2021年11月03日

ターミナル見学再開!!(2日目)

※本旅行記は2021年11月上旬のものを、2021年11月下旬に公開したものです。



■2021.11.03 東京国際→(自宅)

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国際線の便は「欠航」表示が目立つ羽田空港の電光掲示



■トンネル抜けて第3へ行くと工事が続く
羽田の第1ターミナルから第3ターミナルに向かって歩いている間に11月3日になりました。
考える間もなく二日目に突入です。

昨日の夕方に家を出てから歩きっぱなし。流石に疲れ始めていたので、スピードを上げられません。第2の地下から第3までは4キロほどしかありませんが、一時間かかり、午前0時半頃に着きました。

環状八号線では、道路を規制して工事が行われていました。昼間は交通量が多いから出来ないのでしょう。

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環状八号線では車線を規制して舗装工事中。
こういうのを見られるのは、深夜見学の特権ですね。


■展望デッキは閉鎖中だったものの特別展示は楽しめる
第3ターミナルは、国際線だけが就航している、感染リスクが、現在の東京都内や日本国内の100倍以上高い建物です。
しかし、今日(と言うか昨晩)の到着便は21時過ぎのシンガポール便が最後なので、リスクのある人はもう出払ったあとのはず。リスクはほぼ無いはずです。

それでも、万一到着後の抗原検査が遅くなっていることも考慮し、念のためまずは上の階から見て回りました。
出発階では、昨日の最終便(時刻的には今日の始発便?)のお見送りの若い集団がまだ残っていたので、それを避けつつ、航空便と関係ない4階、5階から見て回りました。
このコロナ禍なのに、一晩明かそうと椅子で寝込む人(大きな荷物を持っていたので翌日便利用者と思われます)が数人いたのには少し驚かされました。

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第3ターミナルに表示が変わった看板類。
真ん中の表示は店舗案内なのですが、開いている店舗がないからか、
空港ビルのマークが表示されていました。
羽田エアポートガーデンへの通路も既に書かれていますね。


まずは夜の煌びやかな滑走路を写そうと展望デッキへ行きましたが、なんと時短で閉鎖中でした。

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感染防止対策で夜間閉鎖中の展望デッキ入口。
いやいや、夜の方が人少なくて安全なんだけど、、、。ガッカリです。


おまつり広場では、東京五輪の残り香が。
8月〜9月にかけて保安検査後エリアで絵馬型のメッセージカードが配られ、選手等の出国者がコメントを残していたようです。その特別仕様の絵馬が今だけ特別に展示されていました。
デッキには出られませんでしたが、特別展示は見られたので良しとしますか、、、。
→詳細記事 https://johokotu.seesaa.net/article/484092984.html

※羽田空港は五輪の公式空港になっており、この絵馬体験は、SNS等でも少し話題になっていました。
東京2020パラ開会式のテーマ「WE HAVE 「翼」」に、世界で最も相応しい空港だけに、羽田でこういう五輪関係展示がされているのは感慨深いです。こういうのこそが「東京だから、できる」おもてなし、まさに「世界で羽田空港にしかできない」おもてなしなのかもしれません。
絵馬も空港も、ヒトやモノやココロを結びつけるもの。翼といい、結び付きといい、世界との繋がりといい、この絵馬、よく考えてみると、深い、深過ぎます。さあ、異なる羽でも羽田で共に飛び立とう。希薄になってしまった世界との結びつきを今なら羽田で体感出来ますよ〜〜。


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絵馬を少しじっくり見させてもらいましたが、
ジョイナー以来の女子最速ランナーとかメダリストのメッセージも。
ネットでは世界最速スイマーのマイケルフェルプスのがあると話題でした。


■店舗は夜間ほぼ全店舗閉店中
第3は上から下まで色々見て回りましたが、入口に張り紙をしている店舗が目立ちました。撤退した店舗もあり、昨年から一年以上一時閉店中の店が多かったです。

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4階の店舗はチラホラ撤退店舗も。看板も隠されていました。
ここは、赤富士とグラタン屋があったところ。


24時間営業の店はコンビニと両替以外皆無で、眠っている江戸の街でした。(夜間だけ鼠小僧でも出没展示したら良いのでは?)

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開店店舗を案内する表示。
店舗数は少なく、開いている店も開店時間が短い所ばかりです。


■出発ロビーは自動化が進む
4階、5階の航空とは無関係のエリアを見たあとは、3階出発エリアへ。
チェックインロビーの最大の変化として、様々な自動化が進んでいました。
新しい自動チェックイン機が導入されたほか、顔認証機、自動手荷物預け機が登場。保安検査場入口には改札口が出来ていました。

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新旧チェックイン機があったDカウンタ。
全部自動で手続きが終わるので、人との接触が減りますね。
陰性証明などの渡航書類確認は結局人力なのかな?


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保安検査場入口には改札口が出来ていました。
ニョキッと飛び出ているのが顔認証のシステムでしょうか。


人がほぼいないチェックインロビー。
なんかデジャブのようだと思ったら、11年前の10月、開業直後〜増便直前の時も、深夜は店舗も開かず、人のあまりいない空港だったことを思い出しました。
でも、当時よりも、人はおらず、店舗も開いていませんでしたから、コロナ憎しといったところでしょうか。
→2010年10月30日更新初めて国際線ターミナルを見学したときの記事
https://johokotu.seesaa.net/article/167728678.html

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人がほぼいないチェックインロビー。
こんな写真はなかなか撮れません。


