厚生労働省(厚労省)は1月14日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症検査状況の12月5週目(12月26日〜1月1日)分の速報値を発表しました。
厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。2020年11月11日以降毎週金曜日に過去4週間分が発表されています。1月14日の公表で、2020年10月4日〜2022年1月1日分が公表されたことになります。
速報のため、日々の発表のデータとかなりのズレが生じてる場合もありますが、分析に活用できます。
■[罹患状況推移分析] 検体数減少なのに陽性者数は爆増で過去最悪最多
2020年
10/04-10/10 検体12,421・陽性57=罹患率0.46%(日本国籍0.46%:外国籍0.46%)
10/11-10/17 検体 7,364・陽性24=罹患率0.33%(日本国籍0.29%:外国籍0.34%)
10/18-10/24 検体12,213・陽性46=罹患率0.38%(日本国籍0.39%:外国籍0.37%)
10/25-10/31 検体17,833・陽性47=罹患率0.26%(日本国籍0.22%:外国籍0.29%)
<11/01〜入国者の多い低感染国9か国が検査解除>
11/01-11/07 検体10,589・陽性84=罹患率0.79%(日本国籍0.75%:外国籍0.83%)
11/08-11/14 検体10,823・陽性89=罹患率0.82%(日本国籍0.54%:外国籍1.02%)
11/15-11/21 検体11,627・陽性79=罹患率0.68%(日本国籍0.52%:外国籍0.79%)
11/22-11/28 検体13,789・陽性90=罹患率0.65%(日本国籍0.61%:外国籍0.65%)
11/29-12/05 検体14,226・陽性89=罹患率0.63%(日本国籍0.50%:外国籍0.74%)
12/06-12/12 検体16,488・陽性86=罹患率0.52%(日本国籍0.43%:外国籍0.64%)
12/13-12/19 検体18,554・陽性74=罹患率0.40%(日本国籍0.28%:外国籍0.62%)
12/20-12/26 検体18,835・陽性98=罹患率0.52%(日本国籍0.51%:外国籍0.54%)
12/27-01/02 検体13,123・陽性83=罹患率0.63%(日本国籍0.49%:外国籍0.75%)
2021年
01/03-01/09 検体14,098・陽性76=罹患率0.54%(日本国籍0.23%:外国籍0.72%)
<01/09〜全入国者検査開始>
01/10-01/16 検体21,399・陽性67=罹患率0.31%(日本国籍0.31%:外国籍0.31%)
01/17-01/23 検体22,678・陽性41=罹患率0.18%(日本国籍0.31%:外国籍0.15%)
01/24-01/30 検体10,076・陽性25=罹患率0.25%(日本国籍0.12%:外国籍0.37%)
01/31-02/06 検体10,435・陽性20=罹患率0.19%(日本国籍0.13%:外国籍0.27%)
02/07-02/13 検体 9,423・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.15%:外国籍0.26%)
02/14-02/20 検体 9,523・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.11%:外国籍0.28%)
02/21-02/27 検体11,779・陽性23=罹患率0.20%(日本国籍0.22%:外国籍0.17%)
02/28-03/06 検体14,086・陽性29=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
03/07-03/13 検体14,467・陽性27=罹患率0.19%(日本国籍0.14%:外国籍0.25%)
03/14-03/20 検体17,879・陽性49=罹患率0.27%(日本国籍0.20%:外国籍0.41%)
03/21-03/27 検体14,040・陽性42=罹患率0.30%(日本国籍0.15%:外国籍0.48%)
03/28-04/03 検体14,615・陽性70=罹患率0.48%(日本国籍0.24%:外国籍0.81%)
04/04-04/10 検体12,694・陽性62=罹患率0.49%(日本国籍0.16%:外国籍0.85%)
