2022年01月22日

検疫週間速報1月1_最悪原因外人?

◇空港検疫(週間速報)1月1週目 年始陽性異次元爆増の原因は日本国籍者?外国籍者? 検体数は日本人横ばい・外国人急増のなか、陽性者数はいずれも爆増で過去最悪最多、罹患率も一気に5%超えで過去最悪

10%超えが25か国 うち2か国は入国100人以上
超危険!人数爆増の米国は8%超
パキスタン・フィリピン10%超、インド9%超
満席近い便が多数あった可能性も


厚生労働省(厚労省)は1月21日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症検査状況の1月1週目(1月2日〜1月8日)分の速報値を発表しました。

厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。2020年11月11日以降毎週金曜日に過去4週間分が発表されています。1月21日の公表で、2020年10月4日〜2022年1月8日分が公表されたことになります。
速報のため、日々の発表のデータとかなりのズレが生じてる場合もありますが、分析に活用できます。

[罹患状況推移分析] 陽性者数がついに千人超え、日本人も外国人も超悪化
2020年
10/04-10/10 検体12,421・陽性57=罹患率0.46%(日本国籍0.46%:外国籍0.46%)
10/11-10/17 検体 7,364・陽性24=罹患率0.33%(日本国籍0.29%:外国籍0.34%)
10/18-10/24 検体12,213・陽性46=罹患率0.38%(日本国籍0.39%:外国籍0.37%)
10/25-10/31 検体17,833・陽性47=罹患率0.26%(日本国籍0.22%:外国籍0.29%)
  <11/01〜入国者の多い低感染国9か国が検査解除>
11/01-11/07 検体10,589・陽性84=罹患率0.79%(日本国籍0.75%:外国籍0.83%)
11/08-11/14 検体10,823・陽性89=罹患率0.82%(日本国籍0.54%:外国籍1.02%)
11/15-11/21 検体11,627・陽性79=罹患率0.68%(日本国籍0.52%:外国籍0.79%)
11/22-11/28 検体13,789・陽性90=罹患率0.65%(日本国籍0.61%:外国籍0.65%)
11/29-12/05 検体14,226・陽性89=罹患率0.63%(日本国籍0.50%:外国籍0.74%)
12/06-12/12 検体16,488・陽性86=罹患率0.52%(日本国籍0.43%:外国籍0.64%)
12/13-12/19 検体18,554・陽性74=罹患率0.40%(日本国籍0.28%:外国籍0.62%)
12/20-12/26 検体18,835・陽性98=罹患率0.52%(日本国籍0.51%:外国籍0.54%)
12/27-01/02 検体13,123・陽性83=罹患率0.63%(日本国籍0.49%:外国籍0.75%)
2021年
01/03-01/09 検体14,098・陽性76=罹患率0.54%(日本国籍0.23%:外国籍0.72%)
  <01/09〜全入国者検査開始>
01/10-01/16 検体21,399・陽性67=罹患率0.31%(日本国籍0.31%:外国籍0.31%)
01/17-01/23 検体22,678・陽性41=罹患率0.18%(日本国籍0.31%:外国籍0.15%)
01/24-01/30 検体10,076・陽性25=罹患率0.25%(日本国籍0.12%:外国籍0.37%)
01/31-02/06 検体10,435・陽性20=罹患率0.19%(日本国籍0.13%:外国籍0.27%)
02/07-02/13 検体 9,423・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.15%:外国籍0.26%)
02/14-02/20 検体 9,523・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.11%:外国籍0.28%)
02/21-02/27 検体11,779・陽性23=罹患率0.20%(日本国籍0.22%:外国籍0.17%)
02/28-03/06 検体14,086・陽性29=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
03/07-03/13 検体14,467・陽性27=罹患率0.19%(日本国籍0.14%:外国籍0.25%)
03/14-03/20 検体17,879・陽性49=罹患率0.27%(日本国籍0.20%:外国籍0.41%)
03/21-03/27 検体14,040・陽性42=罹患率0.30%(日本国籍0.15%:外国籍0.48%)
03/28-04/03 検体14,615・陽性70=罹患率0.48%(日本国籍0.24%:外国籍0.81%)
04/04-04/10 検体12,694・陽性62=罹患率0.49%(日本国籍0.16%:外国籍0.85%)
04/11-04/17 検体11,974・陽性74=罹患率0.62%(日本国籍0.40%:外国籍0.90%)
04/18-04/24 検体11,268・陽性60=罹患率0.53%(日本国籍0.26%:外国籍0.89%)
