2021年12月26日

検疫すり抜けは1割強

◇オミクロン株確認数発表ですり抜け約1割強と判明

空港検疫のすり抜け割合が約1割強と推定されることが明らかになりました。

12月26日16時現在のデータで、
 ・入国者関係のうち空港検疫での判明:188人 ※入国時検査及び強制隔離後検査分
 ・入国者関係のうち都道府県での判明: 29人 ※入国後14日間の自宅等待機中・その濃厚接触者(国内居住者)・検疫所関係者
 ・入国者無関係: 19人
であることが判明しています。
29人がいわゆる検疫すり抜け事例ですので、217人中29人=空港検疫すり抜け割合13.4%でした。

厚生労働省(厚労省)は12月25日から、オミクロン株の国内での確認数について公表を始めました。
この公表が、入国者関係のうち空港検疫での確認、入国者関係のうち都道府県での確認、入国者無関係(いわゆる市中感染分類)の3つに分けて公表されたため、空港検疫のすり抜け割合が判明しました。デルタ株等の数はなく、オミクロン株の数だけなので、不正確な部分もありますが、一つの参考になります。

2020年4月3日からの空港検疫での陽性確認数は約5千人です。
今回の結果を踏まえると、これまでに約670人(=1日1人)のすり抜けがあったと推定されます。
オミクロン株に過剰反応して数を公表してくれたおかげでまた一つ謎が解けました。結果を見れば一目瞭然で、1割もすり抜けるなら、14日間の強制隔離もやむなしでしょうか。たまたまオミクロン株で分かりましたが、オミクロン株であるなしに関わらず、しっかり対策を進めていきたいものですね。

結果を見れば一目瞭然。隔離しないとダメなんです。

空港検疫でのすり抜けは必ず発生します。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。

入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。

入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
超人能力を持った選手かVIPか下々の者かは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
ワクチンを打ったか打たなかったかは関係ありません。

哺乳綱サル目ヒト科ヒト属ヒトなら入国者の属性には全く関係ありません。

入国者は油断して国内にウイルスを密輸している場合ではないです。
国内居住者は油断して自らウイルスをもらいに行っている場合ではないです。
受入者は油断して受け取ったウイルスを国内にばらまいている場合ではないです。

油断して14日以内に他人と接触しウイルスを授受している場合ではないです。

ただただ、14日間の隔離をしっかり行いませんか。

オミクロン株の国内発生状況について(厚労省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23073.html


空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue

ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 22:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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