戦慄!すり抜け東京だけで0.2%も

◆戦慄！！　検疫すり抜け東京都での陽性が1月も超爆増　少なくとも168人・少なくとも入国者の0.2%は都内居住のすり抜け者　毎日毎日海外渡航者を確認

一人もいないはずだったすり抜け者、国内居住者と接触しないと誓ったはずなのに「すり抜けて国内居住者と接触した」人が、東京だけで、入国者の0.2%も存在することが明確に！！

新型コロナウイルス密輸を空港検疫で捕捉できず、日本国内で新型コロナウイルス感染症（COVID-19）を発症する事例が各地で多発しています。半分以上状況が把握できていない人がいる中で東京都では1月は少なくとも168人確認され、入国者の0.2%は都内居住のすり抜け陽性者となっています。

■31日間で168人・すり抜け率なんと0.2%
東京都は海外渡航歴有（いわゆる空港検疫すり抜け者）の陽性確認事例を、毎日発表の中で、人数だけ公表しています。1月は31日間で「”少なくとも”」168人も確認されました。2021年以降では最悪最多の数値でした。
すり抜けは本来いないはずで、2021年1月までは一切考慮不要とされていた存在ですから、東京都だけで168人以上も存在するとは異常過ぎます。

「”少なくとも”」としたのは、東京都の発表人数のうち、毎日の発表では、ほぼ陽性者の濃厚接触者として検査した分しか、内容が把握できていないためです。全く新規に発生した場合の数字は調査中となっており、半数以上は詳細確認されてません。
つまり、168人はそのほとんどが、誰かの濃厚接触者ということです。ということは、入国後の自主隔離陽性期間中に168人もの人たちが日本国内にいる誰かと接触してウイルスをばらまいていた＝検疫法違反していたことになります。当然、一緒に入国した家族と言う可能性もありますが、自主隔離中にこんなに多くの人が、日本国内にいる人と接触したウイルス密輸していた＝検疫法違反していたとなると、非常に由々しき問題です。

最長で1月18日着の人がすり抜け陽性になっている可能性は否定できませんが、1月の空港検疫での検査数は80,363件で、今回東京都だけですり抜け陽性168人ですから、東京都で陽性確認されたすり抜け患者は、空港検疫を受けた人の0.2%もいたことになります。異常に多くのすり抜けがいることが分かります。
とにかく多いです。14日間の隔離を絶対にしてほしいことを示すデータになっています。
（1月の罹患率は、日本国内、東京都内ともに0.2%程度でしたから、それと同等の「すり抜け者」がいることになります。戦慄のデータですね。）

この雰囲気は、2020年3月頃によく似ています。あの頃も、国内で見つかる陽性者の3分の1が海外渡航者でした。
中国株の時と同様に、水際対策（特にすり抜け対策）が大失敗だったということが分かります。外国人の新規入国だけ抑えた所でほぼ意味はなく、全員を「強制隔離」できちんと隔離しておかないと、すり抜けを全く防げないことが、またまたはっきりしてしまいました。


■二次感染は不明なので要注意
東京都の場合、公表されているのは海外渡航歴有の人数だけ。しかも、毎日だいたい陽性者の半数以上は「確認中」ですので、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性はあります。
その後追っかけ発表は一切なく、人種や渡航目的、隔離中の外出状況などは当然のように非公表ですが、個人特定に関係ない項目も含め、何も詳細は公表されません。
このため、168人を起因とする濃厚接触二次感染がどれだけあったのかは全く分かりません。
入国者起因の感染者は168人を超えて相当数がいるものと推定されます。要注意ですね。

今日オミクロン株に罹ったあなたは、どの検疫法違反入国者からの第何次感染ですか？？？


それにしても日本の水際対策は、「すり抜けは非常に珍しい事例だ」という考えがあるのか、外国人の新規入国を拒否するだけで、地位協定該当者や日本国籍者に対して全然強制隔離を強化する様子はありません。報道機関もほとんど取り上げず、政府関係者や五輪関係者にいたっては自主隔離もなしで良いとされるほど。
政治家も隔離に関しては全く触れず、検査方法（抗原定量とPCR）の事しか指摘してません。
こんなにはっきりしたデータがあるのに、特に米国に対して、隔離対策をしようとすらしないのは不思議です。