04/25-05/01 検体13,039・陽性95=罹患率0.73%(日本国籍0.29%:外国籍1.30%)
05/02-05/08 検体11,551・陽性82=罹患率0.71%(日本国籍0.25%:外国籍1.29%)
05/09-05/15 検体12,891・陽性50=罹患率0.39%(日本国籍0.23%:外国籍0.59%)
05/16-05/22 検体11,644・陽性39=罹患率0.33%(日本国籍0.33%:外国籍0.34%)
05/23-05/29 検体13,680・陽性32=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.29%)
05/30-06/05 検体16,066・陽性40=罹患率0.25%(日本国籍0.14%:外国籍0.41%)
06/06-06/12 検体16,515・陽性17=罹患率0.10%(日本国籍0.08%:外国籍0.14%)
06/13-06/19 検体16,771・陽性44=罹患率0.26%(日本国籍0.18%:外国籍0.39%)
06/20-06/26 検体16,536・陽性45=罹患率0.27%(日本国籍0.19%:外国籍0.41%)
06/27-07/03 検体22,338・陽性60=罹患率0.27%(日本国籍0.24%:外国籍0.32%)
07/04-07/10 検体23,362・陽性79=罹患率0.34%(日本国籍0.38%:外国籍0.29%)
07/11-07/17 検体32,329・陽性97=罹患率0.30%(日本国籍0.44%:外国籍0.22%)
07/18-07/24 検体35,885・陽性67=罹患率0.19%(日本国籍0.33%:外国籍0.13%)
07/25-07/31 検体24,273・陽性89=罹患率0.37%(日本国籍0.50%:外国籍0.24%)
08/01-08/07 検体21,987・陽性94=罹患率0.43%(日本国籍0.33%:外国籍0.57%)
08/08-08/14 検体19,809・陽性78=罹患率0.39%(日本国籍0.37%:外国籍0.42%)
08/15-08/21 検体25,444・陽性101=罹患率0.40%(日本国籍0.38%:外国籍0.40%)
08/22-08/28 検体20,067・陽性69=罹患率0.34%(日本国籍0.30%:外国籍0.38%)
08/29-09/04 検体18,832・陽性86=罹患率0.46%(日本国籍0.32%:外国籍0.60%)
09/05-09/11 検体17,834・陽性78=罹患率0.44%(日本国籍0.29%:外国籍0.58%)
09/12-09/18 検体16,952・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.19%:外国籍0.49%)
09/19-09/25 検体16,964・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.13%:外国籍0.48%)
09/26-10/02 検体21,484・陽性71=罹患率0.33%(日本国籍0.17%:外国籍0.49%)
10/03-10/09 検体17,264・陽性43=罹患率0.25%(日本国籍0.10%:外国籍0.40%)
10/10-10/16 検体18,780・陽性46=罹患率0.24%(日本国籍0.23%:外国籍0.26%)
10/17-10/23 検体19,305・陽性45=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.27%)
10/24-10/30 検体20,038・陽性34=罹患率0.17%(日本国籍0.13%:外国籍0.21%)
10/31-11/06 検体21,718・陽性58=罹患率0.27%(日本国籍0.27%:外国籍0.27%)
11/07-11/13 検体21,462・陽性47=罹患率0.22%(日本国籍0.18%:外国籍0.26%)
11/14-11/20 検体21,739・陽性45=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
11/21-11/27 検体24,309・陽性46=罹患率0.19%(日本国籍0.16%:外国籍0.22%)
11/28-12/04 検体28,216・陽性71=罹患率0.25%(日本国籍0.20%:外国籍0.33%)
12/05-12/11 検体29,138・陽性86=罹患率0.30%(日本国籍0.28%:外国籍0.32%)
12/12-12/18 検体30,643・陽性167=罹患率0.54%(日本国籍0.56%:外国籍0.48%)
12/19-12/25 検体27,769・陽性321=罹患率1.16%(日本国籍1.22%:外国籍0.94%)
12/26-01/01 検体17,094・陽性494=罹患率2.89%(日本国籍2.11%:外国籍4.05%)※

01/02-01/08 検体21,488・陽性1,135=罹患率5.28%(日本国籍5.00%:外国籍5.54%)
※2021/12/26-2022/01/01の数値が、2022/1/14発表分と2022/1/21発表分で変更されています。変更後の数値を記載しています。

