政府が夏季期間中として実施していた航空利用者対象の搭乗前モニタリング検査が20日、検査キット配送を終了しました。9月12日までに62,295人を検査し103人もの陽性者をあぶりだしましたが、予定通り9月30日をもって終了する模様です。
搭乗前モニタリング検査は、成田国際・東京国際・中部国際・大阪国際・関西国際・福岡と、北海道・沖縄県内の空港、広島・福岡・鹿児島空港との間を結ぶ便を利用する人を対象とした無料の検査です。
9月30日搭乗分までとされています。20日に検査キット配送を終了したため、期間は延長されず予定通り終了する模様です。
この検査では、7月20日から9月21日までの8週間で62,295人が検査し、103人の陽性をあぶり出しています。罹患率は0.165%です。
搭乗前に受検しているということは、コロナに関して無症状・自覚なしと言うことでしょうから、街中には1,000人に1人以上のスプレッダーが存在していることを示しています。
8週間で対象となった便の利用者は1,907,995人でしたので、推定陽性者数は3,154人。3,051人(1日あたり54人)もの人が陽性に気が付かずに国内線航空便を利用している計算になります。
全体では、空港検疫のだいたい半分くらいで推移している印象でしょうか。(=世界と比べると接触する危険度半分ということ)
週別にみると、罹患率が最も高かったのが8月16日〜8月22日の週で0.209%でした。やはり、行楽移動者はすこし割合が高くなるのでしょうか。
出発空港別の陽性者数は示されませんでしたので、特定地域が陽性率が高いかどうかまでは不明です。
国内はウィズコロナとは言っても、この数字を目の当たりにしてしまうと、少しビビります。
油断せずに、まずは移動を極力避ける、対策実施(不織布マスク・手指消毒・黙行)、移動後の14日間隔離の3本柱を徹底したいところ。ワクチン打ったからと言って不要不急の外出OK出すのはまだ時期尚早ではないでしょうかね、、、。
■モニタリング検査での陽性状況
7/20-7/26 5,675人中 9人陽性=0.159%
7/27-8/01 6,006人中 9人陽性=0.150%
8/02-8/08 10,154人中21人陽性=0.207%
8/09-8/15 11,068人中19人陽性=0.172%
8/16-8/22 10,066人中21人陽性=0.209%
8/23-8/29 6,002人中 9人陽性=0.150%
8/30-9/05 6,273人中12人陽性=0.191%
9/06-9/12 7,051人中 3人陽性=0.043%
■羽田空港等と北海道・沖縄県内の空港等との間を結ぶ便の搭乗者を対象としたモニタリング検査(内閣官房特設公式サイト)
https://corona.go.jp/passengers_monitoring/
STAY HOME NOW, FLY LATER
結果を見れば一目瞭然。隔離しないとダメなんです。
入国後隔離を頑張る皆さんを応援します。
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