戦慄!すり抜け12月から超爆増

◆戦慄！！　検疫すり抜け東京都での陽性が12月後半から超爆増　少なくとも54人・入国者の0.045%は都内居住のすり抜け者　都内では陽性者の2割弱は海外渡航者

新型コロナウイルス密輸を空港検疫で捕捉できず、日本国内で新型コロナウイルス感染症（COVID-19）を発症する事例が各地で多発しています。東京都では12月は少なくとも54人確認され、入国者の0.045%は都内居住のすり抜け陽性者となっています。

■31日間で54人・すり抜け率0.045%
東京都は海外渡航歴有（いわゆる空港検疫すり抜け者）の陽性確認事例を、毎日発表の中で、人数だけ公表しています。12月は31日間で「”少なくとも”」54人も確認されました。2021年では最悪最多の数値でした。東京都で確認された陽性者のうち2割弱が海外渡航者とみられることが明らかになりました。
すり抜けは本来いないはずで、2021年1月までは一切考慮不要とされていた存在ですから、東京都だけで54人以上も存在するとは異常過ぎます。

最長で12月18日着の人がすり抜け陽性になっている可能性は否定できませんが、12月の空港検疫での検査数は118,499件で、今回東京都だけですり抜け陽性54人ですから、東京都で陽性確認されたすり抜け患者は、空港検疫を受けた人の0.04%〜0.05%程度（計算上は0.045%）いたことになります。異常に多くのすり抜けがいることが分かります。
とにかく多いです。14日間の隔離を絶対にしてほしいことを示すデータになっています。
（12月の罹患率は、日本国内、東京都内ともに0.000%〜0.003%程度でしたから、その15倍もすり抜け者がいることになります。戦慄のデータですね。）

この雰囲気は、2020年3月頃によく似ています。あの頃も、国内で見つかる陽性者の3分の1が海外渡航者でした。
中国株の時と同様に、水際対策（特にすり抜け対策）が大失敗だったということが分かります。外国人の新規入国だけ抑えた所でほぼ意味はなく、全員を強制隔離にしないとすり抜けを防げないことが、またまたはっきりしてしまいました。


■二次感染は不明なので要注意
東京都の場合、公表されているのは海外渡航歴有の人数だけ。しかも、毎日だいたい陽性者の半数以上は「確認中」ですので、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性はあります。
その後追っかけ発表は一切なく、人種や渡航目的、隔離中の外出状況などは当然のように非公表ですが、個人特定に関係ない項目も含め、何も詳細は公表されません。
このため、5人を起因とする濃厚接触二次感染がどれだけあったのかは全く分かりません。
入国者起因の感染者は54人を超えて相当数がいるものと推定されます。要注意ですね。


それにしても日本の水際対策は、「すり抜けは非常に珍しい事例だ」という考えがあるのか、外国人の入国を拒否するだけで、地位協定該当者や日本国籍者に対して全然強制隔離を強化する様子はありません。報道機関もほとんど取り上げず、政府関係者や五輪関係者にいたっては自主隔離もなしで良いとされるほど。
こんなにはっきりしたデータがあるのに、特に米国に対して、対策をしようとすらしないのは不思議です。

結果を見れば一目瞭然。隔離しないとダメなんです。

空港検疫でのすり抜けは必ず発生します。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。

入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
超人能力を持った選手かVIPか下々の者かは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
ワクチンを打ったか打たなかったかは関係ありません。
哺乳綱サル目ヒト科ヒト属ヒトなら入国者の属性には全く関係ありません。

入国者は油断して国内にウイルスを密輸している場合ではないです。
国内居住者は油断して自らウイルスをもらいに行っている場合ではないです。
受入者は油断して受け取ったウイルスを国内にばらまいている場合ではないです。
油断して14日以内に他人と接触しウイルスを授受している場合ではないです。

ただただ、14日間の自主隔離をしっかり行いませんか。

■東京都で確認されている海外渡航歴有事例（今年発表分）
1月31日間：27人
2月28日間：7人※2/28分の発表は公表無し
3月31日間：12人
4月30日間：22人
5月31日間：18人
6月30日間：15人
7月31日間：51人
8月31日間：51人
9月30日間：12人
10月31日間：10人
11月30日間：5人（112人中）
12月1日：0人
12月2日：0人
12月3日：0人
12月4日：0人
12月5日：0人
12月6日：0人
12月7日：0人
12月8日：0人
12月9日：2人（全陽性17人中の確認済8人中）
12月10日：0人
12月11日：0人
12月12日：1人（全陽性13人中の確認済7人中）
12月13日：0人
12月14日：2人（全陽性24人中の確認済13人中）
12月15日：1人（全陽性29人中の確認済16人中）
12月16日：1人（全陽性30人中の確認済17人中）
12月17日：1人（全陽性20人中の確認済9人中）
12月18日：2人（全陽性28人中の確認済13人中）
12月19日：2人（全陽性33人中の確認済20人中）
12月20日：2人（全陽性11人中の確認済5人中）
12月21日：0人
12月22日：2人（全陽性40人中の確認済17人中）
12月23日：1人（全陽性37人中の確認済15人中）
12月24日：2人（全陽性39人中の確認済16人中）
12月25日：5人（全陽性38人中の確認済15人中）
12月26日：5人（全陽性43人中の確認済19人中）
12月27日：8人（全陽性35人中の確認済15人中）
12月28日：6人（全陽性46人中の確認済23人中）
12月29日：7人（全陽性76人中の確認済27人中）
12月30日：4人（全陽性64人中の確認済30人中）
12月31日：2人（全陽性78人中の確認済29人中）
→12月31日間：54人（全陽性701人中の確認中以外314人中＝海外渡航者割合17.2%）
※注意：東京都の発表は、毎日だいたい陽性者の半数以上が「確認中」ですので、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性はあります。人数少なくなったのに未だに半数以上「確認中」です。

空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue