新型コロナウイルス密輸を空港検疫で捕捉できず、日本国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症する事例が各地で多発しています。東京都では11月は少なくとも5人確認されています。
■30日間で5人・すり抜け率0.006%
東京都は海外渡航歴有(いわゆる空港検疫すり抜け者)の陽性確認事例を、毎日発表の中で、人数だけ公表しています。11月は30日間で「”少なくとも”」5人確認されました。
ただ、すり抜けは本来いないはずで、今年1月までは一切考慮不要とされていた存在ですから、それでもまだ東京都だけで5人以上も存在するとは異常です。
最長で11月17日着の人がすり抜け陽性になっている可能性は否定できませんが、11月の空港検疫での検査数は30日を除いて88,472件で、今回東京都だけですり抜け陽性5人ですから、東京都で陽性確認されたすり抜け患者は、空港検疫を受けた人の0.005%〜0.01%程度(計算上は0.006%)いたことになります。相当数のすり抜けがいることが分かります。
とにかく多いです。14日間の隔離を絶対にしてほしいことを示すデータになっています。
(現罹患率は、日本国内、東京都内ともに0.000%〜0.001%程度)
■二次感染は不明なので要注意
東京都の場合、公表されているのは海外渡航歴有の人数だけ。しかも、毎日だいたい陽性者の半数以上は「確認中」ですので、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性はあります。
その後追っかけ発表は一切なく、人種や渡航目的、隔離中の外出状況などは当然のように非公表ですが、個人特定に関係ない項目も含め、何も詳細は公表されません。
このため、5人を起因とする濃厚接触二次感染がどれだけあったのかは全く分かりません。
入国者起因の感染者は5人を超えて相当数がいるものと推定されます。要注意ですね。
それにしても日本の水際対策は、「すり抜けは非常に珍しい事例だ」という考えがあるのか、外国人の入国を拒否することはしているのに、全然強制隔離を強化する様子はありません。報道機関もほとんど取り上げず、政府関係者や五輪関係者にいたっては自主隔離もなしで良いとされるほど。
こんなにはっきりしたデータがあるのに、対策をしようとすらしないのは不思議です。
結果を見れば一目瞭然。隔離しないとダメなんです。
空港検疫でのすり抜けは必ず発生します。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。
入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
超人能力を持った選手かVIPか下々の者かは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
ワクチンを打ったか打たなかったかは関係ありません。
哺乳綱サル目ヒト科ヒト属ヒトなら入国者の属性には全く関係ありません。
入国者は油断して国内にウイルスを密輸している場合ではないです。
国内居住者は油断して自らウイルスをもらいに行っている場合ではないです。
受入者は油断して受け取ったウイルスを国内にばらまいている場合ではないです。
油断して14日以内に他人と接触しウイルスを授受している場合ではないです。
ただただ、14日間の自主隔離をしっかり行いませんか。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。
入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
超人能力を持った選手かVIPか下々の者かは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
ワクチンを打ったか打たなかったかは関係ありません。
哺乳綱サル目ヒト科ヒト属ヒトなら入国者の属性には全く関係ありません。
入国者は油断して国内にウイルスを密輸している場合ではないです。
国内居住者は油断して自らウイルスをもらいに行っている場合ではないです。
受入者は油断して受け取ったウイルスを国内にばらまいている場合ではないです。
油断して14日以内に他人と接触しウイルスを授受している場合ではないです。
ただただ、14日間の自主隔離をしっかり行いませんか。
■東京都で確認されている海外渡航歴有事例(今年発表分)
1月31日間:27人
2月28日間:7人※2/28分の発表は公表無し
3月31日間:12人
4月30日間:22人
5月31日間:18人
6月30日間:15人
7月31日間:51人
8月31日間:51人
9月30日間:12人
10月31日間:10人
11月1日:0人
11月2日:1人(18人中)
11月3日:0人
11月4日:1人(14人中)
11月5日:0人
11月6日:1人(29人中)
11月7日:0人
11月8日:0人
11月9日:0人
11月10日:0人
11月11日:1人(31人中)
11月12日:0人
11月13日:0人
11月14日:0人
11月15日:0人
11月16日:0人
11月17日:0人
11月18日:0人
11月19日:0人
11月20日:0人
11月21日:1人(20人中)
11月22日:0人
11月23日:0人
11月24日:0人
11月25日:0人
11月26日:0人
11月27日:0人
11月28日:0人
11月29日:0人
11月30日:0人
→11月30日間:5人(112人中)
※注意:東京都の発表は、毎日だいたい陽性者の半数以上が「調査中」ですので、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性はあります。人数少なくなったのに未だに半数以上「調査中」です。