・検体数(発表値)
 日本人:10,319件 前週比+111件と微増。
 外国人:11,169件 前週比+4,283件で急増。まだ2021年1月3週目の17,873件の3分の2程度です。
 合 計:21,488件 前週比+4,394件と急増。
日外比率は1:1.08で、久々に外国籍者が過半数となりました。
検査対象が全入国者になっています。検査数(≒入国者)の多さは、米国、中国、タイ、フィリピン、韓国の順でした。

・陽性数(発表値)
 日本人:516人 前週比+301人と急増。過去最悪最多です。
 外国人:619人 前週比+340人と急増。過去最悪最多です。
 合 計:1,135人 前週比+641人と急増。過去最悪最多です。週間千人超えは初めてです。
日本国籍者+301人、外国籍者+340人も爆増。日外比率は1:1.20で、日外ともに爆増しています。過去最悪最多を更新しました。

・罹患率(計算値)
 日本人:5.00% 前週比+2.89Pと急増。過去最悪最多です。
 外国人:5.54% 前週比+1.49Pと急増。過去最悪最多です。
 合 計:5.28% 前週比+2.39Pと急増。過去最悪最多です。

前週と比べると、日本国籍者は、検体数が1%増加に対して陽性者数は140%も爆増。外国籍者は検査数が62%増加に対して陽性者数は122%も爆増。
この結果、罹患率は、日本国籍者、外国籍者とも爆増でした。

全体の罹患率は5.28%で2.39Pも急激悪化しています。
日外ともに大幅に悪化しました。どちらかと言うと、日本国籍者の方が酷い悪化です。


日本国籍者が分かりやすいですが、入国者数が横ばいでも陽性が増えてきたということは、全体の陽性可能性が一気に上がったと推定される結果になりました。
この週は、特に米国の軍属による陽性事例が多発していたと見られていましたが、人数だけで見ると、日外ともに似たような悪化で、日本国籍者も非常に多く出ています。年始だからと言って、入国が増えた外国人のせいにするのは誤りでした。



[陽性者数多い国分析] 67か国と爆増/複数国の爆増が異次元
今週陽性者が確認されたのは、前週に続いて陽性者が出ている米国・、フィリピン3、インド3、フランス9、アラブ首長国連邦(UAE)4、英国・、ブラジル3、メキシコ3、カナダ4、パキスタン2、タイ2、オーストラリア3、スペイン4、ドイツ6、エジプト1、スイス5、イタリア3、アイルランド1、フィンランド5、デンマーク1、ネパール・、オランダ2、スウェーデン1、グアム1、韓国9、ガーナ2、ロシア3、レバノン1、ドミニカ共和国2、ケニア4、シンガポール1、アルゼンチン1、ベルギー1、ポルトガル1、ベトナム2、フィジー1、バングラデシュ1、ハンガリー2、ナイジェリア2などを含めて67か国(前週比+13)からの入国者に陽性者が出ました。悪化したまま止まらない状況です。

[米国]
最悪は、米国が506人(前週比+195)と異次元の超爆増(倍増)です。
日本国籍者は検体2,932件(前週比+376)/陽性250人(前週比+129)、外国籍者は検体3,256件(前週比+871)/陽性256人(前週比+66)でした。日本国籍者、外国籍者とも爆増が異常過ぎます。
罹患率は、日本国籍者が前週4.73%→今週8.53%、外国籍者が前週7.97%→今週7.86%で、日本国籍者が急速悪化しています。
神奈川県居住者が異常に多かったことから地域協定関係者(米国籍軍人)の陽性が集中していることが疑われていましたが、それだけではなく、日本国籍者もかなり多い状況です。
この人数でここまで陽性率が悪化してしまうと、非常に危険です。


[フィリピン]
常連国のフィリピンが109人(前週比+97)と異常な状態。異次元の急激悪化しました。
日本国籍者は検体143件(前週比-15)/陽性19人(前週比+13)、外国籍者は検体932人(前週比+422)/陽性90人(前週比+84)でした。
罹患率は、日外ともに似たような数字で、日本国籍者の方がやや悪いです。全体では10%超えの異常状態。


