東京都は2021年12月28日から、国際線が到着している成田国際空港(成田空港)・東京国際空港(羽田空港)の両空港で、PCR検査キットの配布を開始しました。
都が始めたのは、「検疫所が確保する宿泊施設での待機の必要がない都民の方(空港から直接自宅待機になる方)」を対象としたPCR検査キットの配布です。2021年12月28日から羽田空港第3ターミナルで、2021年12月31日から成田空港第1ターミナル、第2ターミナル国際線到着ロビーで始めています。
「入国後の14日間の待機期間中における、感染の早期発見・不安解消」を目的としたもので、「入国後3日目以降6日目までに、ご自宅で検査キットを使用していただき、後日、検査会社から検査結果をメールにて通知する」としています。
空港検疫で行われている検査は抗原定量検査で、検疫所が確保する宿泊施設での待機(=強制隔離)の必要がない場合は、入国時にPCR検査を受けることがありません。また、宿泊施設不足の影響で、3日強制隔離対象国ながらオミクロン株以外の場合は、無症状だと信用できない抗原定性検査キット配布で自主隔離に入るケースもある状況です。
空港検疫での陽性事例は、昨年12月から、これまでにない超爆増状態で、機内クラスターが多数発生していることが不安視される状況が続いています。また、東京都内での陽性事例も海外渡航者事例が爆増中。成田や羽田では、東京都民をはじめ、特に神奈川県民の陽性事例が超爆増しています。
国立感染症研究所の速報や、実際の空港検疫の結果から、入国後3日後〜5日後頃は、発症のピークを迎えることが推定されています。国が充分な水際対策をできていない中で、市中へのすり抜け防止に効果を発揮することが期待されます。
■入国後待機者へのPCR検査キットの配布について(第2756報)(東京都公式サイト)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/12/28/22.html
■入国・帰国後待機者へのPCR検査キットの配布について(第2765報)(東京都公式サイト)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/12/30/03.html
空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue