厚生労働省(厚労省)は10月30日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無、ワクチン摂取状況等に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定として臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。
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10月30日現在
無症状率 89.0%
罹 患 率 0.384%
▲国際線到着空港は日本国内より114倍危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.003%=要治療4,210人/人口約1億2521万人(2021年9月)
10月30日現在
無症状率 89.0%
罹 患 率 0.384%
▲国際線到着空港は日本国内より114倍危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.003%=要治療4,210人/人口約1億2521万人(2021年9月)
(比較用)日 本:罹患率1.375%=感染1,722,325人、死亡率0.0145%=死亡18,253人/約1億2521万人(2021年9月)
(比較用)モンゴル:罹患率10.625%=感染356,765人、死亡率0.0509%=死亡1,711人/人口約335万7,542人(2020年)←[死者急増ピーク直後]
※ロイター公式サイトが分かりやすいです。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/mongolia/
※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。
■空港検疫 全員検査結果(10月28日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
4月30日発表分までは別にまとめています。
2020年04月04日〜2021年09月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/483927010.html
2020年04月04日〜2021年10月01日:対象1,053,242人、陽性4,141人/罹患率0.393%
2020年04月04日〜2021年10月02日:対象1,056,338人、陽性4,145人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年10月03日:対象1,059,477人、陽性4,159人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年10月04日:対象1,063,507人、陽性4,168人/罹患率0.391%
2020年04月04日〜2021年10月05日:対象1,067,337人、陽性4,194人/罹患率0.392%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年10月06日:対象1,069,060人、陽性4,205人/罹患率0.393%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年10月07日:対象1,071,134人、陽性4,214人/罹患率0.393%
2020年04月04日〜2021年10月08日:対象1,073,618人、陽性4,217人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年10月09日:対象1,076,281人、陽性4,220人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年10月10日:対象1,079,239人、陽性4,227人/罹患率0.391%
2020年04月04日〜2021年10月11日:対象1,081,784人、陽性4,234人/罹患率0.391%
2020年04月04日〜2021年10月12日:対象1,085,253人、陽性4,244人/罹患率0.391%
2020年04月04日〜2021年10月13日:対象1,086,737人、陽性4,246人/罹患率0.390%
2020年04月04日〜2021年10月14日:対象1,088,789人、陽性4,254人/罹患率0.390%
2020年04月04日〜2021年10月15日:対象1,091,738人、陽性4,261人/罹患率0.390%
2020年04月04日〜2021年10月16日:対象1,094,329人、陽性4,270人/罹患率0.390%
2020年04月04日〜2021年10月17日:対象1,097,164人、陽性4,277人/罹患率0.389%
2020年04月04日〜2021年10月18日:対象1,099,958人、陽性4,281人/罹患率0.389%
2020年04月04日〜2021年10月19日:対象1,104,007人、陽性4,290人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年10月20日:対象1,105,660人、陽性4,295人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年10月21日:対象1,107,679人、陽性4,299人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年10月22日:対象1,110,371人、陽性4,310人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年10月23日:対象1,112,736人、陽性4,311人/罹患率0.387%
2020年04月04日〜2021年10月24日:対象1,115,779人、陽性4,319人/罹患率0.387%