[インド]
引き続き異次元の急激悪化しているのがインドで82人(前週比+59)。
日本国籍者は検体200件(前週比+28)/陽性7人(前週比+6)、外国籍者は検体666件(前週比+249)/陽性75人(前週比+53)なので、異常に外国籍者に偏りすぎています。単純に現地の感染悪化が原因と言えなさそうです。なにか特有のクラスターでも起こっていますでしょうか、、、。
罹患率は外国籍者が11%超え、日本国籍者は3%台です。


[フランス]
フランスも爆増して47人(前週比+30)。
日本国籍者は検体383件(前週比+118)/陽性23人(前週比+11)、外国籍者は検体404人(前週比+274)/陽性24人(前週比+19)。
罹患率は日外で大きな差はありません。一気に5%を超えました。


[UAE]
続いてUAEが39人(前週比+31)と急激悪化。
日本国籍者は検体424件(前週比+227)/陽性33人(前週比+26)、外国籍者は検体100人(前週比+40)/陽性6人(前週比+5)。
罹患率は日本国籍者の方が悪いです。一気に7%を超えました。


[英国]
英国も32人(前週比+13人)と多い状況が続いています。
日本国籍者は検体398件(前週比+74)/陽性19人(前週比+8)、外国籍者は検体255人(前週比+131)/陽性13人(前週比+5)。
罹患率は外国籍者の方が悪いです。悪化スピードはやや落ちた印象です。


[ブラジル]
続いて急速悪化したのがブラジルで31人(前週比+27人)。
日本国籍者は検体68件(前週比-3)/陽性6人(前週比+5)、外国籍者は検体299人(前週比+193)/陽性25人(前週比+22)。
罹患率は日外で大きな差はありません。一気に8%を超えました。


[カナダ]
悪化したままなのがカナダで27人(前週比+11)でした。
日本国籍者は検体347件(前週比-89)/陽性18人(前週比+5)、外国籍者は検体145人(前週比+63)/陽性9人(前週比+6)。
罹患率は外国籍者の方が悪いです。一気に5%を超えました。


[メキシコ]
メキシコも27人(前週比+23)と急激悪化です。
日本国籍者は検体226件(前週比+63)/陽性15人(前週比+13)、外国籍者は検体83人(前週比+43)/陽性12人(前週比+10)。
罹患率は外国籍者が14%超えで異常に悪いです。全体では一気に8%を超えました。


[パキスタン]
続いて南アジアの常連国のパキスタンが20人(前週比+15)と悪化しています。
日本国籍者は検体36件(前週比+5)/陽性7人(前週比+7)、外国籍者は検体153人(前週比+29)/陽性13人(前週比+8)。
罹患率は日本国籍者が著しく悪化し20%近いです。全体では10%を超えています。


[タイ]
入国者数が多いままのタイが18人(前週比+14)と悪化しました。
日本国籍者は検体876件(前週比-177)/陽性14人(前週比+10)、外国籍者は検体348人(前週比+194)/陽性4人(前週比+4)。
入国者数が多いため、罹患率は1%台。日本国籍者の方が悪いです。


[オーストラリア]
オミクロン株から現地感染が急激悪化したオーストラリアが17人(前週比+10)と悪化。
日本国籍者は検体224件(前週比+22)/陽性13人(前週比+9)、外国籍者は検体86人(前週比+16)/陽性4人(前週比+1)。
罹患率は日本国籍者の方が悪いです。5%を超えています。


[スペイン]
続いてスペインが16人(前週比+13)。
日本国籍者は検体120件(前週比+26)/陽性10人(前週比+9)、外国籍者は検体133人(前週比+95)/陽性6人(前週比+4)。
入国者数は外国籍者の方が多くなりましたが、罹患率は日本国籍者の方が悪く8%超え。全体では6%を超えています。


[ドイツ]
同じく欧州のドイツが14人(前週比+11)。
日本国籍者は検体269件(前週比+12)/陽性8人(前週比+5)、外国籍者は検体215人(前週比+148)/陽性6人(前週比+6)。
罹患率は日外で大きな差はありません。2%台にとどまっています。


[エジプト]
阿州で最も悪かったのはエジプトで14人(前週比+10)。
日本国籍者は検体39件(前週比+18)/陽性8人(前週比+6)、外国籍者は検体30人(前週比+18)/陽性6人(前週比+4)。
罹患率は20%台と異常です。日外で大きな差はありません。


[ポーランド]
皆増したのがポーランドで11人(前週比皆増)。
日本国籍者は検体49件(前週比+37)/陽性7人(前週比皆増)、外国籍者は検体44人(前週比+36)/陽性4人(前週比皆増)。
入国者も増加しており、一気に増加したとみられます。罹患率は全体では11%台で、日本国籍者は14%台まで悪化しています。