04/11-04/17 検体11,974・陽性74=罹患率0.62%(日本国籍0.40%:外国籍0.90%)
04/18-04/24 検体11,268・陽性60=罹患率0.53%(日本国籍0.26%:外国籍0.89%)
04/25-05/01 検体13,039・陽性95=罹患率0.73%(日本国籍0.29%:外国籍1.30%)
05/02-05/08 検体11,551・陽性82=罹患率0.71%(日本国籍0.25%:外国籍1.29%)
05/09-05/15 検体12,891・陽性50=罹患率0.39%(日本国籍0.23%:外国籍0.59%)
05/16-05/22 検体11,644・陽性39=罹患率0.33%(日本国籍0.33%:外国籍0.34%)
05/23-05/29 検体13,680・陽性32=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.29%)
05/30-06/05 検体16,066・陽性40=罹患率0.25%(日本国籍0.14%:外国籍0.41%)
06/06-06/12 検体16,515・陽性17=罹患率0.10%(日本国籍0.08%:外国籍0.14%)
06/13-06/19 検体16,771・陽性44=罹患率0.26%(日本国籍0.18%:外国籍0.39%)
06/20-06/26 検体16,536・陽性45=罹患率0.27%(日本国籍0.19%:外国籍0.41%)
06/27-07/03 検体22,338・陽性60=罹患率0.27%(日本国籍0.24%:外国籍0.32%)
07/04-07/10 検体23,362・陽性79=罹患率0.34%(日本国籍0.38%:外国籍0.29%)
07/11-07/17 検体32,329・陽性97=罹患率0.30%(日本国籍0.44%:外国籍0.22%)
07/18-07/24 検体35,885・陽性67=罹患率0.19%(日本国籍0.33%:外国籍0.13%)
07/25-07/31 検体24,273・陽性89=罹患率0.37%(日本国籍0.50%:外国籍0.24%)
08/01-08/07 検体21,987・陽性94=罹患率0.43%(日本国籍0.33%:外国籍0.57%)
08/08-08/14 検体19,809・陽性78=罹患率0.39%(日本国籍0.37%:外国籍0.42%)
08/15-08/21 検体25,444・陽性101=罹患率0.40%(日本国籍0.38%:外国籍0.40%)
08/22-08/28 検体20,067・陽性69=罹患率0.34%(日本国籍0.30%:外国籍0.38%)
08/29-09/04 検体18,832・陽性86=罹患率0.46%(日本国籍0.32%:外国籍0.60%)
09/05-09/11 検体17,834・陽性78=罹患率0.44%(日本国籍0.29%:外国籍0.58%)
09/12-09/18 検体16,952・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.19%:外国籍0.49%)
09/19-09/25 検体16,964・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.13%:外国籍0.48%)
09/26-10/02 検体21,484・陽性71=罹患率0.33%(日本国籍0.17%:外国籍0.49%)
10/03-10/09 検体17,264・陽性43=罹患率0.25%(日本国籍0.10%:外国籍0.40%)
10/10-10/16 検体18,780・陽性46=罹患率0.24%(日本国籍0.23%:外国籍0.26%)
10/17-10/23 検体19,305・陽性45=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.27%)
10/24-10/30 検体20,038・陽性34=罹患率0.17%(日本国籍0.13%:外国籍0.21%)
10/31-11/06 検体21,718・陽性58=罹患率0.27%(日本国籍0.27%:外国籍0.27%)
11/07-11/13 検体21,462・陽性47=罹患率0.22%(日本国籍0.18%:外国籍0.26%)
11/14-11/20 検体21,739・陽性45=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