2020年04月04日〜2021年10月25日:対象1,118,467人、陽性4,326人/罹患率0.386%
2020年04月04日〜2021年10月26日:対象1,122,099人、陽性4,332人/罹患率0.386%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年10月27日:対象1,124,199人、陽性4,337人/罹患率0.385%
2020年04月04日〜2021年10月28日:対象1,126,022人、陽性4,339人/罹患率0.385%
2020年04月04日〜2021年10月29日:対象1,128,560人、陽性4,345人/罹患率0.385%
2020年04月04日〜2021年10月30日:対象1,131,194人、陽性4,346人/罹患率0.384%
10月28日(木)分と思われる検査件数は2,634件です。2千件を超えました。
陽性者1人増加。罹患率はやや改善しました。
陽性になる人数が少なくなってきた印象でしょうか。ジリジリ罹患率が改善してきています。
強制隔離が減ったためにすり抜けている、という状況にだけはなっていないことを願います。
※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、全員が強制隔離になる国があり、入国直前と3日後、6日後、10日後と複数回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)
■新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年10月30日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21986.html
■空港検疫検査 到着日別詳細結果(10月29日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
4月30日到着分までは、別にまとめています。
2020年04月03日〜2021年09月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/483927010.html
10月01日:症状 有4 無14=陽性18人 4089・4090・4091・4092・4093・4094・4095・4096・4097・4098・4099・4100・4102・4122・4123・4124・4125・4128
10月02日:症状 有0 無15=陽性15人 4101・4104・4105・4106・4107・4108・4109・4110・4111・4112・4132・4133・4134・4135・4136
10月03日:症状 有1 無8=陽性9人 4115・4116・4117・4118・4119・4120・4141・4153・4155
10月04日:症状 有1 無5=陽性6人 4121・4126・4127・4129・4130・4131
10月05日:症状 有1 無4=陽性5人 4137・4138・4139・4140・4151
10月06日:症状 有0 無2=陽性2人 4142・4143
10月07日:症状 有1 無8=陽性9人 4144・4145・4146・4160・4161・4162・4163・4164・4165
10月08日:症状 有0 無5=陽性5人 4147・4148・4149・4150・4152
10月09日:症状 有0 無5=陽性5人 4154・4156・4157・4173・4174
10月10日:症状 有0 無11=陽性11人 4158・4159・4166・4167・4168・4169・4170・4171・4177・4179・4204
10月11日:症状 有1 無2=陽性3人 4172・4190・4192
10月12日:症状 有0 無4=陽性4人 4175・4176・4178・4196
10月13日:症状 有1 無6=陽性7人 4180・4181・4182・4183・4184・4185・4186
10月14日:症状 有1 無7=陽性8人 4187・4188・4189・4191・4193・4194・4195・4216
10月15日:症状 有1 無6=陽性7人 4197・4198・4199・4200・4201・4202・4237
10月16日:症状 有2 無3=陽性4人 4203・4205・4206・4221・4239
10月17日:症状 有1 無9=陽性10人 4207・4208・4209・4210.4211・4212・4213・4214・4215・4228
10月18日:症状 有0 無4=陽性4人 4217・4218・4219・4220
10月19日:症状 有1 無3=陽性4人 4222・4223・4224・4225
10月20日:症状 有1 無10=陽性11人 4226・4227・4229・4230・4231・4232・4233・4234・4235・4245・4247
10月21日:症状 有0 無2=陽性2人 4236・4252
10月22日:症状 有1 無6=陽性7人 4238・4240・4241・4242・4243・4257・4258
[空港別] 成田2・羽田3・関空2
[男女別] 男5・女2
[年代別] 10代下0・20代1・30代2・40代2・50代1・60代0・70代1・80代上0
[渡航元] フィリピン3・インドネシア1・UAE1・英国1・米国1
[居住地] 岩手1・千葉1・神奈川1・奈良1・大阪1・非公表2
10月23日:症状 有1 無5=陽性6人 4244・4246・4248・4249・4250・4262
[空港別] 成田4・羽田1・関空1
[男女別] 男4・女2
[年代別] 10代下0・20代0・30代2・40代3・50代0・60代0・70代1・80代上0
[渡航元] 韓国1・マレーシア1・ネパール1・インド1・スリランカ1・米国1
[居住地] 東京4・三重1・岡山1
10月24日:症状 有0 無4=陽性4人 4251・4253・4254・4255
[空港別] 成田2・羽田1・関空1
[男女別] 男2・女2