[イタリア]
欧州では各国悪化しており、イタリアが10人(前週比+7)。
日本国籍者は検体135件(前週比+58)/陽性6人(前週比+4)、外国籍者は検体156人(前週比+107)/陽性4人(前週比+1)。
罹患率は日本国籍者の方が悪いです。


[スイス]
スイスも悪化し10人(前週比+9)。
日本国籍者は検体90件(前週比+15)/陽性3人(前週比+2)、外国籍者は検体73人(前週比+51)/陽性7人(前週比+7)。
罹患率は外国籍者の方が悪く、9%台まで達しています。全体では一気に6%を超えています。


[その他の国]
これまで陽性者が少なめだったアイルランドが7人(前週比+6)。
日本国籍者3人・外国籍者4人。罹患率が一気に10%を超えています。日本国籍者は13%台と急激悪化です。

続いて6人だったのがフィンランド(前週比+5)とデンマーク(前週比+4)の北欧2か国。
フィンランドは、日本国籍者5人・外国籍者1人。罹患率は、日本国籍者は10%台と急激悪化。全体で7%を超えています。
デンマークは、日本国籍者4人・外国籍者2人。罹患率は、日本国籍者は9%台と急激悪化。全体で8%を超えています。

カタールが5人(前週比皆増)。日本国籍者4人・外国籍者1人。罹患率は、日本国籍者は19%台、全体で17%超えの異常です。

4人だったのが3か国。オランダ(前週比+2)、ネパール(前週比+3)、モンゴル(前週比皆増)。
オランダは、日本国籍者1人・外国籍者3人。罹患率は2%台。
ネパールは、全員外国籍者。罹患率は1%未満です。
モンゴルは、全員外国籍者。罹患率は3%台。

3人が7か国。オーストリア(前週比皆増)、ガーナ(前週比+2)、韓国(前週比±0)、グアム(前週比+2)、クロアチア(前週比皆増)、スウェーデン(前週比+2)、チリ(前週比皆増)。
ガーナは全員日本国籍者。その他の6か国は、各国とも日本国籍者2人、外国籍者1人。

2人の国が13か国も出ています。アイスランド(前週比皆増)、アルゼンチン(前週比+1)、ウクライナ(前週比皆増)、キューバ(前週比皆増)、ケニア(前週比±0)、シンガポール(前週比+1)、セルビア(前週比皆増)、ドミニカ共和国(前週比+1)、トルコ(前週比皆増)、バーレーン(前週比皆増)、ペルー(前週比皆増)、レバノン(前週比+1)、ロシア(前週比+1)。
アイスランド、シンガポールは2人とも日本国籍者、セルビア、ドミニカ共和国、バーレーン、ペルー、レバノン、ロシアは2人とも外国籍者、残り5か国は日外1人ずつ。

残り22か国は1人で、アゼルバイジャン、ギリシャ、スーダン、スロベニア、セネガル、ハンガリー、マリ、モロッコ、ルーマニアが日本国籍者、インドネシア、キルギス、チュニジア、ナイジェリア、バングラデシュ、フィジー、ベトナム、ベネズエラ、ベルギー、ポルトガル、マレーシア、モンテネグロ、ルクセンブルクが外国籍者でした。

一気に爆増しています。年始は日本国籍者の入国は少なくなる傾向にありますが、日本国籍者の陽性状況が悪い国も非常に多いです。


特記[中国][台湾][スリランカ]
中国、台湾、スリランカの3か国は、入国者が100人以上いますが、陽性者は0人です。
これだけ世界でオミクロン株が流行していても、ゼロコロナ国からは、入国者数が多くても全然陽性者が出ていないです。
やろうと思えばいくらでも低減できることが分かります。ゼロにはならなくても、もっと少人数に抑えることはできるはずです。


[罹患率高い国分析] 1%超えは67か国中60か国の超異常、米州や欧州の悪化が目立つ中アジアも危険に
罹患率1%超えが60か国、うち罹患率10%超えが25か国もある超異常状態です。
検体数100人以上または陽性者数10人以上の国には◆印をつけました。◆印付きの国は特に危険な国家と言えるかと思います。

