2021年11月06日

10月3週入国_前週から微増

◇空港検疫 10月3週目検体数(≒入国者数) 前週から微増で傾向変わらず

検体数≒入国者数のほぼ判明している状態が41週目に突入


厚生労働省(厚労省)は5日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査状況の10月3週目(10月17日〜10月23日)分の速報値を発表しました。この数字から行動歴別の入国者数が推定できます。

厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。
2021年1月9日から全入国者が検査対象となったため、COVID-19パンデミック後初めて検査数≒入国者数となっています。複数回検査する人や14日以内に複数国滞在した人もいるので、厳密には=ではありませんし、乗員は対象外ですが、検査数が入国者数に限りなく近づきました。

今回発表は、一週間分に過ぎませんが、これまで確認することが出来なかった、行動歴別のほぼ正確な入国者数が41週連続で判明しています。
ここのところ強制隔離(入国時と3日後の2回、または、6日後加えた3回、または、さらに10日後加えた4回)対象者が増加しているので、検体数>入国者数になっているものと推定されます。ご注意ください。

検体数は微増
10月3週目は、検査数は19,305件(前週比+525件)と微増でした。
日本国籍者は9,311件(前週比+251件)、外国籍者は9,994件(前週比+274件)でいずれも微増。外国籍者の方が多い状況に変わりはありません。

ネパールが再び十番目までに入る
国別で見ると、入国者数最多は米国で4,476件(前週比+156件)でした。
二番目は中国で1,966件(前週比+164件)で2千件を下回りました。
三番目はフィリピンで1,605件(前週比+306件)。
四番目は韓国で1,244件(前週比+177件)で千件を超えました。ここまでは先週と同順番でした。
五番目はフランスで742件(前週比+145件)でした。


続いて六番目はインド620件(前週比-102件)で多いまま。
七番目はドイツで604件(前週比-29件)
八番目は英国が556件(前週比+67件)と大きく変わっていません。
九番目はネパールが505件(前週比+188件)と再び増えました。
十番目はベトナムで422件(前週比+4件)でした。

この週は、増加した国と減少した国が同じくらいの多さでした。

日本国籍者増減の動き多め
日本人が多いのは、上位十位までの国では、米国、フランス、ドイツ、英国でした。
米国は、日本国籍者2,785件・外国籍者1,691件。日本国籍者は減り、外国籍者は増えています。
フランスは、日本国籍者576件・外国籍者166件。日本国籍者の方がより増加しています。
ドイツは、日本国籍者472件・外国籍者132件。日本国籍者は微増、外国籍者は減少。
英国は、日本国籍者420件・外国籍者136件。日本国籍者が目に見えて増加しています。

日本人と外国人が同じくらいの国は、ありませんでした。

外国人が多いのは、上位十位までの国では、中国、フィリピン、韓国、インド、ネパール、ベトナムでした。
中国は、日本国籍者542件・外国籍者1,424件で、外国籍者が100人以上減っています。
外国人がずっと多いままの筆頭は相変わらずフィリピンで、日本国籍者167件・外国籍者1,438件。外国籍者が300件以上増えています。
韓国は、日本国籍者357件・外国籍者887件。日外ともに増加。
インドは、日本国籍者180件・外国籍者440件で、外国籍者が100人以上減っています。
ネパールは、日本国籍者8件・外国籍者497件と、ほぼ外国籍者でした。
ベトナムは、日本国籍者156件・外国籍者266件。日本国籍者は減り、外国籍者増えています。

この他、十位以内に入っていませんが、
 11番目のタイ、12番目のカナダ、15番目のシンガポールは日本国籍者の方が多いです。
 14番目の台湾は日外同じくらいです。
 13番目のインドネシアは、外国籍者の方が多いです。

なお、10日間強制隔離対象期間の関係する10か国のうち、上記にない7か国は、
 インドネシア 350件(前週比+9件)=外国籍者は増加。
 バングラデシュ 123件(前週比-48件)=日外ともに減少。
 パキスタン 119件(前週比-35件)=ほぼ日本国籍者の減少。
 スリランカ 78件(前週比-55件)=ほぼ外国籍者の減少。
 モルディブ 3件(前週比-8件)=日本国籍者2件、外国籍者1件。
 アフガニスタン 104件(前週比+33件)=5週間日本国籍者は前々週の1人・今週の2人のみで、ほぼ全員外国籍者。
 キルギス 12件(前週比+5件)=日本国籍者9件・外国籍者3件。
 ザンビア 14件(前週比+7件)=外国籍者皆増の6人。
でした。

・欧州は日本国籍者が多め。
・アジアは外国籍者が多め

といった傾向になっています。

罹患状況などの詳細の分析は別途で記事にします。

水際対策(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kansenkakudaiboushi-iryouteikyou.html#h2_7

ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 01:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: