厚生労働省(厚労省)は7月18日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無、ワクチン摂取状況等に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定として臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。
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7月18日現在
無症状率 89.8%←[急激悪化中]
罹 患 率 0.392%
▲国際線到着空港は日本国内より19.6倍も危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.020%=要治療26,184人/人口約1億2547万人(2021年6月)
7月18日現在
無症状率 89.8%←[急激悪化中]
罹 患 率 0.392%
▲国際線到着空港は日本国内より19.6倍も危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.020%=要治療26,184人/人口約1億2547万人(2021年6月)
(比較用)日 本:罹患率0.668%=感染838,432人、死亡率0.0119%=死亡15,040人/約1億2547万人(2021年6月)←[緊急事態宣言発令中の危険国家]
(比較用)チェコ:罹患率15.629%=感染1,670,823人、死亡率0.2837%=死亡30,336人/人口約1,069万人(2020年12月末)←[現地感染は底なのに2日連続確認]※ロイター公式サイトが分かりやすいです。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/czech-republic/
※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。
■空港検疫 全員検査結果(7月16日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
4月30日発表分までは別にまとめています。
2020年04月04日〜2021年06月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/482404815.html
2020年04月04日〜2021年07月01日:対象766,797人、陽性3,057人/罹患率0.398%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年07月02日:対象769,721人、陽性3,062人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月03日:対象773,213人、陽性3,073人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月04日:対象777,092人、陽性3,087人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月05日:対象780,144人、陽性3,096人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月06日:対象784,338人、陽性3,105人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月07日:対象786,770人、陽性3,116人/罹患率0.396%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年07月08日:対象789,196人、陽性3,127人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月09日:対象792,001人、陽性3,134人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月10日:対象795,352人、陽性3,152人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月11日:対象799,246人、陽性3,158人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月12日:対象802,819人、陽性3,168人/罹患率0.394%
2020年04月04日〜2021年07月13日:対象807,551人、陽性3,181人/罹患率0.393%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年07月14日:対象810,617人、陽性3,190人/罹患率0.393%
2020年04月04日〜2021年07月15日:対象814,459人、陽性3,212人/罹患率0.394%
2020年04月04日〜2021年07月16日:対象818,334人、陽性3,222人/罹患率0.393%
2020年04月04日〜2021年07月17日:対象822,725人、陽性3,235人/罹患率0.393%
2020年04月04日〜2021年07月18日:対象827,851人、陽性3,250人/罹患率0.392%
7月16日(金)分と思われる検査件数は5,126件と、五千件を超えました。全員検査が始まった2020年4月3日以来過去最多の検体数となりました。
感染者は15人増加。罹患率はジリジリ改善しています。検体数が多いので、ジリジリ薄まってきています。
