2021年12月11日

ο株集中は危険!まだδ株続く

◆空港検疫 オミクロン株への集中は危険! まだまだデルタ株患者の発生が続いています

空港検疫において、デルタ株などのオミクロン株以外の変異株の陽性者がまだまだ続いており、オミクロン株への集中は危険である実態が明らかになりました。

厚生労働省(厚労省)は12月10日、空港検疫で陽性とされた事例のうち、分析の結果で変異株(オミクロン株及びそれ以外)と確認された事例について、公表しました。今回の発表では、11月27日着〜12月7日着までの一部について発表されています。

これによりますと、デルタ株は38人、オミクロン株は8人で、デルタ株などのオミクロン株以外の変異株の陽性者がまだまだ続いています。
また、強制隔離中に陽性となったとみられる事例も4件出ており、このうち、11月27日着ネパールからの入国者と11月28日着ポルトガルからの入国者の2人はデルタ株でした。(残り2件はオミクロン株)

強制隔離強化はオミクロン株に集中し、その他の変異株については隔離緩和を進めていますが、非常に危険な対応であることが、改めて明らかになっています。
また、オミクロン株の感染事例も、アフリカ以外に米国も2人出ています。
アフリカ以外の国のオミクロン株に関する強制隔離開始も遅いですし、オミクロン株の心配がないからと強制隔離を解除するのも異常に早く、デルタ株によるすり抜けが出ないか非常に心配な状況です。

11月27日着分から少しずつ強制隔離国が増えていますが、本格的に増えているのは12月に入ってからです。これらの強化は、あくまでオミクロン株に対応して行われているもの。万一オミクロン株以外の患者が多いということになると、これまで強制隔離を緩和していたのが大失敗だということを示すことになってしまいます。
来週の発表で、強制隔離中陽性者の株が、オミクロン株だらけになるのか、その他の変異株も含まれるのかが非常に注目されます。

<変異株と確認された強制隔離中陽性だったとみられる事例>
11月27日 4480 関空 20代 女性 大阪府 ネパール 無症状 δ 3
11月28日 4485 羽田 20代 男性 東京都 ポルトガル 英国 咳嗽、発熱 δ(AY.4) 3
11月28日 4511 成田 10歳未満 男性 東京都 ナミビア 無症状 ο 6
11月28日 4552 成田 30代 女性 東京都 ナミビア 無症状 ο 10

新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生について(空港検疫)(厚労省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22720.html
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の無症状病原体保有者の発生について(厚労省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22721.html

posted by johokotu at 04:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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