2022年03月03日

戦慄!すり抜け東京だけで0.13%も

◆戦慄!! 検疫すり抜け東京都での陽性が2月も多いまま 少なくとも95人・少なくとも入国者の0.13%は都内居住のすり抜け者 毎日のように海外渡航者を確認

一人もいないはずだったすり抜け者、国内居住者と接触しないと誓ったはずなのに「すり抜けて国内居住者と接触した」人が、東京「”だけ”」で、入国者の0.13%も存在することが明確に!!


新型コロナウイルス密輸を空港検疫で捕捉できず、日本国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症する事例が各地で多発しています。半分以上詳細が把握できていない人がいる中で東京都では1月は少なくとも95人確認され、入国者の0.13%は都内居住のすり抜け陽性者となっています。

28日間で95人・すり抜け率なんと0.13%
東京都は海外渡航歴有(いわゆる空港検疫すり抜け者)の陽性確認事例を、毎日発表の中で、人数だけ公表しています。2月は28日間で「”少なくとも”」95人も確認されました。
すり抜けは本来いないはずで、2021年1月までは一切考慮不要とされていた存在ですから、東京都だけで95人以上も存在するとは異常過ぎます。

「”少なくとも”」としたのは、東京都の発表人数のうち、毎日の発表では、ほぼ陽性者の濃厚接触者として検査した分しか、内容が把握できていないためです。全く新規に発生した場合の数字は調査中となっており、半数以上は詳細調査がされてません。
つまり、95人はそのほとんどが、誰かの濃厚接触者ということです。ということは、入国後の自主隔離陽性期間中に95人もの人たちが日本国内にいる誰かと接触してウイルスをばらまいていた=検疫法違反していたことになります。当然、一緒に入国した家族と言う可能性もありますが、自主隔離中にこんなに多くの人が、日本国内にいる人と接触したウイルス密輸していた=検疫法違反していたとなると、非常に由々しき問題です。

最長で2月15日着の人がすり抜け陽性になっている可能性は否定できませんが、2月の空港検疫での検査数は70,940件で、今回東京都だけですり抜け陽性95人ですから、東京都で陽性確認されたすり抜け患者は、空港検疫を受けた検体数の0.13%もいたことになります。異常に多くのすり抜けがいることが分かります。
とにかく多いです。入国後少なくとも7日間の隔離を絶対にしてほしいことを示すデータになっています。

東京のこの数字を見ると、外国人の新規入国だけ抑えた所でほぼ意味はなく、入国者の全員をきちんと隔離しておかないと、すり抜けを全く防げないことが、またまたはっきりしてしまいました。


二次感染は不明なので要注意
東京都の場合、公表されているのは海外渡航歴有の人数だけ。しかも、毎日だいたい陽性者の半数以上は「確認中」ですので、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性はあります。
その後追っかけ発表は一切なく、人種や渡航目的、隔離中の外出状況などは当然のように非公表ですが、個人特定に関係ない項目も含め、何も詳細は公表されません。
このため、95人を起因とする濃厚接触二次感染がどれだけあったのかは全く分かりません
入国者起因の感染者は95人を超えて相当数がいるものと推定されます。要注意ですね。

今日オミクロン株に罹ったあなたは、どの検疫法違反入国者からの第何次感染でしたか???



それにしても日本の水際対策は、「すり抜けは非常に珍しい事例だ」という考えがあるのか、外国人の新規入国を拒否するだけで、地位協定該当者や日本国籍者に対して全然強制隔離を強化する様子はなく、結局3月1日からは隔離期間が大幅緩和されてしまいました。
報道機関もほとんど取り上げていませんが、正直、オミクロン株の国内での超拡大は、水際対策の特に隔離・他人との接触回避の面が機能していなかったことによるところが大きいことが、非常に明白になってしまいました。

