外務省は8月1日から、海外在留邦人等の新型コロナウイルスのワクチン接種を成田国際空港(成田空港)と東京国際空港(羽田空港)で開始します。
ワクチン接種の対象となるのは、「日本国内に住民票を有しない海外在留邦人等の皆様の中で、在留先での新型コロナウイルスのワクチン接種に懸念等を有し、日本に一時帰国してワクチン接種を行うことを希望する方々」。使用されるのはファイザー社製です。
国内空港の3か所(成田空港第1ターミナル5階エアポートモール内・第2ターミナル2階旧南側国内線施設、羽田空港第3ターミナル3階チェックインロビー)に会場が設けられます。
期間は2021年8月1日から2022年1月上旬まで。毎日10時〜13時及び14時〜17時に実施するとしています。
海外在住でも日本国内に住民票を有する場合や、帰国時に転入届を提出して住民登録を行う場合は、対象外となります。
今回の会場は空港に設置されるため、入国直後に接種が可能です。しかし、入国時の検疫に時間がかかるため、毎日午前中に到着する便で渡航する場合のみ入国当日の予約が可能です。
また、強制隔離期間(3日間、6日間、10日間)がある変異株指定国・地域からの入国者は、当該指定期間の待機が終了した後のみ接種可能で、強制隔離期間中は接種を受けられません。ただし、10日間強制隔離の国に限り、同宿泊施設での待機期間中、医師等が週に2日(月曜日及び金曜日)宿泊施設を巡回し、接種を行うとしています(限定数・予約必須)。
空港内は滞在施設とすることが出来ないため、入国翌日に接種する場合は、いったん自宅に帰るかホテル等の確保も必要になります。
また、入国後14日間は外出自粛が求められていますが、入国後14日以内にこの接種会場へ行くこと(当然ながら公共交通機関不使用の条件の下で)は黙認されるようです。
航空会社によっては、ワクチン接種を搭乗の条件とする動きが出てきています。条件付けされると、日本へ帰国するのが困難になるため、早期の接種実施を求める声があります。
海外では、日本で承認されている以外のワクチンも出回っており、効果が薄いものや副作用が強いとみられるものもあることから、日本で承認されているワクチンの接種を希望する在留邦人が存在していました。
それにしても、ワクチン打っていない人が大量に集まるため、ますます不要不急で空港に行きづらくなりますね。
羽田空港では、新型コロナウイルス感染症パンデミック以降、一年以上もターミナルへの不要不急の来館自粛が求められています。
■日本での新型コロナウイルス・ワクチン接種を希望する海外在留邦人等の皆様へのお知らせ(外務省公式サイト)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/vaccine.html
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