11/21-11/27 検体24,309・陽性46=罹患率0.19%(日本国籍0.16%:外国籍0.22%)
11/28-12/04 検体28,216・陽性71=罹患率0.25%(日本国籍0.20%:外国籍0.33%)
12/05-12/11 検体29,138・陽性86=罹患率0.30%(日本国籍0.28%:外国籍0.32%)
12/12-12/18 検体30,643・陽性167=罹患率0.54%(日本国籍0.56%:外国籍0.48%)
12/19-12/25 検体27,769・陽性321=罹患率1.16%(日本国籍1.22%:外国籍0.94%)
12/26-01/01 検体19,421・陽性583=罹患率3.00%(日本国籍2.34%:外国籍3.96%)
今週の検体数は、日本国籍者は激減、外国籍者は増加。日外比率は1:0.69と大きく変わりました。
今週の陽性数は、日本国籍者6人増、外国籍者は256人も爆増。日外比率は1:1.17で、外国籍者が爆増で、ひっくり返りました。過去最悪最多を更新しました。
検査対象が全入国者になっています。検査数(≒入国者)の多さは、米国、中国、タイ、韓国、フィリピンの順でした。
日本人は11,486件でした。前週より-10,129件も激減。2週連続で減少しています。2020年12月4週目の12,354件を一気に下回りました。
外国人は7,935件。こちらは+1,781件と増加に転じました。まだ2021年1月3週目の17,873件の半分程度です。
前週と比べると、日本国籍者は、検査数が47%減少に対して陽性者数は2%も増加。外国籍者は検査数が29%増加に対して陽性者数は441%も爆増。
この結果、罹患率は、日本国籍者は倍増、外国籍者は4倍増でした。
全体の罹患率は3.00%で1.84Pも急激悪化しています。外国籍者が著しく悪化していて目立ちませんが、日本国籍者も倍悪化しています。
今週は、外国籍を中心として、日本国籍者も含めた急激悪化となっています。
■[陽性者数多い国分析] 54か国と爆増/米国の爆増は2週連続異次元
今週陽性者が確認されたのは、前週に続いて陽性者が出ている米国・、インド2、カナダ3、英国・、フランス8、フィリピン2、パキスタン1、アラブ首長国連邦(UAE)3、オーストラリア2、メキシコ2、スペイン3、イタリア2、ブラジル2、ドイツ5、タイ1、スイス4、プエルトリコ1、フィンランド4、シエラレオネ1、韓国8、ネパール・、ケニア3、オランダ1、ロシア2、マルタ2、ベトナム1、ハンガリー1、ナイジェリア1、ドミニカ共和国1、タンザニア3、スリランカ2、ガーナ1などを含めて54か国(前週比+13)からの入国者に陽性者が出ました。悪化したまま止まらない状況です。
最悪は、米国が354人(前週比+188人)と異次元の超爆増(倍増)です。日本国籍者は150人(前週比+18人)に対して、外国籍者は204人(前週比+170人)。外国籍の爆増が異常過ぎます。検体数は日本国籍者2,935件(前週比-4,042)、外国籍者2,728件(前週比+1,552)だったため、罹患率は、日本国籍者が前週1.89%→今週5.11%、外国籍者が前週2.89%→今週7.48%で、似たような比率で上がっています。
神奈川県居住者が異常に多かったことから地域協定関係者(米国籍軍人)の陽性が集中していることが疑われていましたが、それだけではなく、日本国籍者もかなり多い状況です。
この人数でここまで陽性率が悪化してしまうと、非常に危険です。
米国以外で急激悪化したのがインドで26人(前週比+25人)。1人除いて全員外国籍者でした。検体数は、日本国籍者200件、外国籍者441件なので、異常に外国籍者に偏りすぎています。単純に現地の感染悪化が原因と言えなさそうです。クラスターでも起こっていますでしょうか、、、。
続いて悪化したのがカナダ。25人(前週比+19人)も出ています。日本国籍者が19人(前週比+14)ですが、検体数は、日本国籍者499件、外国籍者113件なので、やや外国籍者の方が罹患率は高いです。
英国も24人(前週比-4人)と多い状況が続いています。陽性者は減りましたが、検体数が急減しているため、罹患率は悪化しています。日本国籍者は14人(前週比-14)と半減しましたが、検体が380件(前週比-522)と半減よりも減っており、罹患率は悪化しています。外国籍者は検体163人(前週比+107)と増える中、一気に陽性者は10人出ています。罹患率はいきなり6%超です。