※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、三日間の強制隔離対象国が徐々に増えてきており、入国直前と三日後の二回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)
■新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年7月18日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19941.html
■空港検疫検査 到着日別詳細結果(7月17日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
4月30日到着分までは、別にまとめています。
2020年04月03日〜2021年06月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/482404815.html
07月01日:症状 有3 無4=陽性7人 3087・3088・3093・3094・3095・3124・3129
07月02日:症状 有7 無11=陽性18人 3096・3098・3099・3100・3101・3102・3103・3104・3105・3106・3107・3108・3109・3130・3131・3133・3134・3145
07月03日:症状 有4 無7=陽性11人 3110・3111・3114・3115・3116・3117・3118・3119・3120・3144・3145
07月04日:症状 有3 無5=陽性7人 3121・3122・3125・3126・3154・3157・3235・3236
07月05日:症状 有3 無12=陽性15人 3127・3128・3132・3135・3136・3137・3138・3139・3140・3166・3167・3169・3170・3171・3172
07月06日:症状 有5 無5=陽性10人 3141・3142・3143・3147・3148・3149・3152・3165・3179・3180
07月07日:症状 有0 無5=陽性5人 3150・3151・3153・3155・3156
07月08日:症状 有2 無15=陽性17人 3158・3159・3160・3161・3162・3163・3164・3168・3173・3174・3175・3176・3177・3193・3194・3241・3242
07月09日:症状 有1 無7=陽性8人 3178・3181・3182・3184・3206・3208・3209・3210
07月10日:症状 有3 無12=陽性15人 3183・3185・3186・3187・3188・3189・3190・3200・3219・3220・3221・3222・3223・3225・3263
07月11日:症状 有5 無11=陽性16人 3191・3192・3195・3196・3197・3198・3199・3201・3202・3203・3204・3234・3237・3238・3239・3240
[空港別] 成田9・羽田3・関空4
[男女別] 男13・女3
[年代別] 10代下1・20代3・30代3・40代6・50代0・60代1・70代0・80代上0
[渡航元] フィリピン1・インドネシア8・UAE1・ロシア2・ナイジェリア1・ザンビア1・米国2
[居住地] 北海道2・東京4・神奈川3・京都1・大阪1・奈良1・兵庫2・非公表2
07月12日:症状 有3 無6(+1)=陽性9人 3205・3207・3211・3212・3213・3214・3249・3250・3283
[空港別] 成田3(+1)・羽田3・中部1・関空2
[男女別] 男7(+1)・女2
[年代別] 10代下0・20代1・30代2・40代2・50代2(+1)・60代1・70代1・80代上0
[渡航元] フィリピン1・インドネシア4(+1)・ロシア1・英国1・米国1・メキシコ1
[居住地] 栃木1・埼玉1・東京1・愛知3・兵庫2・日本1(+1)
07月13日:症状 有4 無12=陽性16人 3215・3219・3217・3218・3224・3226・3227・3228・3229・3230・3231・3232・3260・3262・3266・3267
[空港別] 成田12・羽田4
[男女別] 男13・女3
[年代別] 10代下3・20代3・30代3・40代5・50代2・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] フィリピン1・インドネシア6・英国3・ギニア1・モザンビーク1・米国4
[居住地] 青森1・群馬1・埼玉1・千葉7・東京3・神奈川2・非公表1
07月14日:症状 有5 無6(+1)=陽性11人 3233・3243・3244・3245・3246・3253・3254・3255・3256・3274・3275
[空港別] 成田8・羽田1(+1)・関空1・鹿児島1
[男女別] 男9・女2(+1)
[年代別] 10代下0・20代2・30代2(+1)・40代4・50代2・60代0・70代0・80代上1
[渡航元] ミャンマー1・インドネシア4・インドネシア/マレーシア1・UAE1・キルギス1(+1)・ギリシャ1・米国1・ブラジル1
[居住地] 栃木1・千葉2・東京1・神奈川2・大阪1・長崎1・非公表2(+1)
07月15日:症状 有1 無5=陽性6人 3247・3248・3251・3252・3257・3258
[空港別] 成田3・羽田3
[男女別] 男4・女2
[年代別] 10代下1・20代0・30代2・40代2・50代0・60代1・70代0・80代上0
