2021年09月22日

空港検疫9/22_200日563人隔離中

◇空港検疫 今日も隔離中陽性が7人、200日間に隔離中陽性が563人ですり抜け危機はまだまだ継続中 9月22日発表分

厚生労働省(厚労省)は9月22日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無、ワクチン摂取状況等に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定として臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。


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9月22日現在
無症状率 89.1%
罹 患 率 0.391%

▲国際線到着空港は日本国内より8.3倍危険!

(比較用)日本国内 現罹患率0.047%=要治療60,011人/人口約1億2530万人(2021年8月)

(比較用)日 本:罹患率1.341%=感染1,681,120人、死亡率0.0137%=死亡17,276人/約1億2530万人(2021年8月)←[緊急事態宣言発令中の危険国家]
(比較用)ベナン:罹患率0.176%=感染21,450人、死亡率0.0012%=死亡146人/人口約1,212万人(2020年)←[急増ピーク直後]※ロイター公式サイトが分かりやすいです。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/benin/


※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。



空港検疫 全員検査結果(9月20日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
4月30日発表分までは別にまとめています。

2020年04月04日〜2021年07月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/482941109.html


2020年04月04日〜2021年09月01日:対象981,121人、陽性3,815人/罹患率0.388%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年09月02日:対象983,118人、陽性3,821人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年09月03日:対象986,345人、陽性3,833人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年09月04日:対象989,371人、陽性3,843人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年09月05日:対象992,507人、陽性3,855人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年09月06日:対象994,834人、陽性3,872人/罹患率0.389%
2020年04月04日〜2021年09月07日:対象998,194人、陽性3,883人/罹患率0.389%
2020年04月04日〜2021年09月08日:対象1,000,069人、陽性3,897人/罹患率0.389%
2020年04月04日〜2021年09月09日:対象1,001,950人、陽性3,907人/罹患率0.389%
2020年04月04日〜2021年09月10日:対象1,004,520人、陽性3,921人/罹患率0.390%
2020年04月04日〜2021年09月11日:対象1,006,862人、陽性3,946人/罹患率0.391%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年09月12日:対象1,009,581人、陽性3,960人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年09月13日:対象1,012,087人、陽性3,969人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年09月14日:対象1,015,632人、陽性3,979人/罹患率0.391%
2020年04月04日〜2021年09月15日:対象1,017,155人、陽性3,994人/罹患率0.392%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年09月16日:対象1,018,952人、陽性4,001人/罹患率0.392%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年09月17日:対象1,021,529人、陽性4,014人/罹患率0.392%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年09月18日:対象1,023,927人、陽性4,018人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年09月19日:対象1,026,500人、陽性4,028人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年09月20日:対象1,028,741人、陽性4,034人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年09月21日:対象1,031,866人、陽性4,039人/罹患率0.391%

2020年04月04日〜2021年09月22日:対象1,033,377人、陽性4,048人/罹患率0.391%※海港検疫含む

9月20日(月)分と思われる検査件数は1,511件です。2千件を切りました。
陽性者は9人増加。罹患率は横ばいでした。

※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、全員が強制隔離になる国があり、入国直前と3日後、6日後、10日後と複数回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年9月22日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21226.html














空港検疫検査 到着日別詳細結果(9月21日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
4月30日到着分までは、別にまとめています。

2020年04月03日〜2021年07月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/482941109.html


09月01日:症状 有2 無16=陽性18人 3808・3812・3817・3818・3819・3844・3846・3847・3848・3849・3850・3851・3852・3853・3854・3856・3887・3888
09月02日:症状 有0 無16=陽性16人 3820・3822・3823・3825・3826・3827・3828・3829・3830・3858・3859・3860・3861・3862・3889・3946
09月03日:症状 有5 無9=陽性14人 3831・3835・3836・3837・3838・3839・3840・3841・3845・3873・3874・3876・3877・3952
09月04日:症状 有0 無7=陽性7人 3842・3855・3886・3889・3890・3891・3892
09月05日:症状 有5 無11=陽性16人 3857・3863・3864・3865・3866・3867・3868・3869・3870・3871・3872・3897・3900・3901・3902・3903
09月06日:症状 有1 無9=陽性10人 3875・3878・3879・3880・3881・3882・3883・3884・3885・3944
09月07日:症状 有0 無6=陽性6人 3893・3894・3895・3896・3921・3923
09月08日:症状 有0 無9=陽性9人 3898・3904・3905・3906・3907・3908・3909・3934・3935
09月09日:症状 有1 無10=陽性11人 3910・3912・3913・3914・3915・3916・3917・3918・3919・3943・3945
09月10日:症状 有2 無14=陽性16人 3920・3922・3924・3925・3926・3927・3928・3929・3930・3931・3932・3933・3951・3953・3955・3959
09月11日:症状 有0 無6=陽性6人 3936・3937・3938・3939・3940・3941
09月12日:症状 有1 無6=陽性7人 3942・3947・3948・3949・3950・3964・3966
09月13日:症状 有0 無8=陽性8人 3954・3956・3957・3958・3974・3975・3976・3977
09月14日:症状 有2 無6=陽性8人 3960・3961・3962・3963・3965・3980・3982・3983

