2022年02月03日

変異株 規制変更2/2変更

◇新型コロナウイルス感染症 変異株起因の入国直後の行動規制 指定国・地域変更 2月2日発表

2月2日、変異株に起因する入国直後の規制について、指定対象国の新規指定、解除を発表しました。
入国直後規制の指定対象国は3か国と1か国の1地域が新規指定、6か国が指定解除になります。


指定対象国の新規指定、変更
新規指定
「水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域」に新規指定となるのは、 カンボジア、キルギス、ブラジル(パラナ州)、ヨルダンからの入国者です。
いずれの国・地域も、3日間の強制隔離開始です。
いずれの国・地域も、2月5日午前0時入国分から適用されます。(水際強化なので数日遅れの遅々適用)

なお、 カンボジア、キルギス、ブラジル(パラナ州)、ヨルダンは、「オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)に対する指定国・地域」に新規指定となります。指定は、1月29日午前0時からです。

解除(特に対応すべき変異株(オミクロン株以外)からの解除)
「水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域」が解除となるのは、ハイチ、ベネズエラからの入国者です。
ハイチは3日間強制隔離、ベネズエラは6日間強制隔離がなくなります。
適用日時は明確に記載されておらず、即時適用と思われます。
現在ハイチ、ベネズエラは、ともに「水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域」の強制隔離対象国ですが、「オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)に対する指定国・地域」には指定されていなかったため、ホテル不足特例により自主隔離+自主検査(抗原定性検査)となっています。今回の変更により完全な7日間自主隔離(自主検査なし)になります。

解除(特に対応すべき変異株以外からの解除)
「水際対策上特に対応すべき変異株以外の新型コロナウイルスに対する指定国・地域」が解除となるのは、ウクライナ、コスタリカ、スリナム、モロッコからの入国者です。
いずれの国も、3日間強制隔離がなくなります。
適用日時は明確に記載されておらず、即時適用と思われます。
現在ウクライナ、コスタリカ、スリナム、モロッコは、ともに「水際対策上特に対応すべき変異株以外の新型コロナウイルスに対する指定国・地域」の3日間強制隔離対象国ですが、ホテル不足特例により自主隔離+自主検査(抗原定性検査)となっています。今回の変更により完全な7日間自主隔離(自主検査なし)になります。


3日間強制隔離の国・地域は、「検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で3日間待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただく」と発表されています。



今回の変更により、強制隔離国なのにホテル不足に起因した特例措置(自主隔離+自主検査(抗原定性検査)になる)国という異常に謎の運用がなくなり、分類が少し単純明快になりました。
全世界の国・地域がオミクロン株支配地域なのに、オミクロン株以外に指定された国・地域があるという、トンチのような非常にややこしい状況もなくなりました。
それにしても、ベネズエラは6日間強制待機指定からいきなり解除、ウクライナは毎日のように空港検疫で陽性者が確認される中いきなり指定解除という謎基準になっています。

そろそろ、
 感染症危険度レベル3(渡航中止勧告・上陸拒否)の国は一律7日間強制隔離
 レベル2(不要不急渡航中止要請・非上陸拒否国)の国は自宅等待機原則(ただし現地感染と空港検疫の急速悪化など結果に応じて7日間強制待機指定する場合あり)
にした方が、差別や偏見、あの国はずるいという感情を生むことなくすっきりすると思うのですが、、、。
外国籍者の新規入国も頑なに禁止をするのであれば、
 感染症危険度レベル3の国は一律禁止
 レベル2の国は原則通常運用(ただし現地感染と空港検疫の急速悪化など結果に応じて禁止する場合あり)
にした方が、差別や偏見、あの国はずるいという感情を生むことなくすっきりすると思うのですが、、、。

何のために感染症危険度レベルを設定しているのか意味不明です。国民に渡航中止勧告や上陸拒否を出すほど感染状態が危険な国と判断しているのに、きつめの入国制限を課さない国がある一方で、渡航中止でも上陸拒否でもないのにきつめの入国制限を課せられる国が出るというダブルスタンダードな状況は異常におかしいです。
こうやって基準と運用がブレていると、クレーマー入国者や検疫法違反する気満々の入国者に格好の理由付けを与えてしまいます。飛沫が感染拡大の最大原因と言われる中で、現場で大声でくだらんクレームを言われ続ける係員が大変ですよね(NHKの特集でも係員が5時間無意味クレームに拘束されてましたね)。
そして、施設が準備できないなら、はやく国際線到着制限や国際線到着週休2日制導入してあげましょう。一休さん使って週休2日+有給活動を広めてる厚生労働省が率先して休まないでどうするんですか。休めと主張はするが自分は休めないなんてトンチじゃないんだから。3.11の時は施設が対応できないからと1か月休んだ上にその後半年間就航制限したという前例もありますから、空港だって施設が休むことに対して誰一人文句言うわけないです。




オミクロン株支配地域は、7日間の隔離が、全入国者が対象です。(現在すべての国・地域が該当)
オミクロン株支配地域以外は、14日間の隔離が、全入国者が対象です。(現在該当なし)
申請などにより10日間で済む例外は、一時休止されています。(3日間で完了という例外は元々ありません)。
2月5日からは、以下のようになります。
・10日間強制隔離:該当無し
・6日間強制隔離+1日間自主隔離:24か国と1か国の7地域
 ・オミクロン株 24地域と1か国の7地域*b
 ・オミクロン株以外*a 該当無し(-1)
・3日間強制隔離+4日間自主隔離:63か国・地域と1か国の6地域
 ・オミクロン株 62か国*b(+3)と1か国の6地域(+1)
 ・オミクロン株以外*a 該当無し(-5)
・10日間強制隔離+4日間自主隔離:該当無し
・6日間強制隔離+8日間自主隔離:該当無し
・3日間強制隔離+11日間自主隔離:該当無し
・14日間自主隔離:該当無し
・7日間自主隔離:上記以外の全世界の国・地域

*a:オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)に対する指定国・地域以外=条件を満たす場合、強制隔離無く、7日間自主隔離+自主検査(抗原定性検査)等となる特例措置中(オミクロン株地域以外ですが、オミクロン株支配地域には該当するややこしい状況)
*b:米国は7地域のみ6日間強制隔離+4日間自主隔離


※上記内容は参考程度に確認いただき、変更内容等は必ず公式発表を確認ください。


水際対策上特に対応すべき変異株等に対する指定国・地域について (要旨)(2/2 厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/content/000883243.pdf
オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)に対する指定国・地域について (要旨)(2/2 厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/content/000883241.pdf


空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue

ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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