3月1日から、一部の入国者について、入国直後の公共交通機関利用の制限がなくなりました。
空港から出る公共交通機関に、感染悪化国等から入国してきた直後の入国者が乗ることができるようになり、鉄道やバス利用者のリスクが急激に高まっています。
そこで、国内線搭乗や買い物・飲食等による国内型経済支援で空港を利用した後、入国直後の入国者と接触しないよう、国際線到着空港から出来るだけ安価に安全に抜け出す方法を考えます。
第2回は東京国際空港編です。
■京急大師線を活用
羽田空港>>(タクシー)>>小島新田駅>>(京急大師線)>>川崎>>(JR線)>>都心・横浜へ
東京国際空港(羽田空港)からは、鉄道もバスも羽田空港を拠点とした路線であるため、成田の東成田駅活用のような方法がとれません。
そんな中で入国直後入国者との接触を低減する最も手軽なひとつの方法は、京急大師線の活用です。
京急大師線は羽田空港の多摩川対岸を通る鉄道です。
国内線用の第1、第2の各ターミナルからだと、まず空港を出るまでに徒歩1時間ほどかかってしまうので、タクシーで向かうことをお勧めします。第2ターミナルから小島新田駅までは約8キロです。
小島新田からは京急川崎まで京急大師線を利用します。ここから京急線に乗り換えると、羽田空港直通便をメインに入国直後の入国者と接触する可能性があるので、JR線(東海道線、京浜東北線)へ乗り換えることをおススメします。
JR線乗り換えでも南武線の場合は、川崎から先は条件は一緒で、入国直後の入国者との接触回避は難しいです。
時間はかかりますが、川崎からは五反田行のバスもあります。さすがに空港から川崎駅経由で五反田に向かう人いないと思われますので、入国直後の入国者との接触回避の一つの方法として活用できます。
■天空橋駅始発のバスを活用
羽田空港>>(タクシー)>>天空橋駅>>(バス)>>蒲田>>(JR線)>>都心へ
天空橋駅始発のバスを使うという方法もあります。
天空橋駅からは始発便で蒲田駅行のバスが出ています。
天空橋駅までは、国内線用の第1、第2の各ターミナルから徒歩だと1時間ほどかかってしまうので、タクシーで向かうことをお勧めします。
無料連絡バスの利用を気にしない(第3→第1→第2間で入国直後の入国者が利用するので、彼らが乗車10分ほどの間に吐き出した空気が入れ替わらないままのバスに乗ることになります)のであれば第3ターミナルまでは到達できますので、ターミナルの中に入らずにそこから天空橋駅まで歩くことでバスに乗ることが可能です(徒歩約20分程度)。
蒲田まで出られれば、JR京浜東北線へ乗り換えられます。京浜東北線の品川-横浜間の各駅は、京急線でも到達が可能なので、入国直後の入国者が利用することはほぼありません。むしろ、品川から先、横浜から先は、京急線から乗り換えてくる入国直後の入国者がいる可能性があるので要注意です。
様々な人がいるとは思いますので、完全な接触回避にはならないですが、新宿方面へ行く場合には、品川で乗り換えるぐらいなら、大井町でりんかい線・埼京線に乗り換えた方が、入国直後の入国者の数は少ないでしょう。
また、蒲田駅から東急線へは、入国直後の入国者がいる可能性があるので接触低減にはなりません。
東急沿線に行く場合には、京浜東北線で大井町まで行き、そこから大井町線乗り換えも一つの手になります。
3月12日以降は、天空橋駅と大師橋駅を結ぶバス路線も運行開始される予定です。このバスを活用すれば、前述の京急大師線活用案でのタクシー代節約も可能です。
また、天空橋駅からは浮島バスターミナルへの路線バスも運行される予定ですので、浮島バスターミナルで木更津方面へのバスに乗り換えることもできるようになります。
これらのバス路線を上手に活用したいですね。
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諸外国よりも感染状況を抑え込むのに協力を続けている日本国内にいる人が、入国者を考慮して動かなくてはならないのは何とも残念な事態です。
国内でまん延したウイルスを日本国内の住人同士でうつし合うのは仕方のないことですが、外来の持ち込みウイルスはやり方によっては最大限回避が可能なはず。余計なウイルスをうつされるリスクを低減する感染対策を行ったうえで、経済に貢献していきたいですね。
STAY HOME NOW, FLY LATER