最も罹患率が悪かったのは、モンテネグロ100.00%(検体1件中1人陽性=全員外国籍者)でした。
続いて
マ リ50.00%(検体2件中1人陽性=日本国籍者検体1件中1人陽性)、
スーダン50.00%(検体2件中1人陽性=日本国籍者検体2件中1人陽性)、
キューバ50.00%(検体4件中2人陽性=日本国籍者検体2件中1人陽性)、
アゼルバイジャン50.00%(検体2件中1人陽性=日本国籍者検体2件中1人陽性)、
ベネズエラ33.33%(検体3件中1人陽性=外国籍者検体2件中1人陽性)、
セネガル25.00%(検体4件中1人陽性=日本国籍者検体2件中1人陽性)、
ドミニカ共和国22.22%(検体9件中2人陽性=外国籍者検体7件中2人陽性)、
アルゼンチン22.22%(検体9件中2人陽性=日本国籍者検体3件中1人陽性)、
◆エジプト20.29%(検体69件中14人陽性=日本国籍者検体39件中8人陽性)、
レバノン20.00%(検体10件中2人陽性=外国籍者検体5件中2人陽性)、
カタール17.86%(検体28件中5人陽性=日本国籍者検体21件中4人陽性)、
セルビア16.67%(検体12件中2人陽性=外国籍者検体7件中2人陽性)、
キルギス16.67%(検体6件中1人陽性=外国籍者検体1件中1人陽性)、
ガーナ15.79%(検体19件中3人陽性=日本国籍者検体11件中3人陽性)、
モロッコ14.29%(検体7件中1人陽性=日本国籍者検体5件中1人陽性)、
フィジー14.29%(検体7件中1人陽性=外国籍者検体4件中1人陽性)、
ケニア13.33%(検体15件中2人陽性=外国籍者検体6件中1人陽性)、
チ リ12.50%(検体24件中3人陽性=外国籍者検体7件中1人陽性)、
◆ポーランド11.83%(検体93件中11人陽性=日本国籍者検体49件中7人陽性)、
クロアチア11.54%(検体26件中3人陽性=日本国籍者検体7件中2人陽性)、
スロベニア11.11%(検体9件中1人陽性=日本国籍者検体7件中1人陽性)、
◆パキスタン10.58%(検体189件中20人陽性=日本国籍者検体36件中7人陽性)、
アイルランド10.29%(検体68件中7人陽性=日本国籍者検体23件中3人陽性)、
◆フィリピン10.14%(検体1,075件中109人陽性=日本国籍者検体143件中19人陽性)、
でした。

二桁割合の異常国は上記25か国(前週比+13)でした。
アフリカ、南アメリカ、東欧各国が目立ちます。いずれも入国者数が少ないので、陽性者が出ると一気に陽性率が上がる傾向にあります。10日間強制隔離国は入っていませんが、酷い罹患率のところが多いです。さらに、入国者の多いアジアの国も出てきています。非常に危険です。