正直、オミクロン株の超拡大は、水際対策の特に隔離・他人との接触回避の面が機能していなかったことによるところが大きいことが、非常に明白になってしまいました。

結果を見れば一目瞭然。
入国者は「”絶対に”」強制隔離しないとダメなんです。

空港検疫でのすり抜けは必ず発生します。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。

入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
超人能力を持った選手かVIPか下々の者かは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
ワクチンを打ったか打たなかったかは関係ありません。
哺乳綱サル目ヒト科ヒト属ヒトなら入国者の属性には全く関係ありません。

入国者は油断して国内にウイルスを密輸している場合ではないです。
国内居住者は油断して自らウイルスをもらいに行っている場合ではないです。
受入者は油断して受け取ったウイルスを国内にばらまいている場合ではないです。
油断して14日以内に他人と接触しウイルスを授受している場合ではないです。

ただただ、14日間の自主隔離をしっかり行いませんか。（こんな時に7日間？）

■東京都で確認されている海外渡航歴有事例（2021年以降発表分）
[2021年]
1月31日間：27人
2月28日間：7人※2/28分の発表は公表無し
3月31日間：12人
4月30日間：22人
5月31日間：18人
6月30日間：15人
7月31日間：51人
8月31日間：51人
9月30日間：12人
10月31日間：10人
11月30日間：5人（112人中）
12月31日間：54人（全陽性701人中の確認中以外314人中＝海外渡航者割合17.2%）
[2022年]
1月1日：2人（全陽性79人中の確認済29人中）
1月2日：1人（全陽性84人中の確認済38人中（38人とも濃厚接触者との発表なので団体入国の1人と確定））
1月3日：1人（全陽性103人中の確認済29人中（29人とも濃厚接触者との発表なので団体入国の1人と確定））
1月4日：5人（全陽性151人中の確認済45人中）
1月5日：13人（全陽性390人中の確認済126人中）
1月6日：8人（全陽性641人中の確認済246人中）
1月7日：7人（全陽性922人中の確認済327人中）
→1月7日間（感染爆発前）：37人（全陽性2,370人中の確認中以外840人中＝海外渡航者割合4.4%）
1月8日：6人（全陽性1,224人中の確認済447人中）
1月9日：10人（全陽性1,223人中の確認済440人中）
1月10日：3人（全陽性871人中の確認済340人中）
1月11日：7人（全陽性962人中の確認済372人中）
1月12日：2人（全陽性2,198人中の確認済711人中）
1月13日：7人（全陽性3,124人中の確認済1,044人中）
1月14日：3人（全陽性4,051人中の確認済1,434人中）
1月15日：4人（全陽性4,561人中の確認済1,476人中）
1月16日：9人（全陽性4,172人中の確認済1,305人中）
1月17日：8人（全陽性3,719人中の確認済1,443人中）
1月18日：4人（全陽性5,185人中の確認済1,764人中）
1月19日：3人（全陽性7,377人中の確認済2,654人中）
1月20日：8人（全陽性8,638人中の確認済3,117人中）
1月21日：9人（全陽性9,699人中の確認済3,510人中）
1月22日：4人（全陽性11,227人中の確認済3,782人中）
1月23日：8人（全陽性9,468人中の確認済3,440人中）
1月24日：1人（全陽性8,503人中の確認済3,175人中）
1月25日：3人（全陽性12,813人中の確認済4,300人中）
1月26日：3人（全陽性14,086人中の確認済4,895人中）
1月27日：4人（全陽性16,538人中の確認済4,665人中）
1月28日：6人（全陽性17,631人中の確認済6,170人中）
1月29日：10人（全陽性17,433人中の確認済5,893人中）
1月30日：4人（全陽性15,895人中の確認済5,746人中）
1月31日：5人（全陽性11,751人中の確認済3,849人中）
→1月31日間：168人（全陽性194,719人中の確認中以外66,812人中＝海外渡航者割合0.25%）
※注意：東京都の発表は、毎日だいたい陽性者の半数以上が「確認中」ですので、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性はあります。（だいたい毎日発表では、濃厚接触で陽性になった人ばかりしか捉えられておらず、新規感染者はほぼ確認中状況です。）

空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue