厚生労働省(厚労省)は28日、オミクロン株が支配的になっている国・地域からの入国者について、自宅等待機期間(いわゆる隔離期間)を10日間から7日間に短縮することを発表しました。1月29日午前0時から適用となります。
今回の措置は、「水際対策強化に係る新たな措置(26) (オミクロン株に対する水際対策)」として発表されました。
隔離期間は新型コロナウイルス感染症パンデミック以降続けてきた14日間が、無条件に7日間に短縮されることになります。
既に1月15日午前0時から、14日間から10日間に短縮されており、わずか2週間でさらに規制が緩和されることになります。
期間短縮に伴い、「入国後の自宅又は宿泊施設での待機」「待機期間中の健康フォローアップ」「公共交通機関不使用」のいずれも期間が7日間に短縮されます(最も大切な「他者との接触を行わないこと。」が7日間に短縮されるかどうかの言及は発表文中にはありません)。
期間が短縮されるのは、「オミクロン株が支配的になっている国・地域」で、「オミクロン株以外の変異株が支配的となっていることが確認されている国・地域」は対象外(14日間のまま)です。ただ、1月29日午前0時時点では、全ての国・地域が「オミクロン株が支配的になっている国・地域」となっており、全入国者が7日間に短縮されることになります。
オミクロン株は、発症までの期間が短く、症状もこれまでの変異株と比べて軽いとみられることから、今回の措置に踏み切った模様です。
国立感染症研究所から1月27日に発表された「SARS-CoV-2 B.1.1.529系統(オミクロン株)感染による新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査(第3報):新型コロナウイルス無症状病原体保有者におけるウイルス排出期間」分析として、「本結果のみで無症状者のオミクロン株症例におけるウイルス感染動態の全体像を理解することは困難」としながらも、「診断6日目以降、ウイルス分離可能な症例が漸減していき、診断8日目以降にウイルス分離可能な症例が検出されなかったことから、無症状者における感染性ウイルス排出の可能性は、診断6日目から8日目にかけて大きく減少していくことが示唆された。」としている分析があります。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10942-covid19-70.html
それにしても、空港検疫の陽性者数は昨年末から異次元の爆増が止まらない中で、何の根拠説明もなく、突然の緩和。しかも、強化するときはバラバラで三日後から実施とチマチマ遅遅なのに、緩和の時は毎回毎回一律即日。本当に不思議です。
ニュースリリースの中で、「オミクロン株については7日後以降に発症するすり抜け事例は一切無いことから〜」みたいな一文すらも付け加えられないものなのでしょうか、、、。(空港検疫結果でそういう事実ないんでしょうか??)
空港検疫は、いまだ罹患率6%を超える超危険状態が続いています。空港検疫については14日間隔離でも、これまでほとんどエッセンシャルワーカー問題は起きていませんから、今まで通りでも良さそうですが、なぜこの超危険タイミングで立て続けに緩和なのでしょう。
まさか、2年も放置したままの療養ホテル・治療病院不足が理由ではないですよね、、、。
■オミクロン株に対する水際措置の強化 (要旨)(厚労省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/content/000889633.pdf
↑題名間違えてますよ。「強化」じゃなく「弱化」か「緩和」では?
空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue
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