、前回の東京五輪で聖火を運んだ日本航空機製造YS-11型機もチラッと登場(展示機自体は五輪後1969年製造のエアーニッポン塗装のYS-11A-500R(JA8732)、可能性無限大の99号機)。セレブレーションが行われた会場脇ではカーチス・ライトC-46A中型輸送機(天馬)が聖火点灯に花を添えるなど、飛行場尽くしの聖火リレーとなりました。
ちなみに、この飛行場跡地を有効活用して設立された国立障害者リハビリテーションセンターもあってパラリンピアンを支えています。
聖火リレーはここまで、上五島、隠岐、静岡で空港を会場に行われていますが、運航中の便はありません。成田国際周辺でも予定されていましたが、公道でのリレーが中止となったために動く航空機とのコラボは実現しませんでした。そして、航空機のそばを通るのは、今回の所沢以外では、4月4日の岐阜かかみがはら航空宇宙博物館程度でした。
東京都本土も公道リレーがなくなったため、実質的な公道でのリレー最終日は7月16日になります。この日には、八丈島空港、青ケ島ヘリポートでもリレーが行われる予定です。空を超えてやってきた聖火を、空の玄関口である飛行場で最後の最後まで盛り上げます。
そして、7月21日からは調布飛行場跡地にある武蔵野の森総合スポーツプラザ、東京スタジアム、武蔵野の森公園で、バドミントン、近代五種、サッカー、7人制ラグビー、自転車競技も行われる予定です。
さらに、今回の東京2020オリンピックでは、東京国際空港、成田国際空港での入国者の動向が異常に注目を集めています。
良い意味でも悪い意味でも、ここまで空港が注目される五輪はかつてないですね、、、。
STAY HOMEの今は、聖火リレーを、空を超えて、お家で見て、空を飛んで行った気分に浸りませんか。
明日は七夕ですよ。コロナ退散・安心安全の願いが通じますように。
■東京2020オリンピック聖火リレーライブストリーミング7月6日(NHK公式サイト)
https://sports.nhk.or.jp/olympic/torch/events/20210706/
■おうちで見よう、埼玉県聖火リレー(埼玉県公式サイト)
https://www.pref.saitama.lg.jp/oly-para/events/torchbearer/remote.html
STAY HOME NOW, FLY LATER