フランスは20人(前週比-2人)。英国と同様に陽性者は減りましたが、検体数が急減しているため、罹患率は悪化しています。日本国籍者は検体が306件(前週比-458)と激減していますが、陽性者は15人(前週比-5)とそれほど減っておらず罹患率は悪化しています。外国籍者も検体165人(前週比+74)に対し陽性者5人(前週比+3)で罹患率は悪化しています。日本国籍者は罹患率5%近いです。
常連国のフィリピンが13人(前週比+10人)と一気に悪化しました。日本国籍者は検体が164件(前週比-165)と半減していますが、陽性者は6人(前週比+4)で罹患率は悪化しています。外国籍者は検体568人(前週比+28)で横ばいですが陽性者7人(前週比+6)で罹患率は悪化しています。日本国籍者の方がかなり罹患率が悪い珍しい国です。
同じく南アジアの常連国のパキスタンが9人(前週比+7人)と悪化しています。日本国籍者は検体が38件(前週比-26)と減少の中陽性者は2人(前週比+1)。外国籍者は検体146人(前週比+27)に対し陽性者7人(前週比+6)と急激に悪化しています。いずれも罹患率は5%前後まで悪化しています。
アラブ首長国連邦が8人(前週比+4人)と倍増。日本国籍者が検体209件(前週比-49)・陽性7人(前週比+4)で、日本国籍者の方が罹患率が悪いです。
これまで超低感染国だったオーストラリアも悪化が続いており7人(前週比+3人)。外国籍者が検体80件(前週比+37)・陽性3人(前週比+3)で、一気に悪化しています。
続いて5人だったのが3か国で、イタリア(前週比-1人)、スペイン(前週比+1人)、メキシコ(前週比+4人)でした。日本国籍者はイタリア2人、スペイン、メキシコが各3人で、日外ともに悪化しています。
4人は6か国。エジプト(前週比+4人)、スイス(前週比+3人)、タイ(前週比+2人)、ドイツ(前週比-2人)、フィジー(前週比+4人)、ブラジル(前週比+2人)でした。日本国籍者はエジプト2人、スイス3人、タイとドイツは4人全員、ブラジル1人。フィジーは全員外国籍者でした。
3人の国も7か国も出ました。韓国(前週比+1人)、シエラレオネ(前週比+2人)、中国(前週比+3人)、フィンランド(前週比+2人)、プエルトリコ(前週比+2人)、ベルギー(前週比+3人)、ボリビア(前週比+3人)。日本国籍者は韓国1人、シエラレオネ3人、フィンランド1人、プエルトリコ2人、ベルギー2人で、中国とボリビアは3人とも外国籍者でした。
2人は8か国。アイルランド、オランダ、ギニア、ケニア、スウェーデン、トルコが日外1人ずつ、デンマークが日本国籍者2人、ネパールが外国籍者2人です。
残り21か国は1人で、アイスランド、アルゼンチン、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、シンガポール、バングラデシュ、ベトナム、ポルトガル、マルタ、南アフリカ、ルワンダ、レバノンが日本国籍者、ガーナ、グアム、スリランカ、タンザニア、ドミニカ共和国、ナイジェリア、ハンガリー、ロシアが外国籍者でした。
先週と異なり、外国籍者の陽性者がだいぶ増えました。これまで、日本国籍者に偏っていた国で外国籍者が出ている国が多かった印象でした。
■[罹患率高い国分析] 1%超えは54か国中43か国で増加続く、シエラレオネ連続100%・米国超危険
最も罹患率が悪かったのは、2週連続でシエラレオネ100.00%(検体3件中3人陽性=全員日本国籍者)でした。
続いて
ギニア50.00%(検体4件中2人陽性=外国籍者検体1件中1人陽性)、
フィジー36.36%(検体11件中4人陽性=外国籍者検体6件中4人陽性)、
プエルトリコ33.33%(検体9件中3人陽性=日本国籍者検体3件中2人陽性)、
ルワンダ33.33%(検体3件中1人陽性=全員日本国籍者)、
ボリビア30.00%(検体10件中3人陽性=外国籍者検体4件中3人陽性)、
ドミニカ共和国25.00%(検体4件中1人陽性=外国籍者検体1件中1人陽性)、
エクアドル25.00%(検体4件中1人陽性=全員日本国籍者)、
アイスランド20.00%(検体5件中1人陽性=日本国籍者検体3件中1人陽性)、
ガイアナ16.67%(検体6件中1人陽性=全員日本国籍者)、
レバノン11.11%(検体9件中1人陽性=日本国籍者検体2件中1人陽性)、
エジプト10.53%(検体38件中4人陽性=外国籍者検体15件中2人陽性)、
でした。
二桁割合の異常国は上記12か国でした。
