2022年01月11日

驚愕!日米声明に空港検疫対策無

◇驚愕!日米の共同声明で空港検疫での対策は一切盛り込まれず!!

1月9日、日米合同委員会が「新型コロナウイルス感染症の拡大に対処するための措置に関する日米合同委員会声明」を出しました。空港検疫対策は一切盛り込まれず、旅客便で入国する米国軍人は、引き続き野放しになることが確定しました。

声明では、四点を行うとしています。
「2022年1月10日から14日間の間、在日米軍施設・区域外における在日米軍関係者の行動は、必要不可欠な活動のみに制限される。」
「在日米軍はまた、全ての在日米軍関係者に対して、自宅以外での施設・区域内外におけるマスク着用を義務とする方針を施行している。」
「在日米軍は、出国前及び入国後の厳格な検査手続を維持し、14日間の検疫期間の終了まで、行動制限要件を厳格に実施する。」
「在日米軍は、日本政府との協議の下、新型コロナウイルス感染症の状況を継続的に監視し、必要に応じてこれらの措置の調整を行う。」
以上でした。

声明では、旅客便で民間空港に到着した場合の対応については、一切言及されていません。
・旅客便で到着した地位協定関係者の、他の入国者と同様の対応実施(外国籍者の新規入国停止や誓約書の提出等)
・旅客便で到着した地位協定関係者の、例外ない強制隔離の実施(米国からの入国の場合は現在、3日間〜6日間厚生労働省管理下での強制隔離)
・旅客便で到着した地位協定関係者の、強制隔離期間中の自宅等(=基地内)への移動禁止
・旅客便で到着した地位協定関係者が、オミクロン株陽性者の濃厚接触者であることが判明した場合に、保健所等から自治体の確保する宿泊施設で待機を実施
・旅客便で到着した地位協定関係者の、14日間自主隔離中の陽性確認時の連絡徹底
等は何一つ盛り込まれませんでした。

最も大事な、14日間の他人との接触禁止は「14日間の検疫期間の終了まで、行動制限要件を厳格に実施する。」に含まれると認識すればよいでしょうか。
そして、出国前及び入国後の厳格な検査手続は「維持」することとしています。これまでの手続きを維持するわけですから、入国72時間前までの検査をこれまで実施していなければ、そのまま検査実施しないことが維持されるだけです。

一応、「必要に応じて関連事案の情報を共有し、追加的な措置に関して緊密に協議するため協力する。」となっていますが、オミクロン株発覚から1か月半、米国からの入国者の陽性が爆増始めてから1か月経って、長々協議してやっと出てきた答えが、不要不急の外出とマスク着用程度の低レベルな話ですから、初めから大した対策をするつもりはないとみえますね。

日本の空港検疫では、12月下旬以降、米国軍人が主因と思われる米国からの入国者の陽性事例が異次元の爆増を続けており、既に米国からの入国者の罹患率は2%を超えている状況。1月に入ってからは入国者全体の罹患率は5%近くなるなど悪化が止まりません。
暫く空港検疫の異次元状態は続きそうです。

新型コロナウイルス感染症の拡大に対処するための措置に関する日米合同委員会声明(外務省公式サイト)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_001038.html


空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue

ラベル:検疫 感染症 米国
posted by johokotu at 02:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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