[渡航元] インドネシア2・カザフスタン/トルコ1・ナイジェリア1・セネガル1・パナマ1
[居住地] 千葉1・東京3・非公表2
07月16日:症状 有0 無10(+1)=陽性10人 3259・3261・3264・3265・3268・3269・3270・3271・3272・3282
[空港別] 成田3・羽田6(+1)・関空1
[男女別] 男7(+1)・女3
[年代別] 10代下0・20代2・30代3(+1)・40代2・50代2・60代0・70代1・80代上0
[渡航元] フィリピン1・インドネシア1・イラン1・ウズベキスタン1・タジキスタン1・英国1・タンザニア1・米国1・キューバ1・非公表1(+1)
[居住地] 東京5(+1)・神奈川1・大阪2・山口1・非公表1
07月17日:症状 有0 無7(+6)=陽性7人 3273・3276・3277・3278・3279・3280・3281
[空港別] 成田4(+3)・羽田3(+3)
[男女別] 男7(+6)・女0
[年代別] 10代下0・20代2(+1)・30代3(+3)・40代0・50代1(+1)・60代1(+1)・70代0・80代上0
[渡航元] 韓国1(+1)・インドネシア1(+1)・ロシア1(+1)・チェコ2(+1)・英国1(+1)・ブラジル1(+1)
[居住地] 東京6(+5)・兵庫1(+1)
07月18日:症状 有0 無1=陽性1人 3284
[空港別] 成田1
[男女別] 男1・女0
[年代別] 10代下0・20代0・30代0・40代0・50代1・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] タンザニア1
[居住地] 日本1
合計10人の陽性確認が発表されました。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年7月18日までの470日間で3,204人になりました。
3,204人のうち有症状は325人です。無症状は2,879人で、無症状率は89.8%です。ここのところ有症状者が激増しており、無症状率が一気に悪化しています。危険です。悪化している要因が不明ですが、どうしても日本に来なければならない事情を抱えた人が無理してでも来るというパターンが増えているのかもしれません。
本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
本日発表分は、団体感染が疑われる事例はありませんでした。
強制隔離中の陽性とみられる事例は、6日後陽性に当たる7月12日着が1人、3日後陽性に当たる7月14日着が1人出ています。インドネシアとキルギスからそれぞれ1人です。
これで3日間強制隔離対象国が少し多めに増えた3月5日着から7月14日着までの132日間で、強制隔離中の陽性者は287人となりました。元々いるはずがない超稀な事例だったはずなのに、すり抜け直前の陽性確認があまりにも多すぎますね。
居住地を「日本」とする謎人物が出ました。全員検査が始まった2020年4月3日以降初めてのケースですが、いきなり2人も出ています。そして、2人に関係は全くないとみられるため、謎が深まっています。
居住地が滞在地の記載であったとしても、(日本国内扱いではない)米軍基地や大使館等でない限り都道府県を書けない人はいないはずです。これら以外で考えられるとすると、五輪関係者が14日以内に複数都道府県に滞在するとして出している場合などがありそうです。何でしょうか。
空港で陽性の場合、その空港のある都道府県で入院することになります。居住地の都道府県というのは、どこの都道府県の住民がどれだけ他の都道府県の医療機関に迷惑をかけているかを測るバロメーターでもあります。昨年初夏には一部の県知事が陽性者を成田から出すなと自県民を千葉県に押し付ける差別事例も発生しているほどなので、かなり重要な項目です。それを非公表にしたり、こういう曖昧表現にしたりするのは、各都道府県にも税金を収めている身からすると、信じがたい出来事です。どうせ千葉県民以外が成田着だったり、東京都民以外が羽田着だったりするから、後ろめたさから隠したくなるのでしょう。
どうせこういう謎を突っ込むマスコミなど皆無なのでしょうね、、、。
行動歴を「非公表」とする人物が出ました。行動歴ごとに水際対策が異なることから原則非公表ができなくなった2020年12月以降初めてのケースです。国別の感染状況を細かく公表することで水際対策に活かしている週間速報集計を発表する際にどのように発表するのか見ものです。
「非公表」ではない「-」がこれまで数人出ていますが、これらも2日遅れ発表が多かったです。今回の人も2日遅れなのですが、何か理由があるのでしょうか。集計が遅れやすいのは、ビジネスジェットでの入国者か何かですかね、、、。
どうせこういう謎を突っ込むマスコミなど皆無なのでしょうね、、、。
ここのところ居住地の非公表者も激増しており、検体数最多を更新する中で、入国者の無法者化がもうどうにも止まりませんね。
インドネシアは相変わらず勢いが止まりません。今日は少なめとはいえ、10人のうち2人確認されています。相変わらず、隔離中発症事例が出ています。居住地日本のトンデモナイ事例も1人います。
先月から激烈に悪化していますが、やっと9日から10日間強制隔離となりました。
しかし、9日着に続いて、今日も12日着、17日着の陽性者が確認されています。強制隔離は、入国者数を減らすという点では全く意味がないです。
■新型コロナウイルス感染症の無症状病原体保有者の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19942.html
STAY HOME NOW, FLY LATER