この後は、
◆インド9.47%(検体866件中82人陽性=外国籍者検体666件中75人陽性)、
アイスランド9.09%(検体22件中2人陽性=日本国籍者検体18件中2人陽性)、
デンマーク8.96%(検体67件中6人陽性=日本国籍者検体41件中4人陽性)、
◆メキシコ8.74%(検体309件中27人陽性=外国籍者検体83件中12人陽性)、
◆ブラジル8.45%(検体367件中31人陽性=日本国籍者検体68件中6人陽性)、
バーレーン8.33%(検体24件中2人陽性=外国籍者検体16件中2人陽性)、
◆米 国8.18%(検体6,188件中506人陽性=日本国籍者検体2,932件中250人陽性)、
ナイジェリア7.69%(検体13件中1人陽性=外国籍者検体9件中1人陽性)、
チュニジア7.69%(検体13件中1人陽性=外国籍者検体8件中1人陽性)、
◆UAE7.44%(検体524件中39人陽性=日本国籍者検体424件中33人陽性)、
フィンランド7.06%(検体85件中6人陽性=日本国籍者検体50件中5人陽性)、
ギリシャ6.67%(検体15件中1人陽性=日本国籍者検体7件中1人陽性)、
◆スペイン6.32%(検体253件中16人陽性=日本国籍者検体120件中10人陽性)、
◆スイス6.13%(検体163件中10人陽性=外国籍者検体73件中7人陽性)、
◆フランス5.97%(検体787件中47人陽性=日本国籍者検体383件中23人陽性)、
◆カナダ5.49%(検体492件中27人陽性=日本国籍者検体347件中18人陽性)、
◆オーストラリア5.48%(検体310件中17人陽性=日本国籍者検体224件中13人陽性)、
ルクセンブルク5.00%(検体20件中1人陽性=外国籍者検体6件中1人陽性)、
ペルー5.00%(検体40件中2人陽性=外国籍者検体30件中2人陽性)、
◆英 国4.90%(検体653件中32人陽性=日本国籍者検体398件中19人陽性)、
スウェーデン4.76%(検体63件中3人陽性=日本国籍者検体29件中2人陽性)、
ウクライナ4.55%(検体44件中2人陽性=日本国籍者検体9件中1人陽性)、
ルーマニア4.00%(検体25件中1人陽性=日本国籍者検体8件中1人陽性)、
ポルトガル3.70%(検体27件中1人陽性=外国籍者検体13件中1人陽性)、
オーストリア3.70%(検体81件中3人陽性=日本国籍者検体49件中2人陽性)、
◆モンゴル3.67%(検体109件中4人陽性=外国籍者検体102件中4人陽性)、
◆イタリア3.44%(検体291件中10人陽性=日本国籍者検体135件中6人陽性)、
◆ドイツ2.89%(検体484件中14人陽性=日本国籍者検体269件中8人陽性)、
◆オランダ2.70%(検体148件中4人陽性=外国籍者検体59件中3人陽性)、
◆グアム2.52%(検体119件中3人陽性=日本国籍者検体45件中2人陽性)、
◆ロシア1.59%(検体126件中2人陽性=外国籍者検体86件中2人陽性)、
◆トルコ1.54%(検体130件中2人陽性=外国籍者検体60件中2人陽性)、
◆タ イ1.47%(検体1,224件中18人陽性=日本国籍者検体876件中14人陽性)、
ハンガリー1.27%(検体79件中1人陽性=日本国籍者検体51件中1人陽性)、
ベルギー1.09%(検体92件中1人陽性=外国籍者検体36件中1人陽性)、

1%(100人に1人陽性)超えは以上の60か国(前週比+17)で急増しました。世界的に感染状態が悪くなっており、だいぶ増えています。
連続で10%超えの超異常国は、ドミニカ共和国(3週連続)、エジプト、レバノン、フィジー。連続で1%超えの異常状態は、アルゼンチン、ケニア(5週連続)、ガーナ(3週連続)、アイルランド、パキスタン(3週連続)、フィリピン、インド、デンマーク、メキシコ、ブラジル、米国(3週連続)、ナイジェリア(6週連続)、フィンランド、UAE(3週連続)、スペイン(5週連続)、スイス、フランス(4週連続)、オーストラリア(3週連続)、カナダ、英国(4週連続)、スウェーデン、ポルトガル、イタリア(4週連続)、オランダ、トルコ、ハンガリー、ベルギーの31か国(前週比+18)と爆増しました。
全世界で罹患率が一気に上がってきている印象です。
◆印付きの国は、特に危険です。


急増がジリジリ始まっていた米国は、検体数が非常に多い中で、さらに2Pほど悪化して8.18%まで悪化。かなり危険な状況です。12月25日から全土が3日間強制隔離になったばかりですが、対応が遅すぎます。いつまで経っても10日間強制隔離にならないですね。

※注意:検体数=入国者数ではありませんので、実際の罹患率は出ている数字より高いはずです。


[航空便利用者数分析] 総利用者数は倍増
合計の利用者数は72,773人(前週比+37,172人)と倍増しました。現在日本への入国は1日3,500人目安が上限となっていますから、国際線間乗り継ぎ利用者が5万人ほどいることになります。
最多は米国便で18,781人(前週比+7,206人)で爆増。中国便が6,552人(前週比+4,432人)、フィリピン便が5,971人(前週比+3,620人)と爆増国が続いています。アジアの一部の国は、オミクロン株悪化に伴い乗り継ぎを急きょ禁止した国も出ているので、その影響でも出たのでしょうか。異常な増加です。

今週は増加国がほとんどでした。
増加している国:最も人数が増えたのは、米国便。中国便、ベトナム便5,460人(前週比+4,268人)、韓国便5,446人(前週比+4,171人)、フィリピン便などが続いています。
皆増した国:ミャンマー便240人。定期便が運航されています。週1便と認識していたのですが、2便以上運航されたでしょうか。ミャンマーからの入国者に陽性者はいないとはいえ、罹患率5%を超える国が次々出てくる中で、密の状態を考えると、あまりに乗せすぎではないですか、、、?
これが罹患率8%の米国便とか同10%のフィリピン便とかだったらゾッとします。ひと便に20人近い陽性者がいて、半日近く同じ閉鎖空間にいるわけですから、、、。