結果を見れば一目瞭然。
入国者は「”絶対に”」強制隔離しないとダメなんです。


空港検疫でのすり抜けは必ず発生します。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。

入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。

入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
超人能力を持った選手かVIPか下々の者かは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
ワクチンを打ったか打たなかったかは関係ありません。

哺乳綱サル目ヒト科ヒト属ヒトなら入国者の属性には全く関係ありません。
(もしかしたら馬鹿なイエローモンキーは違うのかもしれません)


入国者は油断して国内にウイルスを密輸している場合ではないです。
国内居住者は油断して自らウイルスをもらいに行っている場合ではないです。
受入者は油断して受け取ったウイルスを国内にばらまいている場合ではないです。

油断して入国後少なくとも7日以内に他人と接触しウイルスを授受している場合ではないです。

ただただ、少なくとも7日間の自主隔離をしっかり行いませんか。


東京都で確認されている海外渡航歴有事例(2021年以降発表分)
[2021年]
1月31日間:27人
2月28日間:7人※2/28分の発表は公表無し
3月31日間:12人
4月30日間:22人
5月31日間:18人
6月30日間:15人
7月31日間:51人
8月31日間:51人
9月30日間:12人
10月31日間:10人
11月30日間:5人(112人中)
12月31日間:54人(全陽性701人中の確認中以外314人中=海外渡航者割合17.2%)
[2022年]
1月31日間:168人(全陽性194,719人中の確認中以外66,812人中=海外渡航者割合0.25%)
2月1日:0人(全陽性14,445人中の確認済4,427人中)
2月2日:2人(全陽性21,576人中の確認済7,434人中)
2月3日:5人(全陽性20,679人中の確認済6,781人中)
2月4日:3人(全陽性19,798人中の確認済6,765人中)
2月5日:8人(全陽性21,122人中の確認済7,376人中)
2月6日:5人(全陽性17,526 人中の確認済6,426人中)
2月7日:0人(全陽性12,211人中の確認済8,125人中)
2月8日:10人(全陽性17,113人中の確認済5,852人中)
2月9日:8人(全陽性18,287人中の確認済6,944人中)
2月10日:5人(全陽性18,891人中の確認済6,892人中)
2月11日:5人(全陽性18,660人中の確認済6,955人中)
2月12日:6人(全陽性11,765人中の確認済4,561人中)
2月13日:1人(全陽性13,074人中の確認済4,807人中)
2月14日:0人(全陽性10,334人中の確認済3,478人中)
2月15日:4人(全陽性15,525人中の確認済5,623人中)
2月16日:6人(全陽性17,331人中の確認済6,703人中)
2月17日:4人(全陽性17,864人中の確認済7,009人中)
2月18日:7人(全陽性16,129人中の確認済6,496人中)
2月19日:1人(全陽性13,516人中の確認済5,255人中)
2月20日:1人(全陽性12,935人中の確認済5,291人中)
2月21日:0人(全陽性8,805人中の確認済3,240人中)
2月22日:3人(全陽性11,443人中の確認済4,380人中)
2月23日:1人(全陽性14,567人中の確認済5,978人中)
2月24日:1人(全陽性10,169人中の確認済4,228人中)
2月25日:5人(全陽性11,125人中の確認済4,330人中)
2月26日:0人(全陽性11,562人中の確認済4,696人中)
2月27日:4人(全陽性10,321人中の確認済4,269人中)
2月28日:0人(全陽性9,632人中の確認済3,712人中)
→2月28日間:95人(全陽性416,405人中の調査中以外158,033人中=海外渡航者割合0.06%)

※注意:東京都の発表は、毎日だいたい陽性者の半数以上が「確認中」ですので、実際には海外渡航者が出ている人数の倍程度いる可能性はあります。(だいたい毎日発表では、濃厚接触で陽性になった人ばかりしか捉えられておらず、新規感染者はほぼ確認中状況です。)


STAY HOME NOW, FLY LATER

ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 01:00| 東京 ☔| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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