やっと「日本人のイメージ、変えちゃおうぜ」批判のタネひとつ終了
2月17日、変異株に起因する入国直後の規制について、指定対象国の新規指定、変更、解除を発表しました。
入国直後規制の指定対象国は、4か国が新規指定、19か国と1か国の3地域が変更、9か国が指定解除になります。
◆指定対象国の新規指定、変更
新規指定
「水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域」に新規指定となるのは、 イラン、オマーン、シンガポール、ブラジル(バイア州)からの入国者です。
いずれの国・地域も、3日間の強制隔離開始です。
いずれの国・地域も、2月20日午前0時入国分から適用されます。(水際強化なので数日遅れの遅々適用)
なお、 イラン、オマーン、シンガポール、ブラジル(バイア州)は、「オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)に対する指定国・地域」に新規指定となります。指定は、2月18日午前0時からです。
変更(隔離期間変更)
隔離期間が変更となるのは、米国(イリノイ州、カリフォルニア州、ニューヨーク州、フロリダ州)からの入国者です。「水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域」かつ「オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)に対する指定国・地域」の地域です。
いずれの国・地域も、強制隔離期間が6日間から3日間に緩和されます。
いずれの国・地域も、2月18日午前0時入国分から適用されます。(緩和なので即日の早々適用)
解除(特に対応すべき変異株(オミクロン株)からの解除)
「水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域」、「オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)に対する指定国・地域」がともに解除となるのは、アンゴラ、エクアドル、エスワティニ、キルギス、クロアチア、ケニア、コロンビア、コンゴ民主共和国、ザンビア、ジンバブエ、タンザニア、ナイジェリア、ナミビア、パナマ、フィンランド、ブラジル(アマゾナス州、マットグロッソドスール州、ミナスジェライス州、リオデジャネイロ州)、ポーランド、ボツワナ、マラウイ、南アフリカ、モザンビーク、レソトからの入国者です。
いずれの国・地域も、3日間強制隔離がなくなります。
いずれの国・地域も、2月18日午前0時入国分から適用されます。(緩和なので即日の早々適用)
今回の変更によりいずれの国・地域も、7日間自主隔離になります。
3日間強制隔離の国・地域は、「検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で3日間待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただく」と発表されています。
オミクロン株発生直後にいきなり10日間強制隔離に指定された南部アフリカ諸国の多くが3か月ぶりに強制隔離解除となりました。空港検疫では南部アフリカよりも数倍も陽性者数が異常になっていた米国や欧州各国、南アジア諸国などは、結局10日間強制隔離にならなかったことから、異常に偏った人種差別的指定状態になってしまっていましたが、やっと強制隔離が解除されるところまできました。
日本人憧れの象徴金髪高鼻CMが、外国人から批判を浴びて大炎上してしまうのが人種差別の難しいところです。そんな大炎上が直接関わった業界が空港です。日本人憧れの象徴が8年前には人種差別と言われる時代です。こういった人種差別にもっと敏感になりましょうというのを実感できる酷い対応でした。日本は隣国同様に人種差別する国だったんだというイメージを外国人に植え付ける、「日本人のイメージ、変えちゃおうぜ」的な状態になっていたのは本当に残念でした。日本人として非常に恥ずべき、ANAがあったら入りたい、そんな人種差別対応から、やっと逃れることが出来、ホッとしました。
そろそろ、
感染症危険度レベル3(渡航中止勧告・上陸拒否)の国は一律7日間強制隔離
レベル2(不要不急渡航中止要請・非上陸拒否国)の国は自宅等待機原則(ただし現地感染と空港検疫の急速悪化など結果に応じて7日間強制待機指定する場合あり)
にした方が、差別や偏見、あの国はずるいという感情を生むことなくすっきりすると思うのですが、、、。
オミクロン株支配地域は、7日間の隔離が、全入国者が対象です。(現在すべての国・地域が該当)
オミクロン株支配地域以外は、14日間の隔離が、全入国者が対象です。(現在該当なし)
申請などにより10日間で済む例外は、一時休止されています。(3日間で完了という例外は元々ありません)。
2月13日からは、以下のようになります。
・10日間強制隔離:該当無し
・6日間強制隔離+1日間自主隔離:13か国
・オミクロン株 13か国と0か国の0地域*b(-4)
・オミクロン株以外*a 該当無し
・3日間強制隔離+4日間自主隔離:50か国・地域と1か国の4地域
・オミクロン株 50か国*b(-18)と1か国の4地域(-3)
・オミクロン株以外*a 該当無し
・10日間強制隔離+4日間自主隔離:該当無し
・6日間強制隔離+8日間自主隔離:該当無し
・3日間強制隔離+11日間自主隔離:該当無し
・14日間自主隔離:該当無し
・7日間自主隔離:上記以外の全世界の国・地域
*a:オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)に対する指定国・地域以外=条件を満たす場合、強制隔離無く、7日間自主隔離+自主検査(抗原定性検査)等となる特例措置中(オミクロン株地域以外ですが、オミクロン株支配地域には該当するややこしい状況)
*b:米国はすべての地域が3日間強制隔離になりました。
※上記内容は参考程度に確認いただき、変更内容等は必ず公式発表を確認ください。
■水際対策上特に対応すべき変異株等に対する指定国・地域について (要旨)(2/17 厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/content/000883243.pdf
■オミクロン株(B.1.1.529 系統の変異株)に対する指定国・地域について (要旨)(2/17 厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/content/000883241.pdf
空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue
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