南アメリカ各国が増えています。いずれも入国者数が少ないので、陽性者が出ると一気に陽性率が上がる傾向にあります。10日間強制隔離国は入っていませんが、酷い罹患率のところが多いです。
この後は、
南アフリカ9.09%(検体11件中1人陽性=全員日本国籍者)、
アルゼンチン8.33%(検体12件中1人陽性=日本国籍者検体10件中1人陽性)、
タンザニア7.14%(検体14件中1人陽性=外国籍者検体9件中1人陽性)、
ケニア6.90%(検体29件中2人陽性=外国籍者検体7件中1人陽性)、
米 国6.25%(検体5,663件中354人陽性=外国籍者検体2,728件中204人陽性)、
ポルトガル5.88%(検体17件中1人陽性=日本国籍者検体11件中1人陽性)、
ガーナ5.56%(検体18件中1人陽性=外国籍者検体12件中1人陽性)、
アイルランド5.26%(検体38件中2人陽性=日本国籍者検体13件中1人陽性)、
ナイジェリア5.26%(検体19件中1人陽性=外国籍者検体9件中1人陽性)、
コロンビア5.00%(検体20件中1人陽性=日本国籍者検体15件中1人陽性)、
パキスタン4.89%(検体184件中9人陽性=外国籍者検体146件中7人陽性)、
マルタ4.76%(検体21件中1人陽性=全員日本国籍者)、
英 国4.42%(検体543件中24人陽性=外国籍者検体163件中10人陽性)、
スウェーデン4.26%(検体47件中2人陽性=外国籍者検体12件中1人陽性)、
フランス4.25%(検体471件中20人陽性=日本国籍者検体306件中15人陽性)、
カナダ4.08%(検体612件中25人陽性=日本国籍者検体499件中19人陽性)、
インド4.06%(検体641件中26人陽性=外国籍者検体441件中25人陽性)、
フィンランド3.95%(検体76件中3人陽性=外国籍者検体21件中2人陽性)、
イタリア3.07%(検体163件中5人陽性=外国籍者検体66件中3人陽性)、
ベルギー3.06%(検体98件中3人陽性=外国籍者検体14件中1人陽性)、
デンマーク3.03%(検体66件中2人陽性=日本国籍者検体56件中2人陽性)、
スイス2.92%(検体137件中4人陽性=外国籍者検体33件中1人陽性)、
スペイン2.91%(検体172件中5人陽性=外国籍者検体56件中2人陽性)、
UAE2.82%(検体284件中8人陽性=日本国籍者検体209件中7人陽性)、
メキシコ2.28%(検体219件中5人陽性=外国籍者検体40件中2人陽性)、
オーストラリア2.20%(検体318件中7人陽性=外国籍者検体80件中3人陽性)、
オランダ1.94%(検体103件中2人陽性=外国籍者検体15件中1人陽性)、
トルコ1.92%(検体104件中2人陽性=外国籍者検体33件中1人陽性)、
ブラジル1.85%(検体216件中4人陽性=外国籍者検体137件中3人陽性)、
フィリピン1.78%(検体732件中13人陽性=日本国籍者検体164件中6人陽性)、
ハンガリー1.64%(検体61件中1人陽性=外国籍者検体11件中1人陽性)
1%(100人に1人陽性)超えは以上の43か国(前週比+18)で急増しました。世界的に感染状態が悪くなっており、だいぶ増えています。
シエラレオネは2週連続100%という超異常状態。2週連続で10%超えの超異常国は、プエルトリコ、ドミニカ共和国。連続で1%超えの異常状態は、タンザニア(4週連続)、ケニア(4週連続)、米国、ガーナ、ナイジェリア(5週連続)、パキスタン、マルタ(3週連続)、英国(3週連続)、フランス(3週連続)、イタリア(3週連続)、スペイン(4週連続)、UAE、オーストラリアの13か国と倍増しました。
アフリカ諸国と欧州諸国の罹患率が一気に上がってきている印象です。
米国、パキスタン、英国、フランス、カナダ、インド、イタリア、スイス、スペイン、UAE、メキシコ、オーストラリア、オランダ、トルコ、ブラジル、フィリピンは検体数が100人を超えており、特に危険です。
急増がジリジリ始まっていた米国は、検体数が非常に多い中で、前週比3倍の6.25%まで悪化。かなり危険な状況です。12月25日から全土が3日間強制隔離になったばかりですが、対応が遅すぎます。
※注意:検体数=入国者数ではありませんので、実際の罹患率は出ている数字より高いはずです。
■[航空便利用者数分析] 総利用者数は4分の1も激減、米国急増続く
合計の利用者数は35,601人(前週比-12,091人)と4分の1ほど激減しました。