[年代別] 10代下2・20代0・30代1・40代0・50代1・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] マレーシア1・シンガポール1・エジプト1・ロシア1
[居住地] 東京1・大阪1・兵庫1・非公表1
10月25日:症状 有0 無3=陽性3人 4256・4259・4260
[空港別] 成田2・羽田1
[男女別] 男2・女1
[年代別] 10代下1・20代0・30代1・40代1・50代0・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] インド1・ドイツ1・エジプト1
[居住地] 東京3
10月26日:症状 有0 無1=陽性1人 4261
[空港別] 成田1
[男女別] 男1・女0
[年代別] 10代下0・20代0・30代0・40代0・50代1・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] シンガポール1
[居住地] 東京1
10月27日:症状 有0 無3=陽性3人 4263・4264・4265
[空港別] 成田1・羽田2
[男女別] 男3・女0
[年代別] 10代下1・20代0・30代1・40代0・50代0・60代1・70代0・80代上0
[渡航元] ウクライナ1・英国1・メキシコ1
[居住地] 東京2・非公表1
10月28日:症状 有0 無4=陽性4人 4266・4267・4268・4269
[空港別] 成田4
[男女別] 男2・女2
[年代別] 10代下0・20代2・30代2・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] ベトナム1・カンボジア1・スリランカ2
[居住地] 茨城1・東京2・佐賀1
10月29日:症状 有2(+2) 無2(+1)=陽性4人 4270・4271・4272・4273
[空港別] 成田2(+2)・羽田2(+1)
[男女別] 男4(+3)・女0
[年代別] 10代下2(+2)・20代0・30代0・40代1(+1)・50代1・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] モンゴル1(+1)・ロシア1(+1)・ベルギー1・米国1(+1)
[居住地] 埼玉1(+1)・神奈川2(+1)・非公表1(+1)
10月30日:症状 有0 無1=陽性1人 4274
[空港別] 羽田1
[男女別] 男1・女0
[年代別] 10代下0・20代1・30代0・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] ロシア1
[居住地] 非公表1
合計4人の陽性確認が発表されました。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年10月30日までの576日間で4,194人になりました。
4,194人のうち有症状は3人も増えて458人です。無症状は3,736人で、無症状率は89.0%。ここのところ、有症状者が再び増加気味です。
・行動歴/居住地両方とも非公表の事例:本日発表分はいませんでした。
・団体感染が疑われる事例:1組1人出ました。
(1)連番確認(同一日同一空港着同一国からの同一地域居住者=同一団体疑い):該当なし
(2)10歳未満(同行者がいる団体感染すり抜け疑い):
10月29日成田着モンゴルから入国の神奈川県居住男
・有症状者:3人も出ました。
・10月29日羽田着米国から入国の居住地非公表10代男=発熱症状
・10月29日成田着ロシアから入国の埼玉県居住40代男=咳嗽症状
・10月30日羽田着ロシアから入国の居住地非公表20代男=発熱、咽頭痛、嗅覚障害症状
米国からは直行便で半日程度の飛行で機内発症とみられます。
29日ロシアからの成田着は直行便の運航はありません。乗り継ぎ便利用で半日程度の飛行で、機内発症とみられます。
30日ロシアからの羽田着はモスクワ便が到着しています。9時間強の飛行で、機内発症とみられます。が、機内でいきなりこんなに多種類の症状を発症とは、本人の驚きも想像以上だったのではないでしょうか。居住地非公表者ですので、症状の多さに非公表に出来るものは非公表にしとかないとまずいかもと動揺してしまったのか、そもそも搭乗前から発症していたことを隠していたので非公表に出来るところは何としても隠し通さねばと思ったのか、朦朧とする中も日本国民に協力なんてできねえという意志が固かったのか、症状が重すぎて申告できなかったのか、いずれなのかを知りたいところですね。
3人中2人は、有症状の自覚がありながら居住地を非公表にする意図的隠匿者のトンデモナイ事例です。
・強制隔離中の陽性とみられる事例:本日発表分はいませんでした。
強制隔離対象国が増えた3月5日着から9月19日着までの200日間で、強制隔離中の陽性者は563人。
強制隔離対象国が減った9月20日着から10月23日着までの34日間で、強制隔離中の陽性者は61人。
元々いるはずがない超稀な事例として処理されていたはずなのに、すり抜け直前の陽性確認があまりにも多すぎます。強制隔離対象国が減ったのに、まだまだ出まくっています。水際が非常に危険な状況です。
モンゴルは、便が就航すると、常に陽性者が出ているような状況です。
陽性になる人数が少なくなってきた印象でしょうか。
ただ、4人中3人も有症状なのが不気味です(しかも感染超悪化中の米国とロシアとは、、、)。
強制隔離が減ったために有症状者しか捉えられずに多数すり抜けている、という状況にだけはなっていないことを願います。
隔離中陽性が激増中!→規制緩和も関係なし!
団体感染疑いは激増中!
結果を見れば一目瞭然。隔離しないとダメなんです。
団体感染疑いは激増中!
結果を見れば一目瞭然。隔離しないとダメなんです。
■新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21987.html
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