09月15日:症状 有0 無8=陽性8人 3967・3968・3969・3970・3971・3972・3973・3989
 [空港別] 成田6・羽田2
 [男女別] 男4・女4
 [年代別] 10代下1・20代4・30代2・40代0・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] モンゴル2・フィリピン2・パキスタン1・英国1・米国2
 [居住地] 茨城2・千葉1・東京1・神奈川1・岐阜1・島根1・非公表1
09月16日:症状 有1 無4=陽性5人 3978・3979・3981・3994・3995
 [空港別] 成田2・羽田2・関空1
 [男女別] 男5・女0
 [年代別] 10代下0・20代1・30代1・40代0・50代2・60代0・70代1・80代上0
 [渡航元] フィリピン1・パキスタン2・エジプト1・米国1
 [居住地] 茨城1・栃木1・東京1・愛知1・非公表1
09月17日:症状 有1 無1=陽性5人 3984・3985・3986・3987・4001
 [空港別] 成田2・羽田1・中部1・関空1
 [男女別] 男2・女3
 [年代別] 10代下1・20代1・30代1・40代2・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン3・エジプト1・フランス1
 [居住地] 千葉1・東京1・愛知1・愛媛1・非公表1
09月18日:症状 有1 無13(+6)=陽性14人 3988・3990・3991・3992・3993・4003・4004・4005・4007・4008・4009・4010・4011・4021
 [空港別] 成田6・羽田8(+6)
 [男女別] 男11(+5)・女3(+1)
 [年代別] 10代下5(+2)・20代1(+1)・30代2(+2)・40代2・50代4(+1)・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン1・ベトナム1・インドネシア2(+2)・スリランカ1・パキスタン7(+3)・イラン1(+1)・米国1
 [居住地] 東京4・神奈川1・新潟1・長野1・愛知3(+3)・岡山1(+1)・奈良1・非公表2(+2)
09月19日:症状 有0 無6(+1)=陽性6人 3996・3997・3998・3999・4000・4020
 [空港別] 成田4(+1)・羽田1・福岡1
 [男女別] 男4・女2(+1)
 [年代別] 10代下0・20代1・30代2(+1)・40代3・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン3・パキスタン1(+1)・米国1・キューバ1
 [居住地] 茨城1(+1)・神奈川1・福岡1・非公表3
09月20日:症状 有0 無1=陽性1人 4002
 [空港別] 成田1
 [男女別] 男1・女0
 [年代別] 10代下0・20代0・30代0・40代0・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] フランス1
 [居住地] 神奈川1
09月21日:症状 有3 無6=陽性9人 4006・4012・4013・4014・4015・4016・4017・4018・4019
 [空港別] 成田2・羽田3・関空4
 [男女別] 男8・女1
 [年代別] 10代下0・20代3・30代4・40代2・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン4・シリア1・トルコ2・ベナン1・米国1
 [居住地] 千葉2・滋賀1・兵庫4・非公表2


合計16人の陽性確認が発表されました。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年9月21日までの537日間で3,941人になりました。
3,941人のうち有症状は3人増えて429人です。無症状は3,512人で、無症状率は89.1%です。

本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
9月18日羽田着パキスタンから入国の愛知県居住3人(50代男・30代男・10代男)、9月21日羽田着トルコから入国の居住地非公表2人(30代男女)、9月21日関空着フィリピンから入国の兵庫県居住4人(30代男・20代男2人・40代男)が、それぞれ連番確認されており、団体感染が疑われます。また、9月18日羽田着インドネシアから入国の居住地非公表男が10歳未満で、同行者がいる団体感染すり抜けが疑われます。

有症状者が3人出ています。
9月21日成田着ベナンから入国の千葉県居住30代男が、発熱、咳嗽、倦怠感症状です。
9月21日羽田着トルコから入国の居住地非公表30代男が、発熱症状です。
9月21日羽田着シリアから入国の千葉県居住20代男が、発熱症状です。
ベナン、シリアから日本へは直行便はなく、乗継便を利用して半日以上の飛行で、機内発症とみられます。
トルコから羽田へは半日程度の飛行で、機内発症とみられます。

強制隔離中の陽性とみられる事例は、3日後陽性に当たる9月18日着が6人、9月19日着が1人と合計7人も出ています。パキスタンから4人、インドネシアから2人、イランから1人です。
これで3日間強制隔離対象国が少し多めに増えた3月5日着から9月19日着までの200日間で、強制隔離中の陽性者は563人となりました。
元々いるはずがない超稀な事例として処理されていたはずなのに、すり抜け直前の陽性確認があまりにも多すぎます。
まだまだ隔離中陽性が出ている中で、20日午前0時から強制隔離になる国が激減しました。今日発表の7人のうちイランからの1人は入国が2日ずれていたらすり抜けて国内に入り込んでいた危険事例です。水際が非常に危険な状況です。


フィリピン、パキスタン、米国の勢いが止まりません。
特にフィリピンは、国際線到着全5空港に就航しています。今日の陽性者は関空着のみでしたが、4人とクラスターのような発生状況になっています。昨年の中韓のように就航空港の規制が強化されないのはなぜなのでしょう。
特にパキスタンは、規制が緩和されてから空港検疫での陽性確認が爆増しています。今日も4人で全員隔離中陽性と危険な状況。再入国の規制が元に戻らないのはなぜなのでしょう。
特に米国は、現地感染が世界最悪の悪化になっています。空港検疫での逃亡数も最多です。そんな国が強制隔離の規制が強化されないどころか緩和されています。大丈夫でしょうか。
現地感染が高感染か低感染かの判断と規制強化の判断は、いつまで経っても後手後手。一方で規制緩和は早すぎます。国ごとに規制に差を付けて差別するなら、ちゃんとデータに基づいて素早く規制設定してほしいですね。

隔離中陽性が激増中!
団体感染疑いも激増中!
結果を見れば一目瞭然。隔離しないとダメなんです。


新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21232.html


STAY HOME NOW, FLY LATER
結果を見れば一目瞭然。隔離しないとダメなんです。
入国後隔離を頑張る皆さんを応援します。

ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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