最多は米国便で11,575人(前週比-3,809人)で2週連続減少。タイ便が3,643人(前週比-738人)、フィリピン便が2,351人(前週比-321人)と続いています。
今週は減少国がほとんどでした。
増加している国:最も人数が増えたのは、ニューカレドニア便1,267人(前週比+104人)。それ以外は微増です。
皆増した国:デンマーク便33人。定期便が運航されています。
減少している国:最も人数が減ったのは、米国便。ドイツ便710人(前週比-1,047人)、シンガポール便1,593人(前週比-1,022人)など急減の国が続いています。
皆減した国:ミャンマー便(36人減)。
利用者数の多いニューカレドニアからの検体数は7件(日本国籍者)と多めでした。
毎週データは更新されているようですので、今後も注視していきます。
■週間速報内容
2021/12/26-2022/01/01
全検査
合計 検体19,421/陽性583 3.00%↑爆増(倍増以上)
日本 検体11,486/陽性269 2.34%↑爆増(約倍増)
外国 検体 7,935/陽性314 3.96%↑爆増(約4倍増)
検体数の多い国
米 国:合計 検体5,663、陽性354=6.25%(爆増)
日本国籍 検体2,935 陽性150=5.11%/外国籍 検体2,728 陽性204=7.48%
中 国:合計 検体1,751、陽性 3=0.17%
日本国籍 検体1,041 陽性 0=0%/外国籍 検体 710 陽性 3=0.42%
タ イ:合計 検体1,305、陽性 4=0.31%
日本国籍 検体1,122 陽性 4=0.36%/外国籍 検体 183 陽性 0=0%
韓 国:合計 検体 949、陽性 3=0.32%
日本国籍 検体 534 陽性 1=0.19%/外国籍 検体 415 陽性 2=0.48%
フィリピン:合計 検体 732、陽性13=1.78%
日本国籍 検体 164 陽性 6=3.66%/外国籍 検体 568 陽性 7=1.23%
罹患率の高い国
シエラレオネ:合計 検体 3、陽性 3=100.00%
日本国籍 検体 3 陽性 3=100.00%/外国籍 検体 0 陽性 0=0%
ギ ニ ア:合計 検体 4、陽性 2=50.00%
日本国籍 検体 3 陽性 1=33.33%/外国籍 検体 1 陽性 1=100.00%
フィジー:合計 検体 11、陽性 4=36.36%
日本国籍 検体 5 陽性 0=0%/外国籍 検体 6 陽性 4=66.67%
ルワンダ:合計 検体 3、陽性 1=33.33%
日本国籍 検体 3 陽性 1=33.33%/外国籍 検体 0 陽性 0=0%
プエルトリコ:合計 検体 9、陽性 3=33.33%
日本国籍 検体 3 陽性 2=66.66%/外国籍 検体 6 陽性 1=16.67%
■毎日の個別発表との誤差状況(12月26日〜1月1日)
(A)週間発表(今回の滞在国・地域ごとの検査実績発表):583人
(B)毎日発表:568人中非公表0人(複数国滞在者15人=ドイツ/フランス、ベルギー/マルタ、米国/カナダ、パナマ/米国、カナダ/米国、フランス/ギニア/シエラレオネ、香港/インド3人、イタリア/フランス、パキスタン/アラブ首長国連邦、スイス/フランス、アイスランド/スウェーデン/フィンランド、英国/アイルランド/トルコ、メキシコ/アルゼンチン)
(誤差が出ている国)Aが超過していると非公表の可能性有
パナマ A:0人、B:1人(Bが1人超過)
グアム A:1人、B:0人(Aが1人超過)
香 港 A:0人、B:3人(Bが3人超過)
中国* A:3人、B:0人(Aが3人超過)*Aは香港、澳門含む
プエルトリコ A:3人、B:0人(Aが3人超過)
米 国 A:354人、B:360人(Bが6人超過)
(A)今回の週間発表で出ているグアムとプエルトリコは、(B)毎日発表では、米国として分類されているものと推定されます。
(B)毎日発表で出ている香港は、(A)今回の週間発表では、中国に含まれています。
→結果、パナマが(B)1人超過と米国(B)3人超過で誤差が残っています。
■水際対策(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kansenkakudaiboushi-iryouteikyou.html#h2_7
空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue
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