減少している国:最も人数が減ったのは、ベルギー便46人(前週比-30人)。
皆減した国:フィジー便(11人減)。

利用者数の多いニューカレドニアからの検体数は1件(日本国籍者)でした。



毎週データは更新されているようですので、今後も注視していきます。

週間速報内容
2022/01/02-2022/01/08
全検査
合計 検体21,488/陽性1,135 5.28%↑爆増(倍増弱)
日本 検体10,319/陽性516 5.00%↑爆増(約倍増)
外国 検体11,169/陽性619 5.54%↑爆増


検体数の多い国
米  国:合計 検体6,188、陽性506=8.18%(爆増)
  日本国籍 検体2,932 陽性250=8.53%/外国籍 検体3,256 陽性256=7.86%
中  国:合計 検体1,474、陽性 0=0%
  日本国籍 検体 731 陽性 0=0%/外国籍 検体 743 陽性 0=0%
タ  イ:合計 検体1,224、陽性18=1.47%
  日本国籍 検体 876 陽性14=1.60%/外国籍 検体 348 陽性 4=1.15%
フィリピン:合計 検体1,075、陽性109=10.14%(爆増)
  日本国籍 検体 143 陽性19=13.29%/外国籍 検体 932 ​陽性90=9.66%
韓  国:合計 検体1,011、陽性 3=0.30%
  日本国籍 検体 420 陽性 2=0.48%/外国籍 検体 591 陽性 1=0.17%

罹患率の高い国
モンテネグロ:合計 検体 1、陽性 1=100.00%
  日本国籍 検体 0 陽性 0=0%/外国籍 検体 1 陽性 1=100.00%
マ  リ:合計 検体 2、陽性 1=50.00%
  日本国籍 検体 1 陽性 1=100.00%/外国籍 検体 1 陽性 0=0%
スーダン:合計 検体 2、陽性 1=50.00%
  日本国籍 検体 2 陽性 1=50.00%/外国籍 検体 0 陽性 0=0%
キューバ:合計 検体 4、陽性 2=50.00%
  日本国籍 検体 2 陽性 1=50.00%/外国籍 検体 2 陽性 1=50.00%
アゼルバイジャン:合計 検体 2、陽性 1=50.00%
  日本国籍 検体 2 陽性 1=50.00%/外国籍 検体 0 陽性 0=0%


毎日の個別発表との誤差状況(1月2日〜1月8日)
(A)週間発表(今回の滞在国・地域ごとの検査実績発表):1,135人
(B)毎日発表:1,086人中非公表0人(複数国滞在者43人=カナダ/米国、米国/メキシコ12人、デンマーク/スウェーデン/フィンランド、スペイン/チリ3人、英国/イタリア、英国/米国/アイスランド、フランス/ドイツ、ブラジル/アルゼンチン、フィジー/米国、UAE/アゼルバイジャン、ポーランド/英国、パキスタン/UAE、メキシコ/米国、スペイン/ポーランド2人、ドイツ/デンマーク/フィンランド、UAE/シンガポール、ドミニカ共和国/ベネズエラ、フィリピン/アイスランド、ドミニカ共和国/ブラジル、米国/ドイツ、フランス/イタリア、米国/ペルー2人、米国/カナダ、ドイツ/オーストリア、オランダ/フランス、米国/シンガポール、ドイツ/スウェーデン/デンマーク、ドイツ/クロアチア/オーストリア)1134

 (誤差が出ている国)Aが超過していると非公表の可能性有
 グアム A:3人、B:0人(Aが3人超過)
 ブラジル A:31人、B:30人(Aが1人超過)
 フィリピン A:109人、B:108人(Aが1人超過)
 米 国 A:506人、B:510人(Bが4人超過)

 (A)今回の週間発表で出ているグアムは、(B)毎日発表では、米国として分類されているものと推定されます。
 →結果、ブラジルとフィリピンがそれぞれ(A)1人超過、米国(B)1人超過で誤差が残っています。


水際対策(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kansenkakudaiboushi-iryouteikyou.html#h2_7


空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue

ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 02:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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