航空利用者以外の施設として、Nカウンターの先には在留邦人向けのワクチン接種会場が登場していました。
信用ないワクチンしか選択肢がない国からの帰国者が多いのでしょうか。
そうだとすると、よりリスキーな人ばかりが集まるということになるので、昼間は、到着階だけで無く、出発階も北端は危険エリアでしたね。(なんで専用のプレハブ別棟でも建てなかったんでしょう、、、)

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ここで打つ=飛行機にはワクチン無しで乗ってきたということになります。
空港内なので、到着後そのまま来れば14日間外出の例外になるようです。


■手荷物宅配はどんどん奥へ移動
3階を回った後はいよいよ到着階へ下りました。
ギリギリまで到着口に行くのは避けるため、まずは北端で国内線乗り継ぎエリアを確認しました。

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手荷物宅配が奥に移動していました。


コロナ発生直前の12月に北端側がオープンしていますが、国内線乗り継ぎ保安検査場も北側へ移動しています。

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国内線乗り継ぎ保安検査場は閉鎖中でした。
以前よりも奥側に移動しています。


北側に広くなった到着ロビーには検疫送迎バスの待合スペースが設けられていました。

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ロビーのど真ん中にドーンと設置されているので、昼間は危険ですね。
奥に広がるのが、北側に拡張された到着ロビーです。


■到着口周りはデジタル表示が大増殖
時間をじっくりかけてターミナル内を周り、いよいよ到着口前へと進みました。
最も目を引いたのは、到着ロビーの看板類。多くがデジタル表示に変わっていました。

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入国者は鉄道使えませんといった表示に柔軟に変えていましたが、
画面が真っ黒(管理画面)になるなどのバグも見られました。
電気も必要なので環境問題には逆行?


入国者は出きっていて、到着口前には全く人がいませんでした。

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到着口の表示も既に21時台までの到着便は消えていて、全員出切った後のようでした。


■最後にリスキー体験
これならひと安心と思ったのも束の間。連絡通路へ移動したら、中国語をベラベラ話す30人ほどの集団が、通路両側に置かれたベンチにたむろっているのに遭遇してしまいました。

※中国語の集団は、受け入れ者っぽい人が弁当を持って配り、食べ始めていました。マスクを外して食い物を頬張りながら、ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラ、、、、、、、、、。
そもそも公共エリアで食事するすらNGなはずなのに、マスク外して食事ではなく会食とは。到着したら寄り道せずに滞在先へさっさと移動しないとダメですね。
時刻的にシンガポール経由の入国者だと思うのですが、少し感染が拡大している国ですし、流石にこれはダメでしょう。
このコロナ禍にリスクある人たちを大人数渡航させることを特別に認められてビザが発行されているのですから、こういういい加減な受け入れ企業は罰しないと、14日間の検疫が舐められたままになってしまいます。ちゃんと滞在場所として申請した室内か、せめて、移動のためのバスに乗ってから食べて欲しいところでした。
五輪時にAirport is dangerous等と声高に叫び、特定業界を狙い撃ちして批判していた人たちがいましたが、明らかに今の方が何百倍も危ないです。それなのに、今は声を挙げるメディアが一切ないのですから、マスコミも不思議なものです。専用動線もない一般人にこういう人たちがいる実態こそ、取り上げて欲しいですね。


まさかの事態に出来るだけ近寄らないよう避けようとはしたものの、連絡通路を通らないと先に進めないので、恐々見学することになってしまいました。
国際線到着空港は、こういうことがあるから、困ったものです。

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連絡通路に行く途中、モノレールの駅部分で国際線の残骸に遭遇。
国際線ビル駅の名称がくっきり残っていました。
お馴染みモノレールの「m&n&L」マークも変更したのか、剥がされていますね。


中国語を話す集団がいるので、羽田エアポートガーデンの境目の確認は素早く行い、すぐに引き返して1階へ進みました。

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新たに出来た羽田エアポートガーデンへの入口はシャッター降下中。
強制隔離者用に開けているはずですが、専用入場ルートがあるのかもしれません。


■1階に出たら見学終了
最後は、1階北側に新しく出来た出入口Dの内部を確認しました。
ただのエレベータホールでした。

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出入口Dの内部。
昨年、今年と外から指咥えて眺めるだけでしたが、やっと詳細を確認できました。


朝4時頃まで待って、第1、第2を再訪問しても良かったのですが、深夜に確認できなかった到着階は大きく変わっていません。
リスキーな状態に晒されてた身体を早く洗いたいし、歩き疲れたこともあり、流石にプラス八キロは無理。第1・第2を再訪問するのは断念し、家に帰ることにしてしまいました。

羽田からは延々四時間ほどの歩き。人の行き来が増える前までにとやや急ぎ足で帰り、朝7時半頃自宅に帰り着きました。
ターミナル訪問の最後に、ウイルスをうつされるリスクの高い現場を通ってしまったため、すぐに服は洗濯し、風呂に入って全身をお清めしました。

■今日の教訓!
[東京国際空港] 第3の展望デッキは時短中←深夜は外に出られません。
[東京国際空港] 第3は深夜なら感染リスク激減←深夜到着無ければ入国者も基本おらず安全。
[東京国際空港] でも深夜は店無し←開いている店舗はコンビニと両替位。
[東京国際空港] 昼間の第3到着ロビーは感染リスクだらけ←送迎バス待ちスペースがロビーのど真ん中にドーン。
[東京国際空港] 昼間の第3出発ロビーはややリスク←入国者用ワクチン会場あり。
[東京国際空港] 深夜でも入国者は時々いるので要注意←野宿者や長居者がいます。

■実際の旅程
11/03 WED
(徒  歩)→00:30[東京国際空港]第3ターミナル
[東京国際空港]第3ターミナル03:00(徒 歩)→07:30自  宅


ラベル:羽田
posted